【ドミニカ国水産局に技術指導をしている石田さんよりご報告です】

 

ドミニカ国水産局には、長年に渡りJICAが漁業分野の技術協力を行ってきました。ドミニカ国には、首都ロゾーを始め、第二の都市ポーツマス、空港近くのマリゴットにも日本の資金援助で建てられた水産局があります。

 

2011年ロゾー水産局からクルーズ船を望む(日本とドミニカの国旗が掲揚されていた)

 

 

本日ご紹介する石田光洋さんは、「カリブ地域における漁民と行政の共同による漁業管理プロジェクト」の国際協力技術専門家として、水産局職員や漁師たちに技術指導を行ってきました。ドミニカ国はもちろん、カリブ地域の周辺国にも何度も足を運ばれています。

 

私たちが青年海外協力隊としてドミニカ国に派遣されていた時(いえ、そのずっと前から!)、石田さんはドミニカ国各地を精力的に回り、水産局職員とともにドミニカ国の水産業発展のため、尽力されてきました。

 

 

石田さんと水産局職員(水産局の建物は破壊されたため、農業省に間借りしている)

 

ハリケーン被災前、ドミニカ人漁師とともに漁を行う石田さん

 

 

2017年9月にハリケーン・マリアが直撃した時、石田さんは水産局職員と連絡を取り、彼らの無事を確認しましたが、被災地ということですぐにはドミニカ国に行くことができませんでした。しかし、ついに2018年1月下旬にドミニカ国に入国でき、水産局の被災状況やドミニカ国の現状を写真とともにご報告いただきました。

 

 

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1月23日ドミニカ入りしました。ハリケーン後4カ月が経過しています。主な街には電気水道が通っていますが、まだの所も多く、復興途中です。

 

泥など除かれた町もありますが、河口の街などはまだ泥ものぞかれていない状態の場所も残っています。

 

首都ロゾーの街中にもまだ土砂が残っている

 

 

土砂が取り除かれていない場所も多々ある

 

橋の欄干は壊れたまま・・・

 

 

ココナッツの木が目立ちます。多くの木がなぎ倒された様で山は裸です。それでも残った木々は、新たな息吹を見せ、葉が茂り始めています。

 

木々に少しずつ緑が戻り始めているところも

 

 

かつての美しい川べりは土砂とともにえぐられてしまった

 

 

川の水は、以前は清流だったのですが、今はどこも濁りが入っています。まだ復興には時間がかかりそうです。

頑張りましょう!

 

 

石田光洋

 

 

以下は被災した首都ロゾーにある水産局の様子です。

 

屋根がなくなり、空が見える。もうここでは仕事ができない

 

 

使えなくなってしまった発電機と冷凍機器のコンプレッサー室

 

金属製のドアが折れ曲がるほどの破壊力のハリケーン・マリア。日本の援助で寄贈された発電機と冷凍機器のコンプレッサー室も破壊されてしまいました。

 

建物にぶつかり壊れてしまった船

 

ハリケーン襲来を予測した水産局員はできる限りの準備をしていました。防波堤と建屋の間にあらかじめ船をクレーンで引き上げて固定しておいたのですが、波と暴風で建物に激突し、使えなくなってしまいました。また、ほとんどの小舟やボートは流されてしまいました。

 

 

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【漁業の復興は、漁師だけでなく、ドミニカ国民を元気にさせます】

 

たくさんのボートと漁業に取り組む若者たち:活気のあったロゾー水産局(2012年撮影)

 

かつての元気な漁業と漁師さんたちに明るい笑顔を取り戻すためにも、本プロジェクトをぜひ成功させ、ドミニカ国水産局を通じて復興支援につなげたいと思います。

 

皆さまのご協力を、引き続きどうぞよろしくお願いいたします!!

 

 

TeamORIGAMI谷地

 

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