「プロジェクト終了」のご報告と今後の活動
Readyforでのプロジェクトの終了ご報告です。
【Go! 田代島】
この度わたくしたちの石巻・田代島の古民家再生プロジェクトに、様々な形でご支援いただいたみなさまに、あらためて心より御礼申し上げます。
ありがとうございました!
みなさまのご支援により、田代島の古民家を使用可能な状態に再生させることができました。そして、その古民家を起点にして、専従スタッフが田代島での活動を行うことができるようになりました。
その活動がもとになって、現在、当初計画の田代島大泊港地域だけではなく、島のもう一つの港である仁斗田港地域での活動もデザインできるようになりました。
このように、島全域の魅力を、来島客の方々にご紹介する準備を進めることができるようになってまいりました。
専従スタッフが島に住民票を移し、島の新住民となって島で生活をすることにより、当初考えていた以上の田代島の真の魅力を知ることができ、また、島民の方々のご指導ご協力をいただけた事で、それらを皆さまにご紹介してゆく準備が大きく進んでいます。
また、これらの活動が田代島の価値の多様化、深化にも貢献できることを確信できるようになりました。
その意味で、この古民家は小さなカフェの持つ可能性を超えて、本当に大きな意味合いを持つようになりました。
この古民家の再生にご支援いただいたみなさまに重ねて感謝申し上げるとともに、この古民家を種にして、田代島の大きな飛躍の一助とすることをお誓いする今日です。
Readyforで設定したプロジェクト終了期間である11月を迎えて、本日、一度、「プロジェクト終了のご報告」として以下、お知らせさせていただきますが、わたくしたちの活動は、まだまだ始まったばかりです。
今後の、古民家カフェのオープンを始め、島での宿泊施設の運営や、島・海観光コースのご案内、そして海洋学習カリキュラムの実施などなど、これからが本番です。
引き続き、みなさまと一緒に「Go! 田代島」を合言葉に、田代島の復活ストーリーを紡ぎ出して行きたいと考えています。
どうぞ、宜しくお願い致します。
島観光、ボート遊覧、スペシャルドリンクご提供等の「現地実施リターン」に関しては、引き続きプロジェクトのブログにてご案内をさせていただきます。
お問い合わせのメールアドレスも設けておりますので、お気軽にお問い合わせください。
引き続き、どうぞよろしくお願いいたします。
・ブログ:https://gogotashirojima.blogspot.jp/
・お問い合わせメールアドレス:fukuneko894@gmail.com
【プロジェクト結果ご報告】
「古民家カフェ「福猫」が無事完成!」
みなさまのご支援により、田代島・大泊の古民家建物の再生が無事に完了し、古民家カフェ福猫の店舗の完成となりました。
ありがとうございました!!
残念ながら、9月29日の進捗でご報告させていただいておりますように、田代島・大泊港の護岸工事完了の遅れによりカフェへの来訪者が見込めないという予想外の事情が生じており、現在、まだ古民家カフェの営業を開始することができておりません。
いま営業を開始しても、来客がなく開店休業状態が続き、経費割れによる赤字によって古民家プロジェクトの継続が難しい事態になるからです。
(工事は、2017年夏完了の予定と聞いておりましたがが、天候不順によりずれ込んでいる状態です)
港の護岸工事終了、及び大泊港へのフェリー寄港が再開し、田代島の観光シーズンがスタートする時期がカフェオープンのタイミングになります。
現在、年内に大泊港の護岸工事が完了するとの情報を得ておりますので、おそらく、来年2018年5月のゴールデンウィーク頃がオープン時期となり、その1ヶ月前からプレオープンとしてテスト運営を開始する運びになると思われます。
オープン予定に関しては今後も、適宜、上記のブログ等でご案内いたします。
このような事態を受けて、2017年11月から2018年5月頃のオープンまでの期間を、現地実施リターンの権利を持っておられる支援者みなさまに対して、ご予約を頂いてサービスをご提供する特別期間にさせていただきます。
現地実施リターンの権利をお持ちの支援者さまは、オープン以降での権利行使ももちろん可能ですが、この特別期間でのご予約をいただければ、よりゆったりと古民家を満喫していただける可能性があります。ぜひ、この期間もご活用ください。
(特別期間、オープン後にかかわらず、天候不順等によってご予約日に島に渡れない場合もあると思います。その際は、お手数ですが再度、予約をしていただく事にななります。予めご了承ください)
