想像以上のイルミネーションが展開出来ました
このたびは、「光のAquarium 上田の街を元気にする」に温かいメッセージとともにご支援・ご声援いただきましたことに上田女子短期大学一同心より感謝申し上げます。学生にとってはとても実りのあるプロジェクトとなりました。
50年目にして初めて実施をした上田女子短期大学のイルミネーション。有志学生8名でスタートしましたが、設置時には飛び入り参加の学生もいたり、教職員も時間が取れるときにはサポートしたりと学校全体で取り組みをすることで、無事完成させ『明るい未来や希望をイルミネーションで表現したい』『豊かさを守る大切さ』や『すべての人の健康への願い』をこのイルミネーションに託すことができました。
【結果報告】
11月27日~2月29日まで上田女子短期大学敷地内において、SDGs14『海の豊かさを守ろう』からテーマを『光のAquarium』に設定し展開したイルミネーション。
長野県民にとって、海は馴染みのない存在かも知れませんが、身近な川と海はつながっており、海についても考えて欲しい。海で起こっているプラスチックゴミなどの環境問題は世界中で課題となっており、イルミネーションを楽しみながら、きれいな海をこれからもずっと残していくためには何が出来るのか考えながら計画し展開しました。
短大をどうデザインしていくか?
点灯時間は何時から何時にするか? 写真撮影のために通常閉鎖している入口は空けておけるのか? 敷地内の立ち入りがダメだとすればどの校舎やどのスペースに展開すべきか? 校舎の高い場所など設置に際して危険の可能性がある場所はないか? 費用が足りないときはどうするか? 全てがソーラーでは賄えないので電源はどこから取るか? 配線は通行の邪魔にならない様にするにはどうするか? たくさんの解決しなければならない問題が発生しましたが、繰り返し検討をして解決しました。
自分たちの選んだ電飾の開封と設置のための準備
発注をして到着を心待ちにしていた電飾。職員から到着したという知らせを受けてワクワクしながら急いで集合! 電飾を開封しながら、これは何て重いんだろう。 これ可愛い。自分も欲しい。 この電飾は光り方の調整が出来るみたい。 こうやってまとめておけば設置しやすいかも? これは青でこれは白だからやっぱり1個置きで正解。 ソーラーの電飾は線が細いから切れそう。 何時間充電すればどのくらいの時間点灯できるのだろう。 など色々想像しながら開封し、設置に向けて準備をしました
いざ設置
あらかじめ制作した配置計画に基づき、数人ずつのグループに分かれて設置の作業をしました。予想以上に電飾の設置には時間がかかり、数時間で終わることを予定していましたが、授業がある学生は授業を優先しつつも空きコマを利用して参加したり、サポートした職員も通常業務をこなしながらの支援でしたので、10数名で実施したにも関わらず約2日間の時間を要しました。
また、ソーラーの電飾は電源を必要としないので単独設置で良かったのですが、一部の電飾で電源を必要としたものは電源取りや配線の工夫もしながら配置しました。
設置完了!点灯
設置が完了した際には、暗くなるのが待ち遠しく、真っ暗になってすべての電飾が付いた際には大感激。皆で拍手喝采。今までの苦労も吹っ飛びました。学校前を通る車も気持ちスピードを緩め、また隣の長野大学の学生も足を留めて見てくれて「上女さん。今年はすごいことをしますね。」「学生時代の良い思い出になります」などたくさん声掛けもいただきました。
信濃毎日新聞社様や東信ジャーナル様などにも取り上げていただきました。
クラウドファンディングでご支援くださった皆様には励ましのお言葉をいただき、設置完成後は、新聞などにも取り上げていただきました。
また、点灯日以降に実施した、12月のミニオープンキャンパスや、学生の発表の場である『Uejo Festa』などに来学いただいた地域の皆様、本学と関係のある地域企業の皆様や業者様にも、お褒めや感謝のお言葉をいただきました。
【収支報告】
ご支援いただきました金額は全て、イルミネーションの備品購入に利用させていただきました。
収入 251,000円
支出 486,941円 ※不足分は短大側で負担をいたしました。
【リターンお受け取りについて】
ご支援いただきました皆様への発送は完了しておりますが、万が一不備が発生している場合はお気軽に以下お尋ねください。イルミネーション事務局:chiiki@uedawjc.ac.jp
【今後について】
色とりどりのイルミネーションで展開をする今回のプロジェクトは、2年前から本学でスタートした『デザインの学び』をベースにした考え方や行動を実践するにも通じるもので、夜空を照らすと同時に心を温かく包み込みにはどうすれば良いのかを何度となく仲間と試行錯誤すること。周りの大人に自分たちの考えを説明しアドバイスをもらったり、交渉したりしながら、より良いものを作り上げるにはどうするかを経験したことは、人間的に一回りも二回りも大きく学生が成長することが出来ました。
多くの皆様に支えられながら、今回のイルミネーションの終わりを迎えられることに心より感謝申し上げます。今後も様々な取り組みにチャレンジをしていきますので引き続き上田女子短期大学への応援をお願い致します。
上田女子短期大学 イルミネーション実行事務局