プロジェクト概要

2018年3月末で廃線となる「JR三江線」全35駅が日常に当たり前に存在した姿を収めた写真集を出版したい!

 

みなさんこんにちは。「鉄道旅行家」の山田将史(やまだまさふみ)と言います。中学1年生の頃に「知識を実践で試したい」「まだ乗ったことのないところ、行ったことのないところに全部行きたい」という思いから鉄道旅行を始めました。高校3年生のときには、豪雨で被災した只見線以外のJR全線99%の乗車率を達成しています。

 

活動を始めて丸10年、全国を旅する傍ら、見届けてきたものがあります。それが、なくなっていく駅や路線、「廃駅」「廃線」を迎える直前の最後の姿です。2018年3月にも、35駅を擁する路線が姿を消します。それが広島県と島根県を結ぶ、最初の区間が開業してから88年、全通からは43年の歴史を持つJR西日本の「三江線」です。

 

廃線になれば、ほとんどの駅はやがて解体されてしまいます。町の風景の一部として溶け込んでいた、人々が集う駅は過去のものへと移り変わります。そんな駅のなくなる前の最後の姿を、これからを生きる人々に残したい……。そんな思いで、「三江線」の全駅を記録する写真集をつくります。

 

写真集を完成させるためには、55万円の費用が必要です。廃止される路線は待ってはくれません。なくなる前にしか見ることができない三江線の姿を収め、残していくために、お力を貸していただけないでしょうか?

 

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廃線となる路線や駅にも多く訪れてきました

 

 

車を運転できない高齢者や学生の移動手段として地域を支えていましたが、道路整備が進んだことで2018年3月の廃線が決定しました。

 

三江線は、島根県江津市の江津駅から広島県三次市の三次駅を結ぶ路線で、全35駅のうち駅員がいる駅は両端の駅のほかに2駅だけ。残りは全て無人駅で、全長108.1kmの沿線にコンビニはたった2軒しかありません。

 

大きく3つの区間に分かれ、両端の江津、三次からそれぞれ建設が始まり、江津~浜原は「三江北線」、口羽~三次は「三江南線」、間の浜原~口羽(通称三江中線)が開業したことで「三江線」として1つになりました。三江北線は、戦前から運行されており、蒸気機関車が活躍していた頃の写真も残っています。


国鉄がJRに変わった30年前、一度三江線は廃止になりかけましたが、「代替となる道路が整備されていない」という理由で廃線を免れました。けれど、次第に道路整備が進み、鉄道の利用者は車を運転できない高齢者や学生が中心となりました。本数が少なく不便な鉄道を利用する人は少なく、利用者は90%も減ってしまいました。そして、2018年3月の廃線がついに決定してしまいました。

 

三江線は1日に4~5本の運行です

 

 

多くの人にローカル線を取り巻く廃線問題を知っていただくために、三江線の全駅ひとつひとつを訪問し、消えゆく最後の姿を写真に残してきました。

 

「鉄道旅行家」として、将来的には全ての駅で乗下車したいと思っていました。しかし、次々と廃止される路線は待ってはくれません。廃線が決まると「必ず列車で降りて列車で帰る」をモットーに、今はもう無い91の駅の最後の姿を見てきました。

 

三江線は、1日に下りは2本、上りは3本しか列車がとまらない秘境駅として有名な「長谷」駅をはじめ、多くのファンが詰めかける有名ローカル線です。しかしそんな路線も、日々の利用者がいなければ運営することはできません。日本全国に取り残された多くのローカル線も、人口減少により、これから廃線の危機を迎えなければなりません。

 

「多くの人が鉄道をとりまく問題について考えるきっかけがあれば、少しでも多くの路線や駅を次の世代に残せるかもしれない。どうすれば多くの人に知ってもらえるだろうか……?」そんな思いで2017年7月、三江線の廃止を控え35駅ひとつひとつを訪問し、消えゆく最後の姿を写真に残してきました。

 

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2016年に北海道で8つの駅が廃止されたとき発刊した「北海道の廃駅2016」
廃駅それぞれを多彩な角度から収め、旅行記とともに綴りました

 

 

「駅」を中心に鉄道風景を見つめる写真を収め、在りし日の景色に思いを馳せると一駅一駅の情景がよみがえってくるような写真集としたい。

 

