
支援総額
目標金額 1,750,000円
- 支援者
- 188人
- 募集終了日
- 2019年11月29日
子ども達が、「やってあげる」側になること
前にも書きましたが、ビエンチャンの「ドンパレープ子ども図書館」は、どちらかというと貧困地域にあり、貧困家庭の子どもたちが、周りに住んでいます。現在、ラオスの都会部は出生率も下がり、子供の数も少なくなっているそうですが、貧困家庭ほど子供の数も多いようで、大勢の兄弟姉妹が揃って図書館に通ってきたりもします。
もう7〜8年前ですが、図書館によく来ていたフーちゃんという女の子が、ラオスの新学期9月初めに、
「学校の登録料を、払えないから、中学校をやめる」と言い出しました。
ラオスの公立学校は、毎月の授業料はありませんが、年度始めに払う登録料というのがあり、それは、日本円で言ったら2000〜3000円ほどなのですが、兄弟が大勢となると、なかなか払いきれない家もあるわけです。それで、彼女は、親は、弟2人妹1人の分を払うのが精一杯なので、私は学校を辞めると言ったのです。フーちゃんは本が好きで勉強が好き。
「出してあげるから、学校はやめちゃダメ」
と、その時、そのお金を払ってあげました。フーちゃんはその後も学校を続け、昨年、私たちの図書館からの初めての大学生となりました。しかも、奨学金が出る特待生での入学でした。彼女は、本当に本をよく読んでいて、「この本、どこにある? こんな物語はどの本?」とか聞くと、すぐに探してくれます。
その後、日本の石川県小松の「清水基金」が、この図書館に来る子の中で、貧困家庭の子たちに、年初の登録料や制服代をカバーする奨学金を出してくださるようになって、ずいぶんこの地域の子どもたちは、学校を続けることのできる子が増えました。
フーちゃんの他、やはり本が大好きで真面目なミーちゃんも奨学金をもらっていますが、二人が、図書館の活動を担当するキットさんを手伝うスタッフとなっています。
奨学金のせいだけではないでしょうが、以前は、中学生になると図書館に来なくなってしまうことが多かったのに、最近では、中学、高校になってもやってくる常連が増えています。大抵は、本の好きな子です。ラオスの子達は、世代を超えてよく遊ぶし、本を読んであげたり、踊りの指導をしたり・・・とお兄ちゃんお姉ちゃんたちの存在が、小学生たちにも刺激になっているようです。
以前は、図書館の隣に住んでいた私たち家族ですが、実は3年前に、ビエンチャン中心地から25kmほど離れた郊外のナーヤン村に引っ越しました。私がかねてより、ラオスに住み続けるのなら、田舎の村に住みたかったからです。また、図書館が面しているドブ川の汚染がひどくなり、日々の悪臭に耐えられなくなったと言う理由もあります。でも、相変わらず仕事をしにその場所へはほぼ毎日通って行っているのですが・・・
引っ越してから、子どもたちを連れて、田舎の家で、雑魚寝のお泊まり会を何度もやっています。
この夏、子どもたちが「また、泊まりに行きたい!」と言うので、「じゃあ、村の子どもたちも集めて、お話会をやるから、みんなもちゃんとお話読むのよ」ということで、ドンパレープ図書館の子が15人ほど田舎の家にやってきました。
普段、それこそ都会の片隅の狭苦しいところにいる子どもたちですから、自然の中で、大よろこび・・・さっそく木陰で遊び始めました。でも、年上の子どもたちは、たけのこを掘ったり、さっさと料理の下準備を始めます。前は遊んでばかりいた子たちが、どんどんお手伝い側に回っているのです。
夕方、ナーヤン村の子どもたちがやってきました。この村の子どもたちは、まだ、これまでに絵本などろくに見たことがない・・・(その後、10月に、わたしたちの財団の支援で、村の小学校に図書室を作りました。その7月の時点では、まだできていませんでした)。ドンパレープの子どもたちが読むのを、一生懸命聞いています。前は恥ずかしがり屋だったミーちゃんも、毎回、図書館で小さな子どもたちに絵本を読んでいるせいか、語りがうんと上手になっていて、びっくりしたほどでした。
図書館という場所に集まってくる子どもたち・・・最初は、読んでもらう・・遊んでもらう・・・やってもらっていた子どもたちが、年月を経るにつれ、大きくなり、今度は読んであげる・・・遊んであげる・・・やってあげる立場になっていく・・・そのことをとても頼もしく思いました。
人に援助してもらったり、助けてもらうのがいいわけじゃない。自分も、何かやってあげることで、他の人に喜んでもらえる、他の人のためになる・・・そんなことを、図書館の小さな活動を通して、子どもたちにも経験してもらいたいと思っています。そして、実際に、そうなってきてることが、とても嬉しかったのでした。
リターン
3,000円

【モン族伝統の刺しゅうギフト】ハートストラップコース
・サンクスレター
・活動報告書(PDFでお届け。1年間計4回を予定しています。)
・モン族の刺しゅうのハートストラップ
ラオスのシヴィライ村で暮らすモン族の人びとに代々伝わるユニークな刺しゅうをふんだんに使った贅沢な品々。どれもちくちく縫い上げたハンドメイドのオリジナル品。一点ごとに色も柄も違います。
- 申込数
- 66
- 在庫数
- 制限なし
- 発送完了予定月
- 2020年10月
10,000円

【モン族伝統の刺しゅうギフト】財布とジュエリーケースのセット
・サンクスレター
・活動報告書(PDFでお届け。1年間計4回を予定しています。)
・人形劇の様子を動画でお届け
・ラオスへの招待状(現地にお越しの際、安井が現地をご案内いたします。)
・モンの刺しゅうの財布とジュエリーケースのセット
ラオスのシヴィライ村で暮らすモン族の人びとに代々伝わるユニークな刺しゅうをふんだんに使った贅沢な品々。どれもちくちく縫い上げたハンドメイドのオリジナル品。一点ごとに色も柄も違います。
- 申込数
- 44
- 在庫数
- 制限なし
- 発送完了予定月
- 2020年10月
3,000円

【モン族伝統の刺しゅうギフト】ハートストラップコース
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- 申込数
- 66
- 在庫数
- 制限なし
- 発送完了予定月
- 2020年10月
10,000円

【モン族伝統の刺しゅうギフト】財布とジュエリーケースのセット
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ラオスのシヴィライ村で暮らすモン族の人びとに代々伝わるユニークな刺しゅうをふんだんに使った贅沢な品々。どれもちくちく縫い上げたハンドメイドのオリジナル品。一点ごとに色も柄も違います。
- 申込数
- 44
- 在庫数
- 制限なし
- 発送完了予定月
- 2020年10月

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