三陸人:大槌刺し子プロジェクトのみなさん

会える場所:大槌町

 

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大槌復興刺し子プロジェクトとは、大槌の仮設住宅で暮らすお母さんたちを中心に、刺し子と呼ばれる技法を使った商品を作成し、販売するプロジェクト。発案者である吉野和也さんは、震災のとき、東京のIT系会社に勤めていた。5月に大槌の避難所をまわり、困っていることを聞いて歩いた。すると、「やることがないのが辛い」「仕事がない」などの声が多かったという。やることがないと、悲惨な現実に目を向けるしかなくなる。東京の仲間たちと相談し、裁縫道具と布があればできる、「刺し子」の技術を使った商品を考えてみてはどうだろうかと、試しに商品を作ってHPで販売したところすぐに売り切れた。これだったらいけるかも?と、避難所のお母さんたちに呼びかけ、刺し子プロジェクトをスタートさせた。

 

吉野さんに出合ったのは、はじめて大槌を訪れた4月のことだった。なんてキラキラした目で話す人だろう、と思った。大槌にくるためになんの迷いもなく、「そうすべきだと思ったから」と前に勤めていた会社を辞めたことを聞き、驚いた。当初は独自に支援金を集めていたが、NPOテラ・ルネッサンスという支援団体のスタッフとして活動することで、負担も減り、よりプロジェクトをシステム化することもできた。

 

インターネット販売やイベントの出店で、毎月、150万円ほどの売り上げがあるという。刺し子のアルバイト代で、温泉旅行に行くのを楽しみにしているお母さんや、「ここにくると、みんながいるから楽しいのよ」と言っていた女性もいた。今では刺し子に参加している方たちは150人ほどいるという。刺し子が大槌を代表する工芸品として、すでに認知され始めている。

 


<参考>
大槌刺し子プロジェクトHP: http://tomotsuna.jp/

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