2022年度 研究支援を受ける女性医師・研究者のご紹介 vol.7

2022年度 研究支援を受ける女性医師・研究者のご紹介

vol.7 吉田 舞　日本医科大学　皮膚科

支援を受けるきっかけとなったライフイベントは？

もともと未就学児の育児を行いながら、常勤としてフルタイム勤務していました。大学院進学後は、臨床業務と並行して実験を進めてきましたが、二足の草鞋が三足になり、常に頭の中はタスクで飽和状態…とうとう雨上がりの退勤時に転倒して骨折してしまいました。そんな頃に、職場の上司で、同じく臨床業務・研究・育児を両立している先輩から本制度を教えていただき、藁にもすがる思いで応募しました。採択されたときはとても嬉しかったです。

どんな研究をしていますか？

尋常性乾癬という皮膚の慢性炎症疾患のモデルマウスを用いて、食餌による皮膚炎の変化、治療に及ぼす影響、腸内細菌叢の変化などを解析する実験をしています。

研究支援員にはどのような仕事を担当いただいていますか？

マウス皮膚・血清などの検体採取、PCRを行っていただいています。その他、試薬の管理などひとりでは見落としがちな周辺業務についてもサポートしていただき、とても心強いです。

これからの研究生活に向けた抱負や期待を教えてください。

研究支援員の方が来てくださったおかげで、テンポよく研究業務が進み、漠然とした焦りや不安が解消されています。間接的に臨床面で研鑽に励む余力も生まれました。研究支援員の方から学ぶこともたくさんあります。ご支援いただいた皆様への感謝の気持ちを忘れず、着実に前進していきたいと思います。