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今年の4月に久しぶりに震災で被害を受けた東北の沿岸部に行ってきました。「震災を振り返る」というより、現在どんな活動が行われているのかとても気になったので、知り合いのご紹介を通して、現地で活動されている方々にお会いすることになりました。

初日は仙台で企業支援の活動をされている一般社団法人MAKOTOにお会いしました。MAKOTOは基本的に震災後に新しくチャレンジしようと思って起業した人々を色々な方面からサポートをする事業をされています。さらに、震災後新たに東北から世界に向け国際的なビジネスにチャレンジする日本人企業家と、東北から国際的なビジネスに既にチャレンジしている企業、東北で活躍する外国人とを結ぶ新たな交流の場「東北グローバルサロン」という非常に面白い企画もされたのです。

東北は3年前に震災で世界中で有名になったのですが、今や違う意味で、3年前より良い意味で、注目されているのではないかと思います。

最初は復興のため無意識だったかもしれませんが、実はそこで自給自足で持続可能な社会を目指して動いているたくさんの方々や団体に出会ったのです。職を失った漁師の奥さんたちが町の資源を使ってものを作って販売したり、東北出身の若者が都会からUターンして地元に戻って起業したり、使われなくなった町の物件をリフォームして新たな空間とコミュニティースペースを構築したり、農場と農業の仕組みを改善したりしているのです。

例えば、仙台の南に位置する亘理町では、みやぎのあられと出会いました。

宮城県産のブランド米である「みやこがねもち」を田んぼで育てています。そして、もち状に薄く切って干して乾燥させて、完成品のあられまで手作りで作っているのです。「原料」、「製法」、「味」を徹底的にこだわって、そして「商品開発」にも力を入れながら作っているのです。

これからの時代では大量生産ではなく、本来の味や質を大切にしながら作っていかなければいけないでしょう。

それから、同じく亘理町にはWATALISという会社があります。

かつて亘理に暮らす人たちは、感謝の気持ちをあらわして、相手になにかを手渡す時には、着物の残り布で仕立てておいた〈袋〉に入れていたそうです。 特に定まった呼称はなく、今でも「ふくろ」がなまって、ただ「ふぐろ」と呼ばれるようになりました。

震災後に仮設住宅などでの不自由な暮らしを余儀なくされたとき、「ふぐろ」作りという古き良き伝統を復活させると同時に、感謝の心を形にし、町の復興に向けてとのコミュニティーを生み出そうと活動が始まったそうです。

今や40名以上の女性がこの素晴らしいプロジェクトに関わっていて、それぞれ自分のスキルと時間に合わせて、着物をほどいて洗うとか、FUGUROを縫うとか、いちごストラップを作るとか、ネームやタグつけや商品管理などといった仕事をしています。

WATALISはまさに女性の力を生かし、伝統を守りながら、町づくりと社会貢献に繋げていると思います。やはり日本には世界が学ぶべきことがたくさんあります。

それも、私が今回このツアーを企画した理由のひとつです。

ちなみに、このプロジェクトに支援していただいた方には、みやぎのあられの素焼きみやこがねとWATALISのいちごストラップを差し上げます!

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