CHV(ボランティアの保健士さん)が住民の中に結核の疑いのある人を見つけたら、本当に発病しているか、結核の検査を受けてもらう必要があります。

今回はカンゲミ・ヘルスセンターの敷地内にある結核検査・診断所についてご紹介します。

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結核の検査は、大きく分けて2種類あります。
「感染」しているかを調べる検査と「発病」しているかを調べる検査です。結核は感染=発病ではなく、結核に感染しても、一生涯発病しないケースも多いのです。


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こちらの診断所で出来るのは、痰をスライドに塗りつけて顕微鏡で調べる塗抹検査。より正確で詳しいデータを得るためには、患者の痰を別の病院に送って遺伝子検査を行わなければなりません。しかし、結果を受け取るまで2か月近くかかることもあり、診察で結核の発症を断定できない場合、患者は結果が出るまで適切な治療を受けることが出来ません。

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患者の方々は格子の向こう側からサンプルを提出します。

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水道は壊れているため、バケツの水を使用。

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ラボが所持している唯一の顕微鏡。もう一つの顕微鏡は、以前窓を割られて、盗まれてしまったそうです。

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採取したサンプルを保管する専用の冷蔵庫がないため、ドリンク用の冷蔵庫で代用しています。

患者が結核クリニックを訪れた際、適切な治療を受けるために必要なのは、医師の診察に加えて正確かつ迅速な検査。

 

しかし、現在ケニアの公立病院の医療従事者はストライキを行っており、ここカンゲミ・ヘルスセンターでも唯一の医師が先月から不在の状態です。

 

そのような中で、患者に付き添い、クリニックで検査や診断のサポートもするCHVの役割は益々高まっています。

 

ケニアのカンゲミ・スラムで結核に苦しむ住民を救うため、ぜひSNSなどでプロジェクトのシェアのご協力をお願い致します。

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