急性期脳梗塞に対する、新規血栓溶解薬導入への臨床試験継続へご支援を

園田　和隆

福岡県済生会福岡総合病院 脳神経内科 部長

急性期脳梗塞に対してその症状自体を改善する血栓溶解薬として、アルテプラーゼという薬剤が使用され、多くの脳梗塞患者がその恩恵を受けています。

現在、更に新しい、テネクテプラーゼという薬剤が開発され、より高い効果と安全性が期待され、世界中で使用され始めています。日本でも導入が期待されますが、現時点でその目処は立っておりません。

このままでは諸外国との薬剤格差が広がるどころか、テネクテプラーゼに完全に置き換わった際に、国内で脳梗塞の急性期加療自体が困難となる可能性もあります。そのため、テネクテプラーゼの国内導入を目的に医師主導でこのT-FLAVOR試験を行っております。

脳梗塞はあらゆる方が起こし得る病気です。明日の脳梗塞患者を救うべく、T-FLAVOR試験への援助をお願い致します。