このプロジェクトでは継続的な支援を募集しています

ふじい忠一記念館の運営資金支援者を募集しています!

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プロジェクト本文

このプロジェクトの募集は2024年2月に終了いたしました。

 

団体の紹介

ページをご覧いただきまして、ありがとうございます。NPO法人手力男(タヂカラオ)の福西です。

 NPO法人手力男は、奈良市東部の狭川地区に「ふじい忠一記念館」を開設し、ふじい忠一さんの巨木アートとドローイング、道具、資料などを無料で展示公開しています。

 私が生まれ育った狭川地区は人口の流出と高齢化が進んでいます。そんな狭川をなんとかしたいと有志で集まって知恵を絞ってきましたが、なかなか良いアイデアがありませんでした。そんなとき、ご縁があって、世界的に有名な現代アート作家ふじい忠一さんが「狭川地区の活性化に役立つならば」と巨木アートを譲ってくださいました。巨木を1年がかりで曲げたふじい忠一さんは、天岩戸をこじ開けた怪力の天手力男命(アメノタヂカラオノミコト)とイメージが重なります。「巨木アートで狭川の町おこしをしよう!」そんな呼びかけに賛同した約20人で「NPO法人手力男設立準備委員会」を発足させ、2020年1月にNPO法人の設立が認証されました。ちなみに狭川の氏神、九頭(くず)神社の主祭神は天手力男命です。

 NPO法人手力男では、来館していただいた方に狭川の豊かな自然の中で巨木アートを鑑賞していただき、人と木と、自然、環境を見つめ直す機会にしていただければと願っています。

なお、ふじい忠一さんの親族の方からプロジェクトを行うこと、名称掲載を行うことの許諾を取得しております。

 

▼活動内容

現在、土曜・日曜のみ開館し、14名の会員が交代で、展示物の説明、地域の案内などを行いながら、子供たちの丸太切り体験なども行っています。また、くつろぎ、交流、遊びのスペースとして改装したオープンオフィスで「松ぼっくりの花」作成など各種イベントも行っています。そして月2回、朝市を開催し、出荷者から委託された旬の野菜などを狭川地区内外のお客さまに販売しています。

 

巨木アート7点の展示

 

ドローイング2点と道具類の展示        ドローイング1点と資料類の展示

丸太切り体験                   松ぼっくりの花作り

                    朝 市 開 催

 

 

▼これまでやってきたこと

2019年3月、三重県島ヶ原にあるふじい忠一さんの作業場で初めて巨木アートに出あいました。

その大きさ、見たことのない姿に驚かされました。

 

2019年4月、ふじい忠一さんの作業場から巨木アートを運んできて、借りていた農協の倉庫に仮置きしました。

 

2019年8月に農協から旧狭川支店の土地・建物を購入しました。NPO法人認証申請準備の傍ら、建築士、ユンボ扱者など支援者の協力を得て、会員みんなで「ふじい忠一記念館」の設営作業を行いました。

記念館看板取付け  木のおもちゃの売店の壁塗り   テーブル・椅子の自作

 

▼継続寄付をはじめる理由

「ふじい忠一記念館」は倉庫を改装したものですが、市街化調整区域にあるため、入館料をいただく記念館への用途変更が認められませんでした。記念館の運営資金は、会員の融資・寄付金、巨木アート関連グッズ・木のおもちゃを販売する売店の収益、助成金等で賄ってきましたが、売店の商品は予定したほど売れず赤字続きで今期から営業をやめています。今期の年間収入見込額35万円に対し、費用として水道光熱費、通信費、消耗品費、広告宣伝費、租税などが76万円ほどかかります。全員高齢者の手力男会員は無報酬のボランティアで活動を続けてきましたが、運営資金が尽きようとしています。現在の状況では、来年の3月までしか活動できない見込みで、財務状況次第で継続が困難になる可能性もございますこと、ご理解いただきますようお願いいたします。

 当記念館で展示している巨木アートは、確認した限り他に例がなく、非常に稀少性の高いものです。これらの巨木アートを次世代に伝えていくため、この活動を続けていきたいと思っています。また、資金に余裕ができれば売店での販売を再開したいと考えています。このようなことから継続してご支援をいただきたいと思い、継続寄付を始めることにしました。

 

 

▼資金の使いみち

 いただいた寄付金は団体の活動費に充てさせていただきます。

 

