無事食育アクティビティを実施してまいりました!
この度、子供の貧困問題での食育アクティビティに、クラウドファンディングでご賛同いただきました皆様へ。
秋らしさが急ぎ足で訪れてきた今日この頃、いかがお過ごしでしょうか。先般は本主旨に快くご賛同いただき本当にほんとうにありがとうございました。
東京都内の某行政区から委託されているNPO法人キッズドアさんが日々の勉学のケアなどをしている、一定の世帯収入以下の貧困家庭と行政区から位置付けられている家庭の子供達とともに、2018年8月25日に野菜の収穫体験&バーベキュー&スイカ割り&なぞなぞクイズ大会を、2018年10月6日にお米の収穫体験&野菜の収穫体験&バーベキュー&お米ピザ体験、竹を使ったコップづくり体験を、それぞれ千葉県と栃木県の農家さんのご協力で行ってまいりました。
参加人数の内訳や会計報告は別途ご送付する会計報告にてご報告いたします。また、リターンありで賛同された方は、いましばらくお待ちください。農家さんより発送手配いたしました!
こちらでは、その時の子供達との楽しいひとときをご報告させていただきます。
初日の8月25日、東京ピースライオンズのメンバーは朝はやくに東京駅に集合。ここから子供達の集合場所まで迎えに行ってそれから現地へ。
途中トイレ休憩を挟みながら、約1時間20分バスにゆられようやく着いたと思ったら、少し?歩いて(笑)ようやく現地に到着。
そこは青々とした野菜畑に囲まれた農園でした。
素晴らしい青空。まずは、「野菜の収穫だ〜」ということで、みんなで農園のスタッフから説明を聞いて、さぁ、採ってー!新鮮な野菜の色や大きさにみんなで感動しながら収穫!
農園スタッフに全部食べられるの〜?と聞かれて「持って帰っていい?」
本当は持ち帰り用出なかったんですが農園さんの計らいで「いいよ」と聞いて子供達は大喜び。家の食事環境を気遣う、優しい子供たち。
野菜をみんなで洗い終えたころ、さぁバーベキューの準備もできたよーと鉄板で野菜やお肉を大人たちが焼き上げると野菜もお肉も美味しい〜ってみんなで食べて満面の笑み。
そのまま疲れも見せずに、スイカ割りでは、男の子のやんちゃなところと女の子や年下への気遣いも。優しい〜!頑張れー。
クイズに答えてお土産をもらうコーナーも盛り上がりました!
最後はみんなで記念撮影。
ここで顔は出せないけど、みんな堂々と笑顔で成長してほしいと願うばかりでした。
ということで第1回目の野菜の収穫体験は無事に終了!
子供達も元気に帰路につきました。
*******************************
そして、第2回目の10月6日、この日のお米の収穫体験は実は、当初、その前週に予定していたのですが、台風24号の影響もあり、大事をとって急遽延期することに(><)。
その影響で、もともと参加を予定していた子供達の何人かが来られなかったのは残念でした。でも、気を取り直して、行きのバスの中での子供たちの朝ごはんは、まい泉のカツサンド!お店の方も協力してくれて出発時間が早かったのに、営業時間前に用意してくださいました。
今回は那須(東京からちょっと遠い(笑))だったのと3連休初日ということで、道中渋滞もあり少し予定より遅れて到着。現地につくと先に到着していたメンバーや農家の皆さんが子供たちの受け入れ準備ばっちりで待っていてくださいました。
参加してくれたみんなと思い切り泥にまみれて稲の収穫。
農家の方も収穫した稲に寝そべってみたり(笑)。
野菜の収穫は前回と違って農家の生産物(商売用)の間引きという体験にみんな少し緊張。でも上手にできてみんな笑顔。
収穫から戻って今度はお米ソムリエのお兄さんからお米のレクチャーをうける男の子たち。
女の子も屋内で米ピザの盛り付けをお手伝い。町のお祭りが台風で中止になったのでと急遽焼き鳥屋さんも登場。美味しかったね。
ここのお米は都内の某お米ソムリエのお店で出しているすっごく美味しいお米で、それを釜で炊いたホックホク感にみんな感動。
新鮮なポテトでつくったポテトサラダや石窯で焼いた米ピザ、豚汁、お肉のおねーさんとおにーさんが炭火で焼いてくれた栄養たっぷり餌を厳選したご当地豚肉をみんなでお腹いっぱいに食べました。
そのあとは竹でコップ作りの体験。みんなおウチのどこに置こうかとかお土産話をしようかとか考えながら、一生懸命!
