タンザニアの科学者たち(大学訪問記)
突然ですが、このイカツイカウボーイハットのお兄さんとのツーショットをご覧ください。
彼、、ヘンリーさんはこう見えてすごい人なのです。
タンザニアにおけるアカデミアの最高峰「ダル・エス・サラーム大学」の研究スタッフなのです!
学位はスイスで取得されたそうで、専門はコンピュータ・エンジニアリングです。ヘンリーさんを訪問した理由は、私がタンザニアの大学事情を知りたかったからです。そもそもアフリカで、欧米と肩を並べる研究機関は南アフリカにしかないと言われています。私も、かつて海外の学会で聴いた講演の中で、あるアフリカの国立研究所がメインでやっている研究は「治水・土木」である、という話が出ていました。彼らはどうやって学問にたどり着き、今どんなモチベーションで科学に携わっているのか、同業者として大変興味があったのです。
彼は、キリマンジャロ出身の30歳。
大学でコンピュータサイエンスを専攻しており、いわゆるPCB = Physics, Chemistry, Biologyを選ばなかったのですが、その理由は「職業機会」だそうです。
現在のタンザニアでは、パッションで専門を選ぶことが難しいそうです。それには政府による補助金が関係しています。実際、彼が学生だった時エンジニアが優遇されていたそうです。PCBを選んだ多くの人たちも、その後Medicineを選んだり、Businessに転向していたり...興味で専門性を選ぶことが難しい環境なのです。彼との会話は、Curiosityでものごとを学ぶことができ、且つ職業にすらできてしまう日本や先進国の豊かさを痛感させます。一方で、ある種の人材育成に重きをおく日本の政策も確かにあるわけで、決して遠いものではない、とも感じます。
また人材不足も顕著で、大学時代、メンターシップが不足していた、と説明していました。つまり、将来のことをアドバイスしてくれる教員も、先輩すら少なかった、ということです。話すほどに、本当に日本はこれらをケアできているのか?と自分たちの環境を考えさせられました。
彼とは本プロジェクトのこともたくさん議論しました。そんな中、彼からのアドバイスのもとたどり着いたアイデアが、
「タブレットにロールモデルとなる人のインタビューを載せて見せて回るのはどうか?」というものでした。
こうありたい、こういう可能性があるんだ!
そういう知識の積み重ねで人は豊かな人生を築く手立てを獲得します。
タンザニアには、特に農村部には圧倒的にこれが少ない。ゆくゆくは性教育に加え、「豊かに生きるための授業」も彼らの声をもとに企画できたらいいなぁ、と密かに夢を抱いています。そして、この経験はおそらく、日本にも応用できるはず。日本だって、将来のロールモデルに頻繁に出会える10代など、そんなには多くないのだから。
タンザニアのことを考えていたら、日本の将来の教育にも一石投じたくなってしまう不思議な体験。ウフループロジェクトは将来、タンザニアのためを超えた企画に育つかもしれません。
わくわくです。
リターン
3,000円

【本を読むたびに「ウフルー」を思い出せるしおりを】
1. 現地のこどもたちからのThank youレター
2. タンザニアの写真で作った本のしおり
3. 年次報告書
- 支援者
- 120人
- 在庫数
- 制限なし
10,000円

【「ウフルー」館員であることをお知らせできる名刺を】
3,000円の引換券に加えて
4. 移動図書館ウフル―号のシルバー館員名刺(100枚)
- 支援者
- 74人
- 在庫数
- 制限なし
30,000円

【タブレットにお名前をつけ、子どもたちにお届け】
3,000円の引換券に加えて
4. 移動図書館ウフル―号のゴールド館員名刺(100枚)
5. 報告会へのご招待
6. 子供たちの使うタブレットにお名前掲載
7. FacebookやHBに館員としてお名前掲載
- 支援者
- 32人
- 在庫数
- 制限なし
100,000円

【ウフルー号にお名前を残します!】
3,000円の引換券に加えて
4. 移動図書館ウフル―号のプラチナ館員名刺(100枚)
5. 報告会へのご招待
6. 子供たちの使うタブレットにお名前掲載
7. FacebookやHBに館員としてお名前掲載
8. 移動図書館ウフル―号にお名前を大きく記載!
- 支援者
- 9人
- 在庫数
- 制限なし
300,000円

【企業・団体様向けコース】
3,000円の引換券に加えて
4. 移動図書館ウフル―号のスター館員名刺(100枚)
5. 報告会へのご招待
(協賛企業様へは別途で報告会を開催します)
6. 子供たちの使うタブレットにお名前掲載
7. FacebookやHBに館員としてお名前掲載
8. 移動図書館ウフル―号にお名前を大きく記載!
9. 協賛企業としてロゴや社名をウフルー号にて宣伝
- 支援者
- 1人
- 在庫数
- 制限なし
1,000,000円
【実際にウフルー号に乗って村に行ってみませんか?】
3,000円の引換券に加えて
4. 移動図書館ウフル―号の一日館長証
5. 報告会へのご招待
6. 子供たちの使うタブレットにお名前掲載
7. FacebookやHPに館員としてお名前掲載
8. 移動図書館ウフル―号にお名前を大きく記載!
9. 協賛企業としてロゴや社名をウフルー号にて宣伝
10. 現地NGOスタッフの歓迎のもと、
1日館長となって村を回れるようアレンジいたします。(現地までの渡航費は自己負担となります。)
- 支援者
- 0人
- 在庫数
- 制限なし