こんにちは!ウフルー号コーディネーター新福です!

 

今回は我々のパートナーである、ニコラスについてお話しさせていただきます。

 

(右側がニコラス。これは2012年の時の写真です。)

 

 

ニコラスはNew Rural Children Foundation (NRCF)というNGOの代表をしています。

このNGOは2009年にタンザニアでのNGO登録をしました。

主な目的は、タンザニア農村部で子どもたちの教育、また青少年の進学、就職を支援することにあります。

 

ニコラスはずっと、若い時から教会系のNGOで働いてきて、過去にはニューヨークのユニセフの会議に出席したり、アメリカやドイツで勉強していたこともありました。NRCFを始める前は、大都市ダルエスサラームで、村からやってくるストリート・チルドレンを村に帰す活動をしていました。

 

ただ、何度村に帰しても、村の家が貧しいと、結局あてもなく都市部に出てきてしまう。そしてストリート・チルドレンとなって、道端で物乞いをすることを繰り返していることに気がつきました。そういった事態を変えるべく、「やはり村の状況を良くしないと」と、NRCFを始めました。

 

ダルエスサラームに家族もいて、奥さんの仕事もありました。何不自由なく都市部で暮らせる身の上であったのに、単身赴任で地元の農村地、コログウェに戻りました。

 

(コログウェにあるニコラスのオフィスの前にて)

 

そんなニコラスと最初に出会ったのは、2011年でした。日本に留学していた友人フリーダのお兄さんだったので、タンザニアでフリーダを訪ねたとき、必然的に出会いました。

 

英語も堪能で優秀なニコラスは、たくさんのお金が稼げるような他の仕事に就いても優秀だと思えました。「なんでずっとNGOなの?」と聞くと、

 

「人に近いからさ。人の近くで働きたい。それ以外は考えられなかった。それだけさ。」

 

ニコラスの話を聞くたび、穏やかな表情に秘められた情熱を感じ、この人と何か一緒にできないかと思い始めました。

 

「図書館を作りたいと思っているんだけど、土地が買えなくて」

 

と語るニコラスと、車で本を運ぶ移動図書館の話を最初にしたのは2012年のこと。

その時はまだ、自分がここまで関わるとは思っていませんでしたし、あくまでニコラスへの提案として話していました。

 

2013年にニコラスに会いに行った時、実はあまり元気がありませんでした。トップの写真に一緒に写っている仕事のパートナーを、事故で亡くしたばかりだったのです。ただ、落ち込んだ中でも気を奮わせて、こんなことを私に言いました。

 

「移動図書館、NRCFの事業としてやっていこうと思うんだ。協力してくれないか。」

 

この時から、私もこの構想を日本に持ち帰り、何かできないかと仲間探しを始めました。ただこの時は何から始めていいかもわからず、色々人に会いにいったものの、話はなかなか進みませんでした。

 

2014年、「アフリカに連れて行ってください!」と言うまゆさんとタンザニアを訪ねました。私とニコラスでなかなかまとまらない話をしている中、まゆさんが移動図書館の実現に向けて、たくさんのアイディアをくれました(まゆさんの記事参照)。

 

 

その後実働に動いてくれている、Readyforの立ち上げ人駒田さん、テクニカルなことを質問すれば即解決してくれるアンディ、外部や全体をクールにコーディネートしてくれる窪田くんが仲間に加わり、移動図書館パイロット事業の実施に向けて、クルクル展開していきました。そして、まゆさんの紹介で、Class for Everyone代表理事の高濱さんに出会い、NPO法人の活動としてこの事業を進めていくことになりました。

 

2015年、駒田さん、アンディとニコラスを訪ねたとき、ニコラスは地元の議会にNGO代表として出ることを決意していました。そうすることで、県議会から、移動図書館の実施に向けた予算をもらう交渉ができるからです。そして、地元ステークホルダーへの説明のために、実施地区の学校や子どもに関する細かい情報をまとめたプロポーザルを作っていました。彼のこのプロジェクトに向けた本気度が伝わってきました。

 

「自分は政府に怒っているんだ。この国を見てみろ。独立から50年経っても、村の子ども達に十分な教科書さえ与えられていない。この国は資源も豊富で、決して貧しい国なんかじゃないのに、村の人々はずっと貧しい暮らしを強いられている。そんな子どもたちの暮らしを変えたいから、議会に出て訴えるんだ。」

 

ニコラスは動き出しています。

 

移動図書館を実施するために。子どもたちの生活を良くしていくために。

 

そして国を変える一歩を、自らの足で踏み出すために。

 

そんな情熱のあるタンザニアの人と一緒に実現するからこそ、このプロジェクトには意味があると思っています。

 

ニコラスの描いている夢を、一緒に見てみませんか?

 

 

(ご寄付いただいた図書と共に)

 

(かっこつけて写真を撮ることに照れる二人)

 

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