開催報告

お世話になっております。

第3回日本を創り継ぐプロジェクトの石神です。

開催におきまして、ご支援・ご声援をいただきました皆様、誠にありがとうございます。

第3回日本を創り継ぐプロジェクトは、8月20日~24日に無事に開催されましたので、こちらでその報告をさせていただきます。

 

 

8月20日、プログラム初日は、初対面の方と4人1組になり、チームビルドする段階から始まりました。そして「ミッションステートメント」を行いました。このコンテンツは参加者各人の本プロジェクトにおける目的を共有した後、「理想のチーム」を定義し、そのために各人が尽くす努力を約束しました。

 

 

(チームビルド)

 

その後、京都市内の各所へフィールドワークに出発します。現場に赴いて、自分たちが抱いた違和感や、単純に良いと感じた点などを記録しました。それをもとに、各チームの理念となる「哲学」を構築します。哲学とは、フィールドワークで各人が記録した生活空間における問題点などを基に作成される1つの構文、「〇〇(生活空間)は××(理想状態)であるべきだ」を指します。初日ではありましたが、納得のいく哲学を創ろうと深夜遅くまで議論を重ねていました。

 

 

(フィールドワーク)

 

 

開催2日目である8月21日は、前日に考えた哲学を発表することからプログラムが始まりました。中には、京都独特の観光地から問題点を見いだしたチームも見受けられました。

 

各チームは哲学の発表を終えたあと、早速、再度のフィールドワークに出発します。前日の同様のエリアを、哲学を踏まえた視点で再度見つめ直し、かつ、観察だけでなく実際の利用者(ユーザー)へインタビューを行い、自分たちが解決すべき問題を抽出しました。

 

 

 

(哲学発表)

 


全員が無事に会場に戻ると、ユーザーが生活空間において本当に望んでいること(=インサイト)を定義するワークに入りました。その後会場の移動もありましたが、夕食をとったあと、インサイトを定義する議論はさらに深いものになっていきます。中には複数のユーザーごとにインサイトを検討するチームもあり、議論は翌日朝に持ち越されました。

 

 

プロジェクトの後半に差し掛かった8月22日、参加者達は、インサイトを踏まえてPOVの作成に入りました。これは、「◯◯さんは△△だと思っている、しかし本当は××を求めている」という形で表現されます。「しかし本当は」以降の部分がインサイトに該当し、各チームはこの表現を要求されることで、ユーザーの表面的なニーズを汲み取るに留まるのではなく、その裏側に存在する真のニーズを追求することとなります。

 

 

 

(POV作成)

 

昼食を終え午後のプログラムに入り、引き続きのPOV作成を終え、いよいよアイディエートに入ります。POVが完成したチームは、壁に模造紙を貼り、立ち上がって、インサイトを実現するアイデアをブレインストーミングします。もちろん、うまくアイデアを発想出来ない場合などは、一度POVに立ち返り、再考する場合もあります。このように各チームは、一進一退を繰り返しながら、納得のいくアウトプットを追求します。

 

 

(ブレインストーミング)

 

 

プログラム4日目である8月23日の午前中は、各チームがスキットのプロトタイプを披露しました。粗くとも良いからまずは形にして見せてみる、というのが「デザイン思考」の基本思想。POVが固まり切らないままスキットを作成したチームが多い様子でしたが、まずは発表し、他チームやブルーマン(ファシリテーターを指します)、社会人スタッフからのフィードバックを得て、ヒントを掴んでいたようです。


昼食後、午後いっぱいは、フリータイムとしました。POVを見直し、再度アイデアを出し直すチームや、スキットをブラッシュアップするチームなど、進捗はチームにより様々ですが、明日に控える最終発表に向け、議論は翌日早朝まで続きました。

 

 

 

(アイディエート後のポストイット)

 

 

最終日となる8月24日は、午前中に宿舎より京都市内の会議室に移動し、ついに最終発表を迎えました。発表は、スキット(寸劇)を行ったあと、哲学(チームの理念)・POV(Point of View=チームで取り組む課題の宣言文)を発表しました。なお、各チーム共通のテーマは、「生活空間に魅力を創る」です。

 

(スキット発表)

 

アイデアを創るまでのプロセスでは、睡眠時間を削っての議論や、意見のぶつかり合いなどが起るため、決して簡単な道のりではありません。しかし、それをチームで乗り越えるために、自分の想いを出し切り、また他のチームメンバーやPOVで決定したユーザーのことを考えることで、自然と本気になっていく姿が見られました。大きな障害を乗り越えた後の最終日、自分たちのスキットを発表した参加者の皆様の顔は、初日とは全く違い、自信に満ち溢れていました。

 

このプロジェクトの参加者である学生達は、自分たちの理念を徹底的に追求し、アイデアを練り、スキットで表現し伝達するという、「想いをカタチ」にする原体験を得ました。それが最終日の顔つきに表れているのだと考えます。

 

(哲学・POV発表)

 

プロジェクトからすでに1ヵ月が経過しました。このプロジェクトは大きな成功を収めたと自信を持てます。私たちが一番提供したかった「”ほかのことは一切考えず、ただひたすらに自分と、他人の気持ちを考え、アイデアを創ること”に全力を投じる経験」を参加者の皆様に感じていただけたからです。日々の日常ではないがしろにしてしまいがちな「自分の信念」を貫き通し、それに本気で向かっていくことができた、という自信。それは今後の未来を創るために必要なものであると感じます。

日本を創り継ぐプロジェクトの真の成果は、輩出される若者が実社会で生み出す価値にあります。このプロジェクトを終え、各々の住む「生活空間」に戻った今、ここで得た経験を原動力に、彼・彼女らはきっと、日本を創り継ぐ人材を担っていくと私たちは信じています。

 

 

(集合写真)

 

この度、第3回日本を創り継ぐプロジェクトにご支援・ご声援いただきまして、誠にありがとうございます。皆様のお力添えがなければ、このプロジェクトの成功はありえませんでした。メンバー一同、心より感謝申し上げます。

また、すでに2月、東京での開催に向けて、第4回日本を創り継ぐプロジェクトの準備が進められています。
本プロジェクトを通して、一人でも多くの若者に「想いをカタチにする」経験を得てほしい。そして、「”未来”をつくるひとになる」ため、走り出すきっかけを得てほしい。
その想いを胸に、日本を創り継ぐプロジェクトはこれからも走っていきます。
まだまだ未熟ではございますが、今後とも温かく見守っていただければ幸いです。

どうぞよろしくお願い致します。

 

Facebookページでおすすめプロジェクトを毎日配信しています