皆様、本当に本当に、ありがとうございます!!

なんと、目標額を達成することができました。

 

インドでの上映、パレスチナ、イスラエルでの上映、ネパールでの上映などの担当者も決まり、スペイン語、フランス語の翻訳をやるよ!とのご提案もいただきました。

シドニー、メルボルン、フランスの映画祭で発表してほしいというオファーもいただき、確実に広がりを感じています。

国内では自主上映や、「好きな時に、好きな仲間と映画が見れる」逆指名上映会のスタイルでの上映活動が広まりました。

本当にレディーフォーで、みなさんが応援してくださったおかげです。本当にありがとうございます。

映画を通じて、国境や年齢、性別、政治党派を超えた、平和を求めるうねりが生まれています。「サダコの鶴」は、まるで歴史や経験思いをあつめて、この時代をうねる生き物です。これは映画を通じた、世界を平和に導く社会実験です。

 

この映画の一番の目的は、折鶴の少女サダコさんの体験を通じて、

広島、長崎に米軍が落とした原爆とはなんなのか、

人々がどんな被害を受けたのか 本当の歴史を伝えることです。

 

【広島で、米軍医師が被爆者の方にしたこと】

 

1945年8月6日、広島に落とされた原爆。8月9日には、長崎に原爆が投下されました。放射能を含んだ原子力爆弾が実戦で使われたのは、世界で初めて。

7000度の熱波が町を焼き尽く、20万人以上の方が亡くなり、残留放射能による原爆症で多くの方々が苦しみました。佐々木禎子さんが白血病になったのは被ばくから10年後。12歳の時でした。

 

多くの被爆者の方は、アメリカが設立した軍の医療施設ABCC(現在は放射能の影響を研究する 放影研)の医師たちによって、様々なデーターを収集されました。

 

裸にして、前後左右の写真や動画を撮影する。女性も男性も性器の異変を観察された方もいる、血を抜く、レントゲンをあてる・・・。それらのデーターは、確かに医療の貢献役立った部分はあるのかもしれません。ただ、それらの結果によって、その場で被爆者の方々が治療されることはなかったのです。

どこで、だれが黒い雨にあたり、被ばくの直後でうまれた新生児はどこにいるのか、すべてのデーターが今もABCCの中にあり、今も被爆二世、三世の方々に対するデーター収集は続いています。(さすがに今はそこまで人権を侵害する診察方法はしてないと思いますが)

 

12歳のサダコさんもまた、裸にされ、診察を受けました。兄の雅弘さんの本でその記述を読んだ時に、同じ年の娘を持つ私は強い怒りを感じました。

被爆者の方火傷の様子などがわかるカラー動画を、米軍は集めていました。

 

我々はモルモットじゃない。いついかなる時代 どこの国であっても子どもや女性、人々に対して、核兵器を落とすべきではないし、そんな風に人権をはく奪した形で調査などしてはいけない。

 

しかし、その事実を、多くの日本人は、知らないし、その結果多くの外国人の方も知らないのです。

被爆者の当事者の方々は、ご高齢となり、証言をしていただける方は減っていきます。戦争の真実を私たち日本人が、70年の祈念に、形にしなければならないと強く思いました。

 

今回、関西の病院のサポート、俳優のジリ・ヴァンソンさん、ロレンツォ・マッサさん、「月桃の花」歌舞団の冨田さん、女優の本田尚子さん、スタッフの樽本さん、古村さんのお力をお借りして、ABCCでの診察のシーンを再現ドラマとして撮影することができました。私が知る限り、ドラマで再現したのは、初めてではないでしょうか。ちなみにカメラも、当時のものを手に入れ、時代性を再現しました。(大変だったー)

「標本番号 と書いてあるカルテを受け取り、ショックを受ける中山さん、サダコ」

そしてできたのが、この奇跡のシーンです。

最初、私は怒りから、悪魔のような医師を表現しようとしていました。

しかし、現場に入り、役者であるジリ・ヴァンソンさん、ロレンツォマッサさんと対話する中で、「冷酷な実験を追及する医師」「人間の心をもって、少女を裸で撮影することに、罪悪感を感じる医師見習い」という二つのキャラクターを作り上げることになりました。

「サダコササキ、彼女はいいサンプルだ」と不敵な笑いを見せるジリさんに対して、スイス人のロレンツォさんは、本当に動揺した表情をしてくれました。

実際に当時のアメリカの医療組織でも、様々な人がいたのではないでしょうか。

戦後70年、アメリカ軍からさまざまな貴重なカラー映像が公開されまた。その映像を見ていると、やけどや筋肉の移植施術を淡々と撮影しながら、時々人間的な動揺を被爆者の方を撮影するときにカメラマンがしているのではないか、と思うことがありました。

 

24歳のスイス人であるロレンツォさんは、仕上がった映画を泣きながら見てくれました。

 

「この映画に出演して、戦争がいかに人を人でないようにしてしまうものかを学んだ。「サダコの鶴」を世界中の人たちにみてもらいたい。世界から戦争をなくすのは大変なことだけれど、僕らは映画「サダコの鶴」を通じて、見てくれた人々を変えられるかもしれない。これは大きな変化の始まりなんだ!」

 

とフランス語翻訳を行ってくれることになりました。

ありがとう。ロレンツォさん♡

 

 

フランスからは映画祭のご紹介のご相談もいただいています!

サダコの鶴が、各地で、奇跡を起こす予感です。