鉄道の写真集は、既にいろいろなものが出版されて書店に並んでいますが、ほとんどは「列車」を対象に撮影されたものです。けれど私は「駅」を中心に鉄道風景を見つめています。それは人々が鉄道を利用するとき、まず集うのが「駅」だからです。今では利用者が少なくなった駅も、かつては多くの住民で賑わっていました。駅に降り立ってみると、その頃の面影を感じ取ることができます。

 

三江線の運行本数は1日に4~5本という世界。全35駅を列車で巡るにあたり丸1週間かかりました。山と川に挟まれた「日本の原風景」とも呼べる場所でのどかな時間を過ごしていました。

 

これから三江線が廃止になったあと何年かが過ぎ、ふと在りし日の景色に思いを馳せる日が来るかもしれません。そんなとき、この写真集を手に取ることで一駅一駅の情景がよみがえってくる、そんな一瞬のために、今ここに35の駅が生きている姿を「写真集」という形で一つにしたいのです。

 

そんな美しい風景を語り継いでいきたいのですが、自主制作の書籍では流通や発行部数に限度があり、より広く、より多くの人に失われていく鉄道の現実を知ってもらうには「商業出版」として出版社を経由して発行するほうが確実です。けれど商業出版には課題があり、特に製作費として数十万円の資金がかかることは大きな壁となっています。そこで、皆様からのご支援を200冊の写真集として形にし、全国に送り届けたいのです。

 

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無人駅の待合室の様子

 

 

やがて解体されてしまうことになる、人々を見つめてきた一駅一駅の最後の姿をいつまでも残していきたい。

 

鉄道好きで旅行する方も、路線の一つ一つの駅に降りてみる、という経験は少ないのではないでしょうか。私も取材を通して降りてみて初めて見つけた景色や、乗っていただけでは分からなかった町の様子を感じることができました。

廃線になれば、ほとんどの駅はやがて解体されてしまいます。町の風景の一部として溶け込んでいた、人々が集う駅は過去のものへと移り変わります。そんな駅のなくなる前の最後の姿を、これからを生きる人々に残したい……。そんな思いで、全駅を訪れた記録と記憶を編集していきます。

 

利用者を増やし、廃止を取りやめさせる、残念なことにそれほど大きなことは誰の手にもできません。けれど、だからこそ、廃線が間際になって多くの人に愛され最後の花道を飾ろうとしている三江線の今の景色を末永く残していきたいと思っています。この地に鉄道があったという証を、一冊の本に、そしてみなさんの心に届けられるよう、ぜひ、応援をよろしくお願いします。

 

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三江線と利用者の方の記憶をのこす写真集づくりのため、ご協力をお願い致します。

 

 

リターンについて 各アイテムの詳細説明

 

完成した写真集をみなさまの元にお届けします!

10000円以上の支援をくださったみなさまには、完成した写真集「三江線 全駅訪問」をお届けします!

三江線は2018年3月末をもって廃線となりますので、それまでに写真集を完成させみなさまにお届けできるよう準備を進めています。

一通りの取材は既に終えており、出版社との打ち合わせも順調ですのでみなさまの支援により制作資金さえ集まれば、2018年2月~3月上旬にはお届けできる見込みです。

また、より多くの支援をいただける方には、掲載写真の大判加工や、東京で開催予定の三江線トークイベント参加といったプランをご用意しております。(更に多くの支援を集めることができれば、現地島根でのイベント開催が実現できるかも……!?)

更に目玉企画として、150000円の支援をくださった方には、著者である私・山田将史とともに、三江線の有名駅「宇都井」「長谷」のほか、私が選んだおすすめ駅を巡るツアーにご参加いただけます!

こちらのツアーは広島駅集合・3月上旬の2泊3日を予定しており、広島から現地までの交通費や宿泊費などが含まれていますので追加のツアー代金は必要ありません。
(解散は現地を予定しています。行きの広島まで及び帰りの現地からの交通費については各自でご負担ください。また、現地の方向けに三次出発などの調整にも応じます。)

※三江線では、大雪による災害のため現在大部分の区間で運休しており、運転再開時期は未定です。催行予定日までの復旧が見込めない場合、日程の変更や行程の大幅な縮小をさせていただく可能性があります。

今、三江線は多くのファンが詰めかけており大変な混雑となっています。ツアーのプランは鉄道旅行の専門家が、なるべく快適に移動できる時間帯や現地の宿を選び、列車で各駅を訪れるという今ここでしか味わえない経験をみなさまにお届けします。

 

 


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