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一人でも多くの命を守るために災害時の避難に役立つアプリを開発したい

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寄付総額

16,000

目標金額 2,000,000円

寄付者
4人
募集終了日
2021年3月15日

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プロジェクト本文

 

 

「もしもの時」だけでなく「いつもの時」もあなたの側でお役立ち

携帯アプリの開発を前に進め続けるために

 

ページをご覧いただきありがとうございます。金沢大学 理工研究域 地球社会基盤学系 准教授の藤生慎と申します。

 

私は、土木工学、中でも、土木計画学を専門にしています。土木計画学とは、簡単に言うと、私たちの生活を支える社会基盤を整備し、運用するための理念や方法・手順などを研究する学問です。その対象範囲は広く、私たちの研究室でも、観光・防災・避難行動・維持管理・航空・新幹線・クルーズ船・街中回遊行動・ドローン・人工衛星・購買ビッグデータなど多岐にわたる分野の研究を行っています。

※藤生研究室HP:https://fujiu.w3.kanazawa-u.ac.jp/

 

 

日本では、毎年のようにどこかしらで大規模な災害が発生し、多くの方々が被災され、多くの命が奪われています。

 

そんな災害大国で、一人でも多くの方が、安全に、安心して生活できるような社会を実現するため、適切な情報を適切なタイミングで提供できるスマートフォンアプリ「トリプリ」の開発を2019年から始めました。

 

個々人の災害に対する意識を高めることはもちろん重要ですが、災害は日常的に発生するものではなく、ある日突然発生する、いわば非日常的な出来事であるため、常にそこに意識を向けているというのは難しいのではないかと考えています。

 

であれば、普段は災害を意識せずとも、適切なタイミングで適切な情報を手に入れることができるアプリが皆の手元にあれば、日常の中に災害への備えを置くことができる。結果として、安全・安心な社会基盤の構築の実現に貢献できるのではないかと思っています。

 

 

そんな想いで開発を始めたスマートフォンアプリ「トリプリ」。実はすでにα版のリリースまではこぎつけたのですが、より多くの方々にご利用頂き、災害時の避難に実際に役立てていただくためには、さらなる改良が必要です。

 

大学の研究費だけで開発を進めることが難しく、また、本プロジェクトについてもっと多くの方に知っていただきたいという想いからクラウドファンディングへの挑戦を決意しました。一人でも多くの方からの応援、どうぞよろしくお願いいたします。

 

 

 

災害時、適切な情報があればもっと救えるいのちがある。

アプリ「トリプリ」は、現地調査を重ねる中で生まれました。

 

これまでに、熊本地震、鬼怒川の洪水、信濃川の洪水などの際、被災地に赴き、被災地調査を行ってきました。その際、浸水の状態や建物の被災状況、避難状況などを調査してデータを蓄積してきました。その際、併せてアプリを使った避難実験も行い、きちんとアプリを用いて避難できるかどうかなどの確認もしてきています。


日本では、地震や台風、津波などの災害がこれまでにも幾度も起きていましたが、近年では豪雨による河川水害も多発するようになり、より多くの災害が多くの人の身近で起きるようになってきています。

河川水害や土砂災害などは、実はハザードマップを見ることで、危険なエリアを事前に把握することが可能です。

 

 

しかし、実際には、ハザードマップの情報をしっかりと記憶しておくことは難しく、また、自宅のどこかにはあるもののどこにしまったかもわからない、という方が多くいらっしゃる、ということも現地調査で見えてきました。

 

結果、紙媒体のハザードマップがいざという時にその役目を果たすことができていないという現実がそこにあります。

 

実際に災害が発生しそうな状況になった時、個々人が避難するかどうかといったことを決めるのは、自治体や町内会などからのアナウンスや、テレビなどの情報を基に、近所の方々や家族と相談しながら決めることが多い、ということも分かりました。

 

災害にあった地域の方々にヒアリングも行いました。

 

しかし、個々人によっておかれた状況は異なるにもかかわらず、一律で行う情報提供は、必ずしも個々人が避難を判断するための適切な情報ではないこともあるうえに、時として情報提供が遅れるといったことも発生していることも調査の中で浮かび上がってきています。

 

調査結果をもとに、一人でも多くの人が安全な場所に余裕をもって避難できるようにするために、ハザードマップに代わるものを提案できないかと模索した結果たどり着いたのが、スマートフォンアプリ「トリプリ」でした。

 

現地調査の様子

 

 

「トリプリ」は、
「いつも」の時も、「もしも」の時もあなたをサポートする味方です。

 

防災アプリ「トリプリ」は、α版のリリースまで現在進行しています。この版では、発令されている警報の情報、災害情報、ハザードマップ、避難所の表示などの情報提供が可能になっています。

 

 

しかし、災害時に避難の判断に役立てていただくには、まだまだ十分ではない状態です。今後は以下の内容をバージョンアップして、対応できる状況や場所を増やし、アプリを利用している方それぞれに、よりカスタマイズしたアラートができるようにしていきたいと考えています。

 

 

