土と水を保全する農業や漁業応援プロジェクト
土と水を保全する農業や漁業応援プロジェクト

支援総額

500,000

目標金額 470,000円

支援者
35人
募集終了日
2020年8月5日

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2020年07月08日 10:03

土壌に腐植が増えることの、農業としての意義(その1)

    今回は、土壌に腐植が増えていくと、農業としてどのような良いことがあるかを考えてみたいと思います。

 土は、黒いほうが柔らかいですし、耕しやすい、という感覚があります。土地が肥える、と言った時に、肥料っけが多くなった、と言うだけではなく、作物が順調に育ってくれそうだ、という感覚があると思います。そういった感覚を一言でいえば、腐植が増えると「畑が熟してきた」と言えるかと思います。

 さて、腐植(土壌炭素)が増えると、なぜ作物が順調に育つように感じるのでしょうか? 腐植は黒い糊の様なものと考えてみると良いと思います。この黒い糊は、土の中の砂粒や粘土の小さい小さい粒を包み込んで、団粒構造を作ります。団粒構造が土にできると、余分な水はサッと流して、必要な水分は団粒構造と言う土団子の中に蓄えます。団粒構造がある土は、水が多すぎず、そして干ばつにも強くなります。これが、腐植が増えると良くなるように感じる一つ目の理由です。

 もう一つの理由は、土の肥料を蓄える力・・これを塩基置換容量と言いますが・・これが大きくなります。土が肥料を蓄える力が大きくなると、少ない肥料でも、肥料を流してしまわずしっかりと捕まえて、作物が必要な時にしっかりと肥料を渡してくれます。

 2018年に、瀬棚町で草地4カ所、八雲町で草地3カ所、南富良野町落合で草地1カ所、足寄町で草地3カ所、別海町で草地5カ所、中標津町で草地9カ所の土壌を少し頂いて、実際に分析したデータでは、土壌の腐植(炭素含量)が増えると、塩基置換容量(土が肥料を捕まえる力)が強くなることを、データは示していました。2018年は、いずれも火山灰土壌のサンプルですので、重粘土ではどうなるかも、これから分析していきたいと思います。

 腐植が増えることにの、農業としてのまた違った意味については、次にまたお話ししたいと思います。

リターン

10,000


土と水を保全する研究成果2020

土と水を保全する研究成果2020

このプロジェクトで明らかになった研究成果・データを,支援者の皆様にご提供いたします。データの活用は特に制限を設けないこととします。メール添付をご希望の場合は、メールをご選択ください。郵送をご希望の方は、郵送をご選択ください。郵送でお送りします。

申込数
49
在庫数
50
発送完了予定月
2021年3月

10,000


ニシベツ伝記(小説)

ニシベツ伝記(小説)

今までの研究成果を小説化してみました。
架空の根釧原野に存在する、付属短期大学を持つニシベツ実業高校を舞台として、地域の課題を生徒たちが解決していく、と言ったストーリーです。

申込数
1
在庫数
99
発送完了予定月
2020年10月

10,000


土と水を保全する研究成果2020

土と水を保全する研究成果2020

このプロジェクトで明らかになった研究成果・データを,支援者の皆様にご提供いたします。データの活用は特に制限を設けないこととします。メール添付をご希望の場合は、メールをご選択ください。郵送をご希望の方は、郵送をご選択ください。郵送でお送りします。

申込数
49
在庫数
50
発送完了予定月
2021年3月

10,000


ニシベツ伝記(小説)

ニシベツ伝記(小説)

今までの研究成果を小説化してみました。
架空の根釧原野に存在する、付属短期大学を持つニシベツ実業高校を舞台として、地域の課題を生徒たちが解決していく、と言ったストーリーです。

申込数
1
在庫数
99
発送完了予定月
2020年10月
1 ~ 2/ 2

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