少しづつですが、タロウは元気になっています😆

実は、１０月２９日に病院の先生から安楽死の提案がありました。その頃は水も食べ物もほとんど口にせずに、腹水でお腹が膨れて、苦しそうだからお腹に溜まった水を抜いて欲しいと頼み込んでも、お腹に溜まった腹水は栄養の塊なので、タロウがご飯を食べず、栄養を取り込めない以上、お腹の水は抜けないこと。食べなくなった以上今自分の体の中にある栄養が尽きるとき、同時にタロウの命も尽きてしまうということ。さらに、栄養の注射や点滴をと頼めば、打ったところで腹水になるだけなのでそれも出来ないと言われ。貧血が酷くてたべれないのではないか、吐き気がしていて食べれないのではないか、と先生に言って、血液検査をして、貧血がさらに酷くなってるなら、造血剤を打ってほしいことや、吐き気止めの注射をお願いしたりもしましたが、吐き気止めの注射はしてくれましたが、食欲がなく、何も口にしてない状態で貧血の注射をしても意味がないと言われ、その頃には緩和治療すらしてもらえず、本当にただ死をまつだけの状態で、先に書いた安楽死のことまで言われました。このまま生かせるのは、人間のエゴではないか？タロウは苦しみから早く解放されることを望んでいるのではないか、と本当に悩みました。安楽死とはどういうものなのか、本当に苦しんだりしないのか、考えながら猫の安楽死の動画を探して、見ました。確かに苦しそうだとかはなったのですが、アッと言うまに目を開いて死を迎えた猫の姿が、私には、安らかには見えず、飼い主から裏切られたというような、悲しげな顔にしか見えず、その子の姿にタロウの姿を重ねたとき、自分にはやっぱり出来ないとおもいました。

緩和治療もできず、安楽死も出来ないと悟った私たちは、タロウを連れて車で東広島の動物病院に向かいました。なんとかタロウを助けたいことを先生に話しました。そしてムティアンという薬を３週間分処方していただきました。自分がとても現金で薬代を払えないことを話た上で、お金は必ず払っていくことを話しました。その上で先生は、月々１０００００円づつの分割払いでムティアンを処方して下さいました。今日でムティアンを飲ませ始めて１０日。 タロウは少しづつご飯も食べて、元気をとり戻して来ました。本当に先生はタロウの命の恩人です。絶対にうらぎれません。タロウが処方して下さった薬は84日間連続投与が原則で、この先、信じられないくらいのお金がかかっていきます。ですから私も本来は術後３ヶ月間、１２月までは安静にと言われていて、自宅療養をしていましたが、１１月３日から仕事に復帰しました。しかしそれでもまだまだ薬代を支払っていける目処は立っていません。ですから、これからは、苦痛をとっていく治療をするためではなく、タロウが生きるために必要な薬代に、充てさせていただきます。タロウは幸せ者だとおもいます。生死の境を彷徨うような苦しい思いもしたけれど、先生や、支援を思って下さった方や、多くの人たちの愛の中で生きているのです。こんなに多くの人たちに愛されている猫を私は知りません。出会った時、あんなに人間に怯え牙を剥いていたタロウは５年の歳月をへて、多くの人たちの愛の中にいるのです。本当に本当にありがとうございます。月並の言葉ですが、それ以外に言葉がみつかりません。これからも応援どうか、宜しくお願い致します。