ハザードマップの改善

石川県の河川水害のハザードマップを実装していますが、現状では他の地域のハザードマップを見ることができない状態です。また、土砂災害、津波災害などのハザードマップを実装できていないことが課題です。これらを改善し、より多くの情報を実装できるよう改善を急ぎます。


多言語化

現在は、日本語のみですが、訪日外国人観光客や日本に居住する外国人の方にも利用頂けるよう、多言語対応を可能にしたいと考えています。

 

個々人への適切な情報提供

警報などの情報は提供可能ですが、個々人のいる場所や年齢などの属性に応じたアラート機能が搭載されていません。今後、金沢大学では、どういった情報を提供すれば、人々がより早めに避難行動をとることができるのか、ということを研究し、その研究に基づいた情報提供スキームを搭載すべく考えています。

 

今回みなさまにご支援いただいた資金は、まずは、石川県以外のハザードマップの実装や多言語化など上記に挙げた改善点を基に、α版のアップグレードのための費用に充てさせていただく予定です。

 

<資金使途>

既存アプリ機能拡充費用:1,670,000円
READYFORへの手数料(税込):330,000円
必要金額合計:2,000,000円

 

<スケジュール>

2021年6月30日までに、皆さまからいただいたご支援金で「トリプリ」の機能拡充が完了する予定です。

 

本アプリでは、災害などの非常時だけではなく、平常時にも利用いただけるように、観光モードを搭載し、観光にも利用いただけるように設計しています。観光モードでは、アプリ利用者が空き時間と戻ってくる場所を指定するだけで、その時間内で訪問可能な近隣観光スポットを簡単に検索することができるようになっています。旅先で時間が余ってしまった場合などにご利用頂き、観光をより充実したものにするサポートができればうれしく思います。

 

非日常な災害時にだけ役に立つアプリは、アプリの存在自体が忘れられてしまい、紙媒体のハザードマップ同様に、いざという時に有効に利用してもらえない可能性があります。

 

日常的に利用いただける機能を搭載することで、アプリに親しみを持ってもらい、緊急時・非日常時にも利用者がスムーズに利用していただけることを目指し、日々開発に取り組んでおります。

 

 

 

もっと安全で、安心な社会基盤の構築のために。

 

そんな、非日常だけでなく、日常にも役立つアプリ「トリプリ」。より、多くの方に有用性を持って利用いただけるように、今後さらにアプリの開発と研究を進めてまいります。いざという時の頼れる相棒として、このアプリを持った人が、安全な場所に余裕をもって避難できるよう、日夜、調査と研究に励んでいます。

 

今後は、他の大学でも広く利用いただくことで、災害時に有効に活用できるアプリとして改善点をさらに精査し、継続してアップデートをしていくべく、今回の追加開発完了後は、他の大学や民間団体との連携も開始したいと考えています。

 

近年の地球環境の変化で、毎年のように台風や豪雨により水害が発生し、世界的にも大規模災害のニュースを耳にすることが多くなりました。いつどこで、災害があるのか、被災することになるのかは誰にもわかりません。また、広域にわたる災害が発生した場合、社会基盤全体を揺るがすような被害が出ないとも限りません。

 

スマートフォンアプリ「トリプリ」は、多くの方が日常的に使用するスマートフォンを通じて、安全や安心を多くのみなさまにお届けする取り組みです。

 

一人でも多くの方が安全で安心して生活できる社会を実現すること。災害や非常時にも揺るがない、社会基盤とその運用方法を構築し、ひとりでも多くの方のいのちを救うことに貢献する。そんな願いとともに、私たちはこれからも開発を進めていきます。

 

応援、どうぞよろしくお願いいたします。

 

 

 

金沢大学への寄附に関して

 

<寄附による税制優遇について>
このクラウドファンディングへ寄附された個人の方に、以下の優遇措置があります。
 ・寄附金額が年間2,000円を超える分については、所得控除を受けることができます。
 ・石川県在住の方は、住民税も対象になります。


▶所得税控除方式
各寄附者の所得に応じた税率を寄附金額に乗じて控除額を決定
(寄附金額※1-2,000円)× (所得に応じた)税率 ⇒ 所得税額から控除
※寄附金支出額が、総所得額等の40%に相当する金額を超える場合には、40%に相当する額が税額控除対象金額となります。

 

<寄附金領収証明書について>

寄附をされた方には、後日「寄附金領収証明書」を送付致します。
(2021年7月末 までに送付します。なお、領収証明書の日付は、READYFORから金沢大学に入金のある2021年5月の日付となります。)
※寄附金領収証明書のお名前はリターン送付先にご登録いただいたお名前となります。

 


 

※本プロジェクトのリターンのうち、【お名前の掲載】に関する条件の詳細については、リンク先(https://readyfor.jp/terms_of_service#appendix)の「リターンに関するご留意事項」をご確認ください。

 

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【3,000円】藤生教授の活動を後押し

・お礼状
・寄附金受領証明書

※寄附金領収書のお名前は、ギフト送付先にご登録いただいたお名前となります。

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在庫数
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発送完了予定月
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