ご来店、観光ご案内日のご予約ご希望は、お問い合わせメールアドレスまでご連絡ください。
お問い合わせメールアドレス:fukuneko894@gmail.com
【古民家カフェ福猫の様子】
【収支報告】
※みなさまからいただいた支援金は、以下のように使用いたしました。
収入
・Readyforで成立した支援金:2,568,000円
支出1
(クラウドファウンディングでの手数料など)
・システム手数料:471,484円
・支援金早期入金サービス料金:32,400円
・プロジェクト終了後のキャンセル分ご返金:80,000円
↓
プロジェクトで使用可能な支援金額
:1,984,116円
支出2
・古民家再生作業にかかった費用
合計:9,982,150円
<内訳>
大工工事費:6,275,640円
水道工事費:1,005,400円
畳襖障子費:655,733円
ガラス戸費:37,091円
工員宿泊費:286,500円
屋根修理、家電費:210,974円
簡易トイレ費:50,000円
軽トラック費:250,000円
交通費:374,794円
電気工事:755,018円
ガス給湯器設置:81,000円
支援金 1,984,116円は、上記支出のうち一番最初の支払いとなった大工工事費 6,275,640円の支払いに充てさせていただきました。
なお、その他の支出分は、全国での個人支援者からのご寄付や、法人企業のご協力でまかなわれています。
【リターンの発送に関して】
支援者のお手元にお届けするリターンに関しましては、全て発送済みです。
もし、まだお手元に届いていない場合は、お手数ですが下記メールアドレスにご連絡ください。
お問い合わせメールアドレス:fukuneko894@gmail.com
【今後の古民家カフェ福猫としまおこし隊の田代島プロジェクト】
<Go!田代島>
Readyforでのプロジェクトはこれで一区切りとなりますが、わたくしたちの田代島での活動はこれからが本番です。
2018年の春夏には、古民家カフェ福猫だけではなく、他にも複数の施設の運営を開始する予定です。
その他の施設と計画に関しては、わたくしたちのブログ等でご報告をさせていただきます。
今回、田代島での活動を進める中で、島の真の復興とは何かを考える事にもなりました。
島に限らず、その場所に住む人間が増えなければその場所が復興しているとは言えない、いうのが結論です。
その場所で暮らすだけでなく、その土地の風土を愛しそれを活かし、その地で赤ん坊が生まれ、その地を故郷と呼ぶ人が生まれ続けなければいけません。
いま、日本全体でも人口が減少し始めていて、しかもその減少は高齢化と少子化を含んでおり、子供を産まない年代の人口がどんどん増えてゆく状況に歯止めがかかりません。
50年後、日本の人口は今の70%に減り、100年後には今の40%になるという計算もあります。
人口の問題は、昨日と今日を比べてもそこに問題は見えません。昨年と今年を見ても目立つ差は感じられません。20年、30年というスパンで見て初めて事の重大さがわかるものなのです。ですから、目先の事ばかりに目を取られがちな我々人間がこの問題に真剣に取り組むには、まだ時間がかかる可能性があります。
そのような日本で、弱い地域はより弱体化し、人口的に強いはずの都市部でも遂には人口減少が始まるのです。
そんな中、この不便極まりない離島という環境で産業を興し、人口を増やそうというチャレンジがどれほど難しいことでしょうか。
しかし、わたくしたちは、田代島でならそれができるのではないか? という期待を持って進んできました。
様々な人との不思議なご縁をいただく事で、いく筋もの光明が見えてきました。
同時に、田代島の、猫だけではない数々の魅力の発見が、それを後押ししてくれました。
わたくしたちは、今では、「島は難しい」ではなく「田代島でならできる!」という確信を持つに至ったのです。
なぜ、田代島ではできるのか? その理由は、この春夏からの島でのわたくしたちのプレゼンテーションを体験した皆さんにはご理解いただけるようになってゆくと思います。
いま、そのための準備を始めています。
体験してみれば、何ということはありません。それは空であり海であり、植物であり土であります。そして、この島に縁を持って生きてきた人々の歴史であります。
百聞は一見にしかず。その一見、体験を田代島でご用意して、お待ちしております。
『Go!田代島』
田代島に行こう!
