■事務局長 八尋英昭より～ご支援のお願い～

シェアのクラウドファンディングにご支援いただきました皆さまへの御礼とまだご検討中の皆さまへのお願い　

 

シェア＝国際保健協力市民の会事務局長の八尋です。

おかげ様で９月３０日午後１時現在、目標４００万円に対し、９５%、３８０万円強のご寄付をいただいております。既にご支援をいただきました皆さまに対し、当会を代表して厚くお礼申し上げます。まだ、ご検討中の皆さまにおかれましては、目標到達後も１０月１５日まで、クラウドファンディングを継続しますので、更にカンボジアでの活動を充実させるため、引き続きご支援賜りますよう、何卒、宜しくお願い致します。

 

 

さて、折角の機会をいただきましたので、少し自己紹介をさせていただきます。私はもともと民間企業で働いていましたが、ちょうどSDGsが国連で採択された当時、国連が提唱する人権擁護を推進する団体に出向し、世界の様々な社会課題に向き合った経験から、自分も少しでも貢献したいとの思いから、緊急人道支援団体を経て、国際保健NGOのシェアに転職しました。

 

シェアは、Health for All！をスローガンに掲げ、SDGsの目標３に資する活動をカンボジア、東ティモール、日本で行っています。その活動の特徴は、急場をしのぐための物資の支援ではなく、現地の人々が将来的に自立できるようにその土地、その土地で保健衛生を推進していく人材を育成することを主眼にしています。そう簡単なことではなく、ある程度長期で現地に腰を据え、現地コミュニティや行政機関、他の関連団体と関係を築きながら、地道に活動を積み上げてきています。

 

今回、ご支援をお願いしたカンボジアも最初に活動を開始してから30年を超えます。一つの活動地で一定の成果を出すために8-10年位はかかります。現在活動しているプレアビヒア州はタイと国境を接する僻地州でシェアが活動を始めて3年になりますが、昨年からの新型コロナの感染拡大が続いており、まだ、目に見えた成果を出せるところまではいっていません。

 

しかし、コロナ禍だからこそ、シェアがやってきた活動が重要であることが見直されている面もあり、この環境下、感染拡大防止に配慮しつつ、母子の栄養改善のためにどのような取り組みができるか、現地の人々とあれこれ協議しながら、取り組んでいます。ただ、やはり資金面では苦労しており、今回、皆さまにクラウドファンディングでご支援をお願いせざるを得ない状況です。

 

子どもたちが健やかに育つことはその社会の発展につながります。また、この活動を日本で広報することを通じて、日本のお母さんたちに妊娠中の栄養について、それから子どもの離乳食の栄養についてもう一度考えてもらいたいと思います。

 

カンボジアで栄養不良児の割合を目に見えて減らせるようになるまで、現地も東京も関係役職員全員で頑張ってまいりますので、何卒、ご協力、ご支援のほど宜しくお願い致します。

 

シェア＝国際保健協力市民の会

事務局長  八尋 英昭