シリアでがんと闘う2人の少年。さらなる支援で目の前の命を救いたい！

【悪化し続けるシリアの経済】

　2022年は2月に予期せぬロシアのウクライナ侵攻があり、多くの市民が犠牲になっています。一日も早く戦争が終わることを願います。
　一方シリアでは、経済制裁の影響で市民の生活の困窮が進んでいたところに、ウクライナ戦争でさらに、物価が高騰。国連等の人道支援の予算もウクライナ支援に費やされ、さらに生活は厳しくなっています。お金のためにウクライナ、ロシア双方の傭兵になり戦闘に参加するというシリア人もおり、さらに悲しい事態が進んでいます。

【子どもたちの現状】
　私たちが支援してきたアレッポのイブラーヒーム君も1月には命を落としました。お墓を作るお金もなかったので医療費の一部を回しました。もう一人のサラーハ君の癌の治療は順調に進んでいます。しかし、交通費が値上がりして通院の負担が多くなっています。シリアへの送金には時間がかかってしまい、お母さんの手元にお金がないこともたびたびあります。そういう場合は、タクシーの運転手に後払いにしてもらっています。「どうもいつもありがとうございます。忙しいところすみません。お邪魔して申し訳ないのですが、　実は病院に行く車の運転手にお金を払えないです。うちの家族は女の子の子と16歳の長男だけ働いています。その長男はプラスチックホースを製造する工場で働いて、週に55,000のシリアポンドをもらっている。だからパンを買って食べるくらいのお金しかありません。それが私たちの生きるすべです。」今年の夏には恩赦を与える大統領令が出て、囚人が釈放されたそうです。サラーハ君のお父さんは行方不明になっており、刑務所に収監されているか猛省もあって、お母さんがリストを探しました。「その中に夫を見つけることができませんでした。とても惨めです。心配かけて申し訳ございません。サラーハの病気の治療を手伝ってくれる人は他に誰もいませんのでお願いしたいです」

　9月には、アレッポでコレラが蔓延してしまいました。これは、インフラの整備が進まず飲料水から感染が広まったとのことです。サラーハ君を含め家族もコレラに感染しましたが今は回復しているとのことです。

【年賀状で支援】　

クラウドファンディングで集めたお金に関しては、現在集計しており間もなく会計報告をいたしますが、この調子でいくと暫く支援は続けなければいけないと思っています。そこで 、年賀状を作成して収益を支援に回すことにいたしました。サラーハ君はうさぎと亀が大好きでダマスカスに行った時は路傍で売られているうさぎと亀をいつも眺めています。

詳細に関しては、HPをご覧ください。