プロジェクト概要

島県浜通りで先祖から受け継ぎ300有余年の歴史と伝統を持つ「大堀相馬焼陶吉郎窯」をいわきで継承していくため、父子の9日間の作品展示会を成功させたい。

福島県浜通りで300年受け継がれてきた伝統的工芸品「大堀相馬焼(おおぼりそうまやき)」は、2011年震災による福島原発事故で残されてきたすべてを失いました。

 

福島県浪江町で大堀相馬焼窯元に生まれ、避難を余儀なくされた私たち父子は、いわき市での再出発を胸に震災後初の9日間の大規模な作品展を開催します。しかし、集客費が不足しています。私たちの想い、新しい地での挑戦を応援してください。みなさまご支援を宜しくお願いいたします。

 

 

 

祖から受け継いだ伝統を子孫につなげていきたい。

 

はじめまして、近藤学(こんどう まなぶ)と申します。

私は、300有余年の歴史と伝統を持つ大堀相馬焼の窯元です。大堀相馬焼は江戸時代、福島県浜通りの相馬藩が生み出した古美術陶芸品です。元禄三年(1690)の創業以来その技術と精神性は脈々と子孫に受け継がれ、陶吉郎窯は私で九代の歴史を持ちます。

 

昭和53年(1978)には国から伝統的工芸品の指定を受け、国の宝として支援をいただきながら振興を図ってきました。私は歴代の先祖の修練、苦労、子孫に対する想いを胸に刻み、より良い形で次世代につなげるべく常に高みを目指してきました。美術展覧会にも挑戦し、大堀相馬焼の歴史ではじめて日本最大の総合美術展である日展に入選しました。

 

その後も伝統技術の習得と創作に励み、技術や感性の向上を図ってきました。しかし2011年、震災による原発事故により避難を余儀なくされ、先祖から受け継いだ土地、施設、設備、貴重な原料など次世代に伝える多くのものを失いました。現在、避難地のいわき市でいろいろな制約はありますが制作を継続しており、避難後も精力的に活動しております。

 

大堀相馬焼は、震災前は二十数軒の窯元で産地形成をしていましたが、原発事故によりばらばらになりました。それぞれの避難場所で約半数が縮小せざるを得ない状況で再開継続していますが、元の地に戻って産地形成を成すことは、どの窯元も不可能です。

 

明治期作品「筒描駒文手あぶり」

 

の背中をみてきて感じた思い。

 

私は近藤学の息子であり、陶芸家の近藤賢と申します。

大堀相馬焼の窯元に生まれた私は父の姿を見て育ち、後継者としての使命を感じ、幼い頃から父の後を継ぐ覚悟を持っていました。

 

その強い想いを現実にするため日々努力を重ねていた矢先、東日本大震災による原発事故で、生まれ故郷、仕事、生活のすべてを無くしました。

 

何より大堀相馬焼の産地という300年以上続く窯業地の未来が閉ざされてしまう状況に現在は陥っています。しかし私たちは、今でも陶芸を続けています。少しずつですが前に進んでいます。

 

私たちなら大堀相馬焼の可能性を拡げていくことが可能だと考えています。

 

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制作中の様子。(近藤賢)

 

堀相馬焼とは、先祖代々受け継がれてきた伝統工芸作品です。

 

私たちは大堀相馬焼をつくるとき、伝えられてきた伝統と伝えなければいけない想いをもって制作しています。大堀相馬焼の特徴としては、器に描かれた走り駒の絵と青ひびと呼ばれる全体に貫入(ひび状の文様)の入った青瓷釉です。そして独特の成形である二重構造の器になります。

 

これらの特徴は、駒絵を除いて明治以降の技法であり、江戸期にはそれぞれの時代に合わせた多種多様な製法で制作されてきました。東北の小さな産地であったため全国的にはあまり詳しくは知られてはいませんが、他の産地と比べても見劣りすることなく独自の非常に高い技術です。

 

アメリカや東南アジアなどの海外輸出をはじめ、国内では北海道や東北を中心に全国で愛されてきました。近年においては地元福島県内を中心に仙台市や東京都などを販路としています。

 

明治期「色絵山水土瓶」

 

江戸後期「筒描蛸唐草文茶壺」

 

近藤学作品 第52回日本現代工芸美術展 NHK会長賞「冬茜」

 

近藤賢作品

 

017年4月29日〜5月7日いわき市で9日間の父子展を開催。大堀相馬焼陶吉郎窯の復興の足掛かりにしたい。

 

原発事故により避難を余儀なくされ、戻れるか戻れないかの判断がつかないまま6年が経とうとしています。しかし未だ放射線量が高く帰還困難区域に指定されている我が家の現状を踏まえ、いわき市に終の棲家を構える決断をしました。

