シルク醤油開発の想い

 麹菌により大豆のタンパク質が分解されて醤油ができるのなら、タンパク質が多く含まれている繭を発酵させてみたら醤油ができるのでは?という冗談のような話から始まったのがこのプロジェクトです。

 和歌山の湯浅町で135年の伝統を持つ「湯浅醤油有限会社」にて2016年に試作を行ってみたら、甘みと旨味が強く、奥深く優しい味わいの濃口醬油のような液体調味料が完成しました。

 醤油とは「穀物を原料とし、醸造技術により発酵させて製造する液体調味料」のことですから繭を原料としたものは厳密には醤油ではないのですが、我々はこれを「シルク醤油」と名付けました。その後も試行錯誤しながら5回の試作を重ね、ますます美味しいものができています。しかし前例のない挑戦なので、研究すべき余地はまだまだあります。

 

また、クラウドファウンディングをスタートさせた10月16日はFAO(国連食糧農業機関)の定めた「世界食料デー」です。人口の増加や地下水など資源の枯渇などで深刻な食料危機が起こりつつある現代、人類は大きな食の変化を起こさねばならない時に直面しています。世界的に穀物の不足・高騰が起こりつつある中で、穀物以外の原材料で醤油作りの技術を確立させることは重要であると考えています。また栄養価や生産性が高く、環境負荷の低い「昆虫食」は未来の食糧としてFAOも推奨しています。このシルク醤油が「昆虫食」のライトな入り口となればという期待もあります。

 

 我々の新しい挑戦には、日本人が世界に誇るべき豊な発酵食文化と養蚕技術を残してくれた先人たちもきっと喜んでくれると信じています。醤油発祥の地・湯浅から世界に発信できる「シルク醤油」を開発し、シルクロードを渡って日本の伝統を世界に伝えたいです。そして、次世代を担う子供たちに日本を誇らしく思う気持ち=気づきを提供し、美しい日本を伝えていきたいと思っています。

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