鳥飼八幡宮令和の遷宮｜皆さまの願いを結ぶ磐座と表参道の建立を

 

鳥飼八幡宮の現在

みなさま、ごきげんよう。こんにちは。こんばんは。

みなさまの厚きご支援をいただきまして、早いもので１年が過ぎていました。

 

月日が経つのは早いものですね。光陰矢の如しです。

 

このプロジェクトで整備した表参道は、完成して１年も経っていませんが、すでに馴染んで鳥飼八幡宮の表参道の風情を醸し出しています。

 

 

 

とはいえ、今年は例年にない猛暑日の連続です。新しい植栽はまだまだ根っこが定着していません。

地下水が豊富な当宮ですが、新しい木々たちの根っこでは、地中の水分を吸収できないのです。

 

連日職員が水撒きをしていて、「鳥飼さんの神主さんは、色の黒い人ばかりやね」といわれるほど。

木や花々もみなさまを介して加わった、私たちの仲間ですので枯らすわけにはまいりません。

幸いにも、プロジェクトで奉納（植樹）していただいたクロマツは、元気です。

 

正中の「あられこぼし」も美しい。

自然災害の厄除け、被害緩和の要石として建てた「勝軍岩」も威風堂々と屹立。

 

 

またスロープの小径も使い勝手が良いと好評です。

上りやすくて、自転車でスイスイ登って来られるほど！
危ないので、自転車から降りて押してあがっていただくことを丁重にお願いしました…。

 

 

つい先日、表参道の御神木や記念物の由緒（解説）を書いた看板を設置しました。

ヒノキの盤面に、一文字一文字手書きした美しい案内看板です。

昨年のプロジェクトの時には計画されていなかったものですが、設置した後でみると、さらに完成度が高まった気がします。

 

 

ご支援いただいた皆さまには、ぜひ表参道の雰囲氣をあじわっていただきたいものです。

 

昨年のプロジェクトは「鳥飼八幡宮遷宮事業」の３カ年事業の真ん中、２年目事業をサポートしていただきました。

鳥飼八幡宮のこれから

そして令和６年度、遷宮事業最終年の事業も進んでおります。

 

江戸時代の初めに造られた表参道に対して、明治時代の終わりに路面電車を通すために作られた大通り（通称：明治通り）からの参道の整備をまず行いました。

 

石畳の道を張り替えて、階段をなくしてスロープにしています。大通り側の参道は、地下鉄やバスなど公共交通機関から上がって来られる方も多いので、こちらもバリアフリーにしたかったのです。

 

 

すでに参道は整備されており、階段がなくなった裏参道もご好評いただいております。

 

また以前からご指摘されていたトイレの不備も解消すべく、新たなトイレを造っております。

令和６年８月末現在では、基礎が打たれた状況です。
こちらのトイレは10月中旬に完成する予定です。

 

 

そしてそして。

本殿向かって右側、東側の土地には新たな現場事務所が…。

 

２年の遷宮事業で、社殿の建て替えや参道整備などで大きく変化したと感じられる方も多いようです。
たしかにぱっと見の景色は大きく変わりました。

 

が、私たちは遷宮事業を通じて、鳥飼八幡宮のあり方を新しくすることを目標の一つに掲げていました。

 

 

３年目、遷宮計画としては最終年度では、これまで当宮にはなかった新しい祈りの場を創設することにしました。

あたらしいお宮（お社）を創設するということです。

新しいお宮を一緒に作ってみたいと思いませんか？
新しいお宮ができるところ、一緒に味わいませんか？

この秋から工事が本格的に始まりますので、またみなさまに、さまざまな形でお知らせできればとかんがえております。

残暑厳しき予報がなされています。

皆さまにあられましては、お体にお気をつけてお過ごされますことを、こころより、お願い申し上げます。