農家さんの粋な計らいで根菜の袋詰め体験も!もちろん全部お持ち帰りです。
最後は農家さんからのお味噌のお土産とピースライオンズクラブからの文具のお土産をもらって一人ずつ「たのしかったです」や「ありがとう」と言ってくれました。
帰りのバスはだいぶみんな(私たちに)慣れたようで、疲れ切った大人たちの静かさとは真逆で元気いっぱい大はしゃぎ。
時間がだいぶ押してしまったので、都内に戻ったのは、19時くらいになってしまいくらい夜道を心配するお迎えのご家族も。
最後に、こんな素敵な色紙を子供達からもらいました。ありがとうーっ。
こうした素晴らしい体験を子供達にプレゼントできたのも、全ては、このクラウドファンディングでみなさんに賛同して頂けたからこそです。感謝とともに、皆さんの思いが子供達に届いたかなと、たくましく素敵に成長して、そしてその優しさを大事に未来へ一歩一歩踏み出してね、と心でエールを送って帰路につきました。
おわりに
実は、台風24号の影響で前日に急遽1週間スケジュールをずらさせていただき無事本クラウドファンディングの活動を実施することができました。NPO法人キッズドアのスタッフの方をはじめ、急遽のスケジュール変更にご協力くださいました、第一回の野菜収穫の時もご協力くださいました株式会社和光観光バス様、全力で受け入れ体制をご用意くださいました栃木県那須の渋井農業研究所/烽屋飛火鞍(のろしやとびくら)さん、第一回目に素敵なおもてなしをくださった千葉県木更津市の森本農園さん、そして労を費やして協力してくださったピースのメンバー、そしてなにより皆様の大切なご支援あってこそ、このアクティビティを実施することができました。
内閣府が四年前に発表した日本の子供の貧困率は、今では6人に1人の割合とのデータがあります。私たちは、東京のライオンズクラブ同士で、この問題への専門のチームを立ち上げ、この数年間にわたりこの社会問題へできることを試行錯誤しながら子供の居場所への食事支援など、実施してまいりました。今回、東京ピースライオンズクラブの独自のアクションとして、みなさまのお力をお借りしてアクションを起こしたことには、三つの意義があったと思います。一つはこれまで子供の貧困問題で協力いただいたNPO法人キッズドアさんを通じて子供達を自然のエネルギーと美味しい楽しい思い出を大人たちと触れ合いながら作れたこと。もう一つはこうした活動に賛同してくださった皆さんを通して広くこの社会の課題を共有できたこと。そして三つ目はこうした活動に関心をもってくださった皆さんのこれからのアクションを期待できること、です。
この秋にはクラブメンバーの善意の協力により、貧困の子供達を対象にした英語教室の開設もさせていただきました。まだまだ微力ですが、これからも社会の声に耳を傾けながら、そして、子供たちの未来の希望に寄与できる社会のいちサポーターとして活動してまいります。
ありがとうございました。
平成30年10月16日
東京ピースライオンズクラブ
クラウドファンディング実行委員会
実行委員長 L 阿部かな子
実行委員 L 小野健志
実行委員 L 村上祥代
(*ライオンズクラブでは、メンバー名の前にLionの”L”を表記します)