こんにちは、木楽舎・広島オフィスのクサマです。廃校リノベにはじまり、「ひろしま さとやま未来博2017」は開催に向けて盛り上がってきています! みなさん、自分はどんなふうに参加しようか、考えたり既に実行されたりしているところではないでしょうか。

 

そんな中、今回はシンボルプロジェクト総合監修・指出一正さん(月刊『ソトコト』編集長)と、ココロザシ応援プロジェクト総合監修・山崎亮さん(コミュニティデザイナー)のおふたりに、未来博への想いを伺いました。未来博を通じて、広島のさとやまにどんなことが起こっていくのでしょうか? 少し長いですが、必読の対談インタビューです!

 

――指出さんと山崎さんが考える、「さとやま」の魅力とは何でしょうか。

 

●指出 「穏やかな山々と人々の暮らしの風景は、まるで映画に出てきそうですよね。さとやまは人と人がつながるスピードが速く、「関わりしろ」のあるシチュエーションが多い。だからこそ、ただ消費する、通過するのではなく、体験して、共有して、仲間になっていく愉快さがあります。ただの通りすがりの人としてではなく、自分の名前を覚えてくれる心温かい人たちが、みなさんのことを待っています。」

 

●山崎 『従来の「里山」はかつての森林生活を表しますが、ひらがなで書かれた「さとやま」は新しい2つの概念も含んでいると思います。1つは自分で主体的に地域に関わって、身の回りにあるものは何でも工夫して使ってしまおうという精神。2つ目は、そうした資源を独り占めするのではなく、周りや未来のためにも長く使えるようにするということ。このようなさとやま的生き方を楽しんでいる人を見たり、体験してもらう場が未来博なのだと思っています。』

 

――この未来博を開催することで、県内や全国にどのような影響があると思いますか。

 

●山崎 『広島のみなさんは市民球場に象徴されるように、自ら動き出して貪欲に環境にアプローチして、持続可能なことを考えていく姿勢をお持ちなのではないでしょうか。未来博は、それをさとやまで発揮する機会かもしれません。』

 

●指出 「中山間地域の課題は各地の行政や、そこに暮らす人たちがいい形で解決したいと思っています。そんな中、広島で全域を挙げて、これまでにない人数の人たちが、さとやまの魅力や活性化に関わり、いい化学反応を起こすことは、日本の問題解決のヒントやお手本がたくさん生まれることになるでしょう。これまで見過ごされてきた「さとやま」という価値観が、若い世代や、知らない人たちに発見されることの大切さが広がると思っています。」

 

――未来博の参加者に、どのようなメッセージを伝えたいですか。

 

●山崎 『何かに参加して楽しむことは、生きがいが生まれるので、実は健康になるのだということ。キーワードは「参加」です。自分が関わっているプロジェクトに参加したり、おもてなしをしたり。見に来ることも参加の一段階です。プロジェクトに参加している人が健康で生き生きしている姿を多くの人に見てもらいたいし、全国に広がってもらいたいですね。』

 

●指出 「未来をつくることは、誰もが関われることです。この未来博を通じて、さとやまの魅力と文化、そしてそこに暮らす人たちの温かさを知ることは、自分のかけがえのない心の糧になると思います。」

 

《さしで・かずまさ》
1969年群馬県生まれ。ソーシャル&エコマガジン『ソトコト』編集長。広島県では「ひろしま里山ウェーブ拡大プロジェクト」全体統括メンターとしても活躍。

 

《やまざき・りょう》
1973年愛知県生まれ。株式会社studio-L代表、東北芸術工科大学教授。コミュニティデザインの第一人者として、全国各地で先進的なプロジェクトを手がけている。

 

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