 

何の縁もゆかりもない土地で伝統の焼き物を根付かせるのは並大抵なことではありませんが、新たな歴史を創るための第一歩として新作を中心とした震災後初の父子展を開催したいと考えております。

 

今までですとお客様リストを中心にご案内をしていたのですが、全国に避難している方が多く、いわき市の方をはじめ新規のお客様を開拓しなければなりません。そのためにはテレビ、新聞、雑誌、ポスターなど多くのメディアを活用し、足を運んでいただき、いわき市での父子と陶吉郎窯の復興の足掛かりにしたいと思います。

 

 

■「大堀相馬焼陶吉郎窯」父子展■

日時:2017年4月29日〜5月7日

場所:福島県いわき市江畑町塙72-30

内容:新作発表

湯呑、コーヒー碗、急須、ポットなどの茶器類、酒杯、麦酒杯などの酒器類、皿、鉢などの食器類、花器や香炉の他、日展や現代工芸美術展などの入選作や受賞作を展示

 

■必要資金■

会場費

集客費(新聞、TV等) 

 

 

統の継承と新たな歴史を創るための第一歩を踏み出します。

 

このプロジェクトは新たな歴史を構築する為の第一歩です。戻ることのできない郷里への想いを胸に、新たな地での挑戦はバラバラになってしまった窯元を繋げるきっかけにもなるのではないかと思っています。

 

大堀相馬焼が元の地に戻ることができず、窯元が減少したとしても、残った窯元がそれぞれの地で脈々と後世に受け継がれることを願っています。創業の地を離れるという厳しい状況ではありますが、私たち大堀相馬焼陶吉郎窯はいわきの地に新しい歴史を築いていきたいと思います。

 

父子で力を合わせて、どのような困難の中でも不屈の精神で立ち向かい伝統の継承者として制作を継続していきます。皆様お力添えをどうぞ宜しくお願いいたします。

 

いわき市の工房とギャラリー

 

近藤学 陶歴

 

昭和63年 大堀相馬焼三百年祭において産地初の日展入選者として表彰される

平成元年 キリンビールのCМ「証言シリーズ」に採用され新聞一面に掲載

平成2年   キリンビールキャンペーンプレゼントとして陶製ゴブレットを制作

平成13年 裏千家淡交会東北地区大会において千宗之若宗匠ご使用の天目茶盌を制作

平成14年 第41回日本現代工芸美術展において現代工芸本会員賞受賞

平成18年 第45回日本現代工芸美術展 審査員(以後3回)

平成23年 震災による原発事故により避難を余儀なくされる避難地のいわき市で制作を再開継続

平成24年 イタリアのファッションブランドGUCCIのオフィシャルブログで掲載紹介される

平成25年 第52回日本現代工芸美術展においてNHK会長賞受賞

平成27年 福島民友新聞社創刊120周年記念のテレビCМに出演し、県内テレビ3局で放映される(現在も放映中)

 

日展会友(入選23回)

現代工芸美術家協会代議員

現代工芸美術家協会東北会副会長

日本現代工芸美術展審査員

東北現代工芸美術展審査員

福島県総合美術展審査員

 

 

近藤賢 陶歴

 

 

昭和55年  大堀相馬焼陶吉郎窯 近藤学の長男として福島県浪江町に生まれる

平成13年  第41回日本現代工芸美術展 初出品初入選

      第34回日展 初出品初入選

平成17年  文星芸術大学大学院修了  陶芸メッセ益子勤務

平成18年  第45回日本現代工芸美術展入選

平成20年  第7回益子陶芸展入選

平成22年  第64回福島県総合美術展覧会 福島県美術賞(工芸部門最高賞)受賞

                  第36回東北現代工芸美術展 宮城県文化振興財団賞受賞

         福島に戻り制作

平成23年     震災による原発事故により避難を余儀なくされる

         避難地のいわき市で制作を再開継続

平成24年  第51回日本現代工芸美術展入選(以降毎年入選)

            第66回福島県総合美術展覧会 佳作

平成25年     第67回福島県総合美術展覧会  福島県美術大賞受賞

            第45回日展 入選

            仙台パルコの5周年記念のポスターに掲載される 

平成26年  第53回日本現代工芸美術展 現代工芸大賞受賞

                        改組第1回新日展 入選

平成27年  第69回福島県総合美術展覧会 福島県立美術館長賞受賞

平成28年  第41回東北現代工芸美術展 現代工芸会員受賞

               第70回福島県総合美術展覧会 福島県立美術館長賞受賞

      改組第3回新日展 入選

 

 

現代工芸美術家協会本会員

現代工芸美術家協会東北会会員

 


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