ふじい忠一さんと巨木アート

ふじい忠一さんは、奈良一刀彫りの彫り師を父に生れ、彫り師になるつもりで県の工芸伝習所に入りました。伝習所をでる頃には木が古くさいものに見えて、樹脂の透明度とかに飛びつき、次々と鉄、ガラス、ステンレスなど素材を変えて制作活動を行っていました。28歳頃、素材の表面のことばかり追っているのが嫌になって、それまでのものを一切捨て、原点に戻ろうと考えました。子供の頃から木っ端の中で育ったふじいさんは、『自分の原点は木である』と思っていました。木彫りは丸太から入って割りからというのがあって、自分でくさびを作り、それを丸太の腹に少しづつ打ち込む。丸太に割れ目を入れて外側にふくらましながら、丸太の両側は割らぬようにする。こういうなんでもないようなことが実は大事なことなのだと考えつきました。"割る”の次にでてきたのが"曲げる”、どちらも単純な行為でした。ふじいさんは書簡の中で次のようなことを記しています。『現代人の忘れかけている本能的感覚、人間の根底に存在する原始的精神、その深みを自然柔軟な形で表現したいと思っています。原木を組み合わせ積み上げつつも、身体ごとぶつけてゆくような気持ちで、造形性は最小限に押さえ、ぜい肉を削ぎ落した表現方法をとっています。私は、素材の美、木の気迫を身体で感じとり、作品で自由に感じとってもらえれば嬉しいです。』と。残念なことに、ふじい忠一さんは、昨年6月13日に永眠されました。

NPO法人手力男は、ふじいさんの思いと巨木アートを引き継いでいきたいと活動を続けています。どうか、ご支援のほど、よろしくお願いいたします。

 

◎ ふじい忠一さん 略歴・受賞歴など/個展/グループ展

1941年:奈良県に生まれ、生家は彫物師

1968年:一陽会初入選。関西一陽賞特別賞受賞

1970年:地元彫刻グループ集団「核」に参加 

             元興寺で野外彫刻展を10数回開催

1971年:個展(奈良県文化会館)

1973年:一陽会推挙('75まで出品その間、関西一陽賞、特別賞)

1976-83年:個展(今橋画廊・大阪、以後毎年)(信濃橋画廊・大阪、80年まで毎年)

    (ギャラリーオカベ・東京)(番画廊・大阪)(ギャラリー上田ウエアハウス/85・87)

1984年:今日の造形--木と紙(岐阜県美術館)

1985年:現代彫刻の歩みー木の造形(神奈川県民ホールギャラリー)

             個展(カーペンター&ホックマンギャラリー・ニューヨーク)

1986年:アートナウ1986(兵庫県立近代美術館)

1989年:個展(スパイラルガーデン・東京)

1990-91年:プライマル・スピリット--今日の造形精神

          (ハラミュージアムアーク・群馬、カウンティ美術館・ロサンゼルス、

     シカゴ現代美術館・シカゴ、フォートワース近代美術館・フォートワース、

             ナショナルギャラリー・オブ・カナダ・オタワ)

1992年:グループ展(クライン・アート・ワークス・シカゴ)

1993年:個展(UCPギャラリー湯河原・神奈川県)

1995年:個展(ギャラリーモカ・名古屋 以後'98年まで毎年)

2000年:インターナショナルフェスティバル オブ アート(イブラハムフセイン美術館・マレーシア)、

             個展(愛知県美術館)

2004年:第3回円空大賞円空賞受賞

2014年:国際現代アート展なら2014 後期特別展(奈良県立美術館)

 

2022年6月13日逝去 享年81歳

 

 

<留意事項>
・ご支援にあたり、利用可能な決済手段はこちらをご覧ください。(リンク
・本プロジェクトでは、お1人様1コースへの支援となります。複数コースへのご支援は出来兼ねますのでご了承ください。
・本プロジェクトでは、毎月の継続的なご支援を募集しています。初回ご支援時に1回目の決済が行われ、翌月以降は毎月10日に決済が行われます。ご支援に関するご質問は、こちらをご覧ください。(リンク
・ご支援確定後の返金は、ご対応致しかねますので何卒ご了承ください。翌月以降のキャンセル(解約)については、こちらをご覧ください。(リンク
・コースを途中で変更することはできません。お手数をおかけしますが、一度支援を解約していただき、ご希望のコースに改めてご支援ください。支援の解約方法は、こちらをご覧ください。(リンク
・ ご支援完了時に「応援コメント」としていただいたメッセージは、本プロジェクトのPRのために利用させていただく場合があります。

寄付金が充てられる事業活動の責任者:
須蒲 孝(特定非営利活動法人 手力男)
団体の活動開始年月日:
2020年1月20日
団体の法人設立年月日:
2020年1月20日
団体の役職員数:
10〜29人

活動実績の概要

2020年3月にオープンセレモニーを行い、営業を開始しました。当初、手力男オリジナルグッズ、日本のすぐれた木のおもちゃなどを販売する売店を併設し、2022年12月まで営業を続けてきましたが赤字続きで2023年1月から閉店しました。原則、各月の第二日曜・第四日曜に朝市を開催し、出荷者から野菜などを預かって来館者に販売、手数料を寄付してもらっています。

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プロフィール

今は生駒に住んでいますが、狭川は私が生まれ育ったところです。狭川の皆さんと一緒に、狭川を元気にする活動を続けています。

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毎月

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感謝のメールをお送りします。
活動報告をお送りします。

2,000円 / 月

毎月

2,000円/月

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感謝のメールをお送りします。
活動報告をお送りします。

3,000円 / 月

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3,000円/月

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