新たな場の難しさと喜び②

先日書きました下記の亘理町開催の話は、比較的チェックポイントが上手く

重なったこともあって、開催まではスムーズに進めることができました。

 

もう1つの開催場所探しは、思わぬ形で見つかりました。
南三陸町や気仙沼市でのイベント会場を探しに行こうとした際に、三陸道が
事故のため、通行止めとなり一般道で行くことになってしまいました。

ちょうどお昼時だったので、石巻で昼食を取ろうと走っていたところ、今まで

見たことのない「街」に入りました。

 

それが東松島市でした。
いつもは三陸道を利用するため、東松島市内を走行することはありません。

ご存知の通り、東松島市も津波・地震で大きな被害を受けた地域です。野蒜

地区は鉄道や道路などを沿岸地域から遠ざけ、かさ上げのために削られた山が

あった場所にグランドデザインされたと聞いてはいましたが、その雰囲気に

圧倒され、思わず先の予定を変更して野蒜地区周辺を車で回送しました。

 

その中で見つかったのが、野蒜駅に隣接する「野蒜市民センター」でした。

早速、会場を下見させていただきました。

明るく木と陽の温もりが感じられる施設を体感し、イベント会場として使用

することを即決しました。

 

東松島市に将棋連盟の支部や教室がないことも確認し、予約を済ませ、要項

作りに入りましたが、そこで問題が発生しました。

新型コロナウイルスのワクチン接種の会場になる可能性が生じたのです。

ちょうど年末から年始にかけて急拡大する中で、ワクチン摂取が大々的に

伝えられる中なので、参加者募集は行っていたものの、正直開催は難しい

のではないかと思っていましたが、1月の下旬に差し掛かった時に、センター

から摂取会場にはならないとの連絡がありました。

開催することが確定してホッとしました。

 

 

参加者も将棋大会31名、指導対局7名と初めての開催場所にも関わらず、

多くの方にご参加いただきました。このイベントをきっかけに他のイベント

にも来てくださるようになった人が何人もいて、このプロジェクトが本格的

にリスタートできたという気持ちになったことは今でも鮮明に覚えています。

 

プロジェクトのイベントには初登場の加藤結李愛女流初段も会場の雰囲気を

気に入ったようでした。コロナ禍の中で、皆様が感染拡大防止に協力してく

ださったことも思い出深いです。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

当然、今回も東松島市でのイベントは野蒜市民センターで開催予定です。

地域探しより先に場所に一目惚れしてイベントを行ったのは初めてでした。

東松島市という街を含めて、皆様にもぜひこの街に来ていただきたいと思っ

ています。

いろんな人が参加できるイベントを作りたいと思っておりますので、よろ

しくお願いします！

 

★こちらに昨年の「東松島市ふれあい将棋フェスタ」（22.2.11）の模様を

　アップしています。