
支援総額
目標金額 5,000,000円
- 支援者
- 158人
- 募集終了日
- 2016年10月7日
【特別対談】石井光太×安田菜津紀が伝えたいこと ②
こんにちは、セカイ・メディアラボ事務局の古田亜以子です。
石井光太と安田菜津紀の特別対談。第1回は、2人の出会いや今の仕事に就くきっかけとなった10代の「体験」をお話しました。
引き続ぎ、第2回をお楽しみください!

プロジェクトの始まりは
貧困をテーマにした
「貧困博物館」
安田:そもそもは、世界の貧困問題を「博物館」という形で伝えられないかと話していたんですよね。それが紆余曲折あって、VR(バーチャル・リアリティ)にたどり着きました。その過程は、私ももちろん共有しているんですが、石井さんから説明していただけますか。
石井:数年前に、『はだしのゲン』を学校に置くか置かないかという議論がありました。それが良いか悪いかは別として、僕はあの漫画は学校に置くべきだと思います。なぜなら、子どもたちが知るきっかけを大人が奪ってはいけないし、まずは、そこに存在していることが大切。それがどれだけたくさんあるかが、社会の豊かさに比例すると考えるからです。
僕が「貧困博物館」をつくってみたいなと思ったのは、世界の貧困がここまで大きな問題になっているにも関わらず、日本国内にはそれを見て体験できるチャンスが少ないと感じたから。恐竜、寄生虫、鉄道など、日本にはいろんな種類の博物館があるにも関わらず、です。そういった意味では、日本の社会は貧しいなと。だったら、僕自身がつくってしまおうと。
といっても現実的に、ハコモノを作るのはそう簡単なことではありません。さらに言えば、博物館は“その場”に足を運んでもらわなければならない。東京につくると、地方の子どもたちはそう簡単にはアクセスできません。
それよりも、僕が全国の子どもたちのところに出向いて、貧困について一緒に考えていきたい。そのために有効なツールを考えていて、たどり着いたのがVRだったんです。
2016年はVR元年で、まさに今、日本で注目されている技術です。VRは360度の映像を見ることができて、振り返ったり、上下、左右を向くことで視点を変えることができる。自分たちの意志で「体験」できる可能性を秘めたメディアです。そんなVRという最新技術を使えば、“貧困博物館構想”をハコにこだわらず、教育現場に広めていけると確信しました。
日本の子どもたちに
VR映像を通じて
「体験」してほしいこと
安田:石井さんも私も、これまで世界のいろいろなところを取材させていただいています。今回はJIM-NETのみなさんの協力を得て、その中から最初の舞台をイラクに決めました。
私も今年すでに何度か伺っていますし、石井さんも過去に取材されています。最近は難民問題がフォーカスされていますが、イラクのどんな部分を日本の子どもたちに伝えたいと考えていますか。
石井:よくこういう話をすると、「悲惨な映像だけを取り上げるのか」と思われがちです。しかしどの現場に行っても驚くことは、悲惨に思われる現場の中にも、当たり前のように日々を生きている人がいるということ。食べ物もろくにない地域に行っても、若い男女がデートをしていたり、楽しそうに団らんしていたりしている一家がいる。彼らは私たちと同じ“日常”を生きているのだという現実に、自分の想像が打ち砕かれるのです。
日本で開発途上国の辛い現場ばかり見せられると、見たくないと思うのは当然だし、自分とは遠い世界の話だという発想になってしまいます。僕がVRで感じてほしいのは、どんな現場でも、360度の視点の先に自分の想像とは違うものがあるということです。
今回はイラクという一つの場所を通じて、いろいろな日常や人々の幸せをVR映像で見て、戦争とは、生きるとは、そして幸せとはなんなんだろうと、みんなで考えていけたらと思っています。
(続く)

リターン
3,000円
プロジェクトメンバーからお礼のメッセージ
■ サンクスメール(プロジェクトメンバーからお礼のメッセージをお届けします)
- 申込数
- 62
- 在庫数
- 制限なし
- 発送完了予定月
- 2016年11月
10,000円
安田菜津紀撮影ポストカード&ニュースレター
■ 安田菜津紀撮影のポストカードでサンクスレターをお届けします
■ イラクでのVR撮影の様子が分かるニュースレターをお送りします
- 申込数
- 93
- 在庫数
- 制限なし
- 発送完了予定月
- 2017年3月
3,000円
プロジェクトメンバーからお礼のメッセージ
■ サンクスメール(プロジェクトメンバーからお礼のメッセージをお届けします)
- 申込数
- 62
- 在庫数
- 制限なし
- 発送完了予定月
- 2016年11月
10,000円
安田菜津紀撮影ポストカード&ニュースレター
■ 安田菜津紀撮影のポストカードでサンクスレターをお届けします
■ イラクでのVR撮影の様子が分かるニュースレターをお送りします
- 申込数
- 93
- 在庫数
- 制限なし
- 発送完了予定月
- 2017年3月

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