オーストラリア最高峰コジオスコで喜びを分かち合う
【みんなでオーストラリア最高峰コジオスコに登ることができました】
60名の支援者のみなさまをはじめ
いつもご支援をいただいている
(株)tentus様、名古屋伸銅(株)様、福原管理合同会社様
そして、サポートをいただいたmont-bell様、SEESO(株)様
温かく応援してくれる(株)グローバルコーチング、グダンピングのみなさん
そして、今回一緒にコジオスコに遠征した
斉藤隼人(はやとん)、鷹箸哲也(てっちゃん)、小池重憲(しげちゃん)
さいこちゃん、西久保美千代(みっちー)
みなさんのご協力をいただき
みなさんと共に山頂に立つことができました。
本当にありがとうございました。
【紙一重のサミットだった】
セブンサミットで最も容易に登ることのできる山が
オーストラリア最高峰コジオスコです。
そのため、今回はGWに時期を設定してメンバーを広く募集しました。
この時期の設定が
コジオスコ登山を難しいものにすることになるとは思っていませんでした。
南半球のオーストラリアの5月は
これから暑くなる日本とは逆に秋から冬に変わる時期です。
とはいえ、事前に調べていた限りでは
気候的に問題なさそう。
が、
オーストラリアに向かう時点で予報は雪
日本を出発する直前に
もしかしたら雪山登山になるかもしれないと連絡
急きょ人数分の軽アイゼンを準備した。
装備は富士登山でご来光を観るときを想定したもの
今回は気楽に行けるという
予想は出発前に覆された。。。
一番恐れていたのは
コジオスコの登山口、スレドボの街までたどり着けるのか?
そんな心配を抱きつつ
成田から飛び立った。
メルボルン空港で
遠征メンバーと合流
天候は雨
しかも、結構降っている。
今回の遠征は現地でのガイドはいないため
レンタカーを借りて移動する。
借りる際に雪用のタイヤやチェーンを借りようとしたが
雪用のオプションはないと言われた。
雪の場合は手前の街からバスで移動が必要と言われる。
メルボルンからスレドボの街まで約600km。
到着した日のうちにスレドボに移動する
強行日程だったため、悩む時間はない。
進むしかない!
雨の中、スレドボを目指して出発した。
高速道路に乗ると
雨は上がった。
街中の道路以外は基本時速100kmの看板が出ているので
ほぼみんな時速110kmで走行
途中で休憩しながら19時には
スレドボの街にたどり着いた。
暗くなっていたが幸いなことに、雪ではなく
降っているのは雨だった。
気温も思ったより温かい。
登山日の予報は
雪から雨に変わっていた。
翌朝、朝からどしゃ降り
ホテルから山の方は白くなって見えない。
予報では午後から晴れになった。
予定より3時間ぐらいずらして
雨が弱くなって出発した。
下調べでは約17kmの行程
※スレドボはスキー場なのでリフトがあるが今回は使用しなかった
丸一日かけて山頂まで往復する。
登山口に着くころには
雨はパラパラ、その後雨は降ることなかった。
自分としげちゃんは晴れ男だといつも言っていたが
この晴れ男っぷりは正直、自分でも驚いた。
コジオスコ登山は
リフトから上は森林限界で植生はほとんどないが
下から歩くと森林の中を歩く
ノウサギがいたるところにいる。
心地よい自然の中を歩いて
みんな山登りを楽しんでいた。
そして、リフトの終点までたどり着いた。
一気に風が強くなる。
体感温度がグッと下がる。
リフト乗り場の陰で簡単な食事を済ませて
フル装備に着替えて出発。
ここから先が本番だ!
それにしてもこの日は風が強かった。
常時風速10m/s以上はあったんじゃないか。
ときには身体を持って行かれそうになったり。
歩きはじめて早々
カメラマンのみっちーが
強風でパニックになり呼吸ができなくなった。
標高2000mちょいだが
何が起こるかわからない。
とにかく
落ち着いて
息をしっかり吐いて
フゥーーーーーーーーーーーーー
フゥーーーーーーーーーーーーー
おちつきを取り戻し
行動を再開した。
気温もスレドボの街より低い上に
強風で体温を奪われる。
しかも、リフト乗り場から山頂まで
往復4時間程度
たぶんこの時点で雨が降っていたら
僕は間違いなく登山を中止にしていただろう。
条件は厳しかったけど
山頂までの道のりは
これまでに見たことのないような
地球そのもの!
強風に耐えながら
山頂までみんなとたどり着きました。
メンバー全員で
登ることができ
本当に良かったです。
【はじまりの日】
そして、
強風の山頂で
今回一緒にチャレンジした仲間のてっちゃんが
絵本を読んでくれました。
ボブ・ディランの『Forever Young』を訳した絵本
はじまりの日
「毎日がきみの はじまりの日
きょうもあしたも
あたらしいきみの はじまりの日」
いつだって
何かをはじめることができる。
未来はこの瞬間から
はじめることができる。
この遠征に参加した
メンバーは
この旅を通して
それぞれにとってのはじまりの日になりました。
今回の登山で
僕が一番感動したのは
下山してから
運転しているときに
車内でメンバーがお互いに
力づけ合える仲間になっているなーと
感じたとき
その中に、自分が
気を使うことなく
ありのままでいられたこと。
あーこんなチームがを作りたかった。
それを感じたときでした。
ほんの数日しか一緒にいなかったのに
なんだかずっと友達のような
気楽にいられる仲間で
僕が何もしなくても
勝手に事が進んでいく。
自分もみんなのために
できることをやるし
みんなもみんなのために
できることをやる
そして、なにより
楽しかった。
コジオスコにサミットした感動
だけではなく
笑い転げることや
仲間の想いに感動して涙が出そうなこと
一緒に体験できて良かった。
【収支報告】
皆さまからご支援頂いた資金は、以下のように使わせていただきました。
(これから使用予定も含む)
当初の予定より大人数でオーストラリアに行ったことで
レンタカーなどの旅費を抑えることができたこと
アコンカグアに向けた雪山トレーニングが日程の都合で
3日から2日になったこと
モンベルの支援を受け装備の購入費を押さえることができましたが、
雪山トレーニングにより更なる装備が必要とわかり追加で装備を購入しました。
かからなかった分
今回は支援金が45,000円余りましたので
次回のプロジェクトに回させていただきます。
旅費 200,000円
Tシャツ・旗・ポストカード作成 120,000円
発送代 40,000円
報告会会場費 20,000円
アコンカグア雪山トレーニング 100,000円
アコンカグア登山装備の購入 170,000円
手数料 98,000円
合計 748,000円
支援額 793,000円
繰り越し金 45,000円
【リターンの発送状況について】
現地からのお手紙は残念なことに
現地から送ることができなせんでしたが
成田空港から発送させていただきました。
Tシャツは来週発送予定です。
報告会は5/21(火)19:00~になりました。
リターンのみなさまには詳細をお送りします。
その他のリターンにつきましても
順次対応させていただきます。
【今後について】
チームセブンサミット
第4弾南米最高峰アコンカグアは
2019年12月を予定しています。
セブンサミットではエベレストに次ぐ高峰
7,000mに迫る高さで
登頂率は30%と言われる山です。
これまでの山に比べて
難易度がグッと上がります。
クラウドファンディングは
7月下旬を予定しています。
引き続き応援ご支援のほど
よろしくお願いします!
また、一緒に行くことのできる仲間も
募集しています。
どなたか心当たりの方がいれば
つないでいただけると嬉しいです。
今からアコンカグアのことを
考えるだけでワクワクしています!