行けばわかるさ!
来なけりゃわからない、田代島の宝の数々!
<ファンクラブ開設、スタッフの募集へ>
島での施設建設には、当初わたくしたちが想定していた2倍、3倍の労苦や経費がかかりました。
それを受けて、建設チームは今後の作戦を大きく転換しました。
これからは、とってもハンドメイドフルな手法も取り入れて、コストも抑え、より島の資産を活かした形でのプロジェクト構築が行われてゆくことになります。
それでも、まだ我々には、数千万円単位の資金が必要になります。
プロジェクトの安定進行のためには、定期的な安定収入が必要になるので、今後はファンクラブ的に、多くの方から広く浅くそして長く支援をしていただくためのシステムの導入も必要になります。
毎月2500円ほどを会費のように収めていただくような田代島プロジェクトのファンクラブの発足を計画しています。
また、来年からは、一緒に現地田代島や石巻で働くスタッフになっていただける仲間も、広く募集してゆく予定です。
ぜひ、今後とも一緒に、新しくなつかしい田代島を作るプロジェクトにご参加をお願い致します!!
<最後に補足です>
田代島での活動に際して、活動主体であるわたくしたちNPO法人石巻・田代島しまおこし隊及び、同NPOの法人会員に対して様々な憶測がネットを中心に飛び交いました。
その影響で、プロジェクト進行が困難になる事も多々ありました。スケジュールに遅れが生じました。
時は金なりなので、時間を食えばその分お金も失っていきます。応援してくださる方々から託された大切なお金を失っていくわけです。
わたくしたちの活動を阻害しようとする情報を発信する方は、どうしてそのようなことをするのだろう? と、混乱し怪しんだ事もありましたが、冷静に情報を集めてゆくと、その様な方々の実態と行動の動機も見えてきました。
分かってしまえば、何も恐れるようなものではありませんでした。
その方は、住民であり、島を代表する立場にあるように見せかけておられますが、全くもって島を代表するような人物ではありませんでした。むしろ・・・。
事ここに至りまして、わたくしたちの活動を困難にすると思われたそれら情報が、もう、わたくしたちのハードルになる事は無くなりました。
その様に、わたくしたちの足を引っ張ろうとする方々は、その行動故に、どんどんと信用を失い、立場を悪くしています。
反対に、わたくしたちにはどんどんと強力な協力者の方々が現れています。不思議なことです。
その協力者の方々は、島の内外におられます。島の外だけではなく、島の中にもおられて、わたくしたちの活動範囲が広がっています。
協力者のみなさま、本当にありがとうございます。
そのようなことで、来年の春夏を迎えればもう根拠のないネット上の憶測に耳を貸す人はいなくなるでしょう。
もともと、それらに耳を貸す人はごく少数で、ほとんどの方は相手にもしていなかったのです。何を言っているのだ、とあきれてものが言えなかったわけです。
憶測を発信されるその方々は、これからも、ご自分の空白部分を埋めるために、引き続き惰性的に今までのような活動を継続されるかもしれません。
しかし、多分、わたくしたちがその方々に対してコメントをするのは、これが最後になると思います。
もう、落書きを気にしている余裕はないからです。その方々の空想小説の続きを期待しても、これ以上のエピソードは生まれてこないので、もうよいですよね。
島での準備が整って参りましたので、あとは当初の目的に向かって邁進するだけです。
その方々の行動故に、支援者みなさまの中にはご不安な思いをして、心配をされた方もおられると思います。申し訳ありませんでした。
その様に、ご不安の種となり申し訳ないことだったのですが、一方で、プロジェクト関係者の結束が固まるという効果もありました。
その方々の存在故に、チームの絆が強まりました。
その点に関しては、その方々に感謝を申し上げます。ありがとうございました!
以上