鳥飼八幡宮表参道整備プロジェクトの終了ご報告
【ご支援いただいた皆さまへ】
クラウドファンディング「鳥飼八幡宮令和の遷宮|皆さまの願いを結ぶ磐座と表参道の建立を」に、あついご支援を賜りまして真にありがとうございます。
ご支援をいただくという形で、多くの方に鳥飼八幡宮の遷宮にご参加していただくことを目標としておりましたが、予想以上の方にご参加いただきまして、本当に嬉しい結果となりました。
昨年、総建替した社殿、整備された参道となって令和六年の新年を迎えられるのは望外の喜びです。
ご支援のお陰様で、良い環境の神社となってきました。
今後は、参拝客のお迎えの仕方や新しいお祭りなど、地元だけでなく福岡市全体の浮揚に寄与できるよう、整えていきたいと考えております。
重ねて感謝を申し上げます。
真にありがとうございました。
【表参道の現状】
みなさまのご支援の賜物で、当宮が目標としていた表参道の象徴的なデザインは完成しております。
まず、高さ4メートル、重さ40トンの巨岩を、お神さまがおりてこられる磐座(いわくら)のようにしたいという私たちの思いは成就しました。
100トンクラスの輸送車とクレーンで移動したあとは、家屋ごと動かす「家引」という技術を用いて、場所を定めました。
設置すると収まりが良く、昔からそこにあったかのようなたたずまいです。
「勝軍岩」(しょうぐんいわ)と名付けて、鎮座しています。
形の素晴らしさから、何十年も前から「譲ってほしい」とオファーがあったこの石も、輸送の問題から断念されずっと佐賀県の天山というところにあったのですが、ついに当宮の表参道のシンボルとなりました。
続きまして、「あられこぼし」の施工です。
神社の参道の真ん中は「正中」と呼ばれます。
一般的にお神さまの通り道などとされますが、実際には御本殿におられるお神さま(御神体)の正面のことです。
正中線上を歩くのは良くない、礼儀正しくないとされています。
ここに「あられこぼし」という日本庭園において最も技術を要する技法を施しています。
自然石を、その石の形のままに組み合わせて床面を造成しています。
表参道の入り口から拝殿まで一直線に「あられこぼし」の道が続いております。
神社の参道の施工であり、このような規模の施工はないということで、全国から職人さんが助っ人として参画していただいております。
【収支ご報告】
みなさまよりご支援いただいた6,724,000円の支援金のうち、レディフォーさまへの手数料などを除いた額のうち、
4000000円を勝軍岩の運搬・設置施工に。
残りをあられこぼしの施工を充当していいます。
多くの職人さんを招聘できたのはこのご支援の賜物です。真にありがとうございます。
【表参道の竣工祭は2023年12月16日】
これまでご報告してきた通り、表参道整備はほぼ終了しております。
現在は、社殿前の石畳の整備などを行っており、また参道脇の森に苔を張ったり、スロープの道「むすびの道」の整備などをしています。
少し予定より遅れておりますが、丁寧に作業していただいていることと、江戸時代の掘られたと考えられる井戸が参道に発見されたことです。
現在も毎分10リットルほどの水が湧き出ている井戸です。
石組みが見事で、カーブをつけた石を組み上げて井戸にしているとても手の込んだものです。歴史的な価値を考えて、この井戸を景観として残すことにしました。
ぜひ、ご参拝の折には井戸もご確認ください。
すでにご案内が届いている方おられるかと思いますが、2023年12月16日(土)11:00より、表参道の竣工祭と渡り初め式を行います。
当日までに、全て表参道を整えるよう作業を続けています。
16日にご参列される方は、当日をお楽しみに。
また、正月の年始参りなどでもお確かめくださいませ。
【今後のリターンについて】
今後発送、作成されるリターン品は、下記の通りとなっています。
・「あられこぼし区画権」・・・・平成6年3月までに区画割をしてみなさまにお知らせいたします。
・「桜の木お守り」・・・・作成中です。平成6年3月末までに発送する予定となっております。
・「金属銘板へのご芳名」・・・・令和5年度のご奉賛締め切りが令和6年3月となっており、その方達のご芳名と合わせての作成となります。ご芳名板の作成は来年夏ごろとなる見込みです。また作成時にはお名前のご確認をさせていただきます。
長々と書かせていただきましたが、鳥飼八幡宮の遷宮はこれからも続きます。
またご縁がありましたらご支援いただきましたら幸いです。
みなさまのご多幸を心より祈念いたしております。