
寄付総額
目標金額 5,000,000円
- 寄付者
- 602人
- 募集終了日
- 2021年11月25日
助成団体紹介カーペディーエム②「ステップハウス事業について」

10月23日に若者おうえん基金オンライン現場見学ツアーを開催しました!
今週は2回に分けて「自立援助ホームCapeDiem(カーペ ディーエム)」についてご報告します。
第1回の「自立援助ホームのご紹介」では、埼玉県草加市にある自立援助ホームCapeDiem(カーペ ディーエム)のホーム長 永嶋玲二さんにホーム内をご案内いただいた様子をご紹介しました。
第2回では、若者おうえん基金から助成を行った「ステップハウス事業」についてご紹介します。
今回のツアーは、自立援助ホームの子どもたちの抱える困難と、子どもたちを温かく見守る永嶋さんの人柄が伝わるツアーでした。
ぜひ記事を通して子どもたちとの関わりの雰囲気を感じてみてください。
■目次
・施設見学の様子(第1回)
・自立援助ホームについて(第1回)
・ステップハウスについて
・Q&A
○ステップハウスについて
ステップハウスとは、ホームの近くにアパートを借り上げて、施設から出ていく前に1週間とか3カ月とかそこで一人での生活を体験してみる仕組みです。
ステップハウスの重要性というのは自立援助ホームでは結構古くから言われていて、今回若者おうえん基金の助成を受けてハウスを持つことができました。
年明けあたりから1人目がステップハウス利用に繋がる予定で準備しています。
「生活の実感を取り戻すために体感に勝るものはない」
私たちも10代の時や20代になって、家から出て一人暮らしするとなると、わからないことがたくさんあるわけです。
とくに児童養護施設出身の子供は、一人暮らしって何ですかという状態で、いざいきなり施設から1人になってみると寂しくてたえきれないという子も多い。
例えば、朝自分が机の上に置きっぱなしにしていたものが、外で働きにでて戻ってきたらそのままに置いてあるということに気付く。
それまでの生活のあり方と一人の生活のギャップに驚いてしまって、ストレスに耐え切れず様々なおかしなことが起きてくるんですね。
他にも役所から手紙がきたりとか、「水道料金払わなきゃダメ」とか色々なことを一人で暮らしてみることで実感する。
社会的養護の光と影みたいな所が多少ありまして、私たちが良かれと思ってやってあげることがその子たちの現実感や生活感のような実感を奪ってしまっているということはどうしてもある。
そういったものを取り返すために、ステップハウスに1回入るというのはすごく有効。
体験に勝るものはない実際に体験したのとも訳が違う。
例えば1週間2週間ステップハウスで生活をして戻ってくるとご飯のありがたみが違いますよね。
人がいるって言う温かみが違いますよね。
いわゆるスモールステップでそういう実感を、実体験を通して学び取ることができるんです。
○Q&A
Q、ステップハウスを体験して、不安感を軽減されるという効果もあると思うのですが、一人暮らしの難しさを実感して逆に不安感が出てきてしまうことはないのでしょうか?
逆にそういう(不安感を抱く)子の方が成長するのが早いと思います。
ステップハウスに入って怖くなったという子は、逆にそれが正解。
例えば、児童養護施設からきた子で、入所面接に来た時の第一声が「なんでクーラーが効いてないの」って言う子がいた。
本来であれば、(施設に入らなければ)行く先がなくてホームレスで、すごく厳しい状況じゃないですか。
その子はそのことを受け組めるだけの心の強さもなければ、そういうことを教えられてきてもいない。
自分が置かれている状況に直面できる、それをちゃんと正視できるというのは、それってすごく心が安定しているということなんですよ。
なので、ステップハウスに入って怖くなったという子は、逆にそれが正解ですね。
「普通そうなんだよ怖いじゃん」と、「だから準備するんじゃない」って真剣になる訳です。
逆にステップハウスに入ってもポカーンとして子もいるわけですよね。
自分で人生のコントロール権がないと思ってしまっている。
虐待されてもう自分は行く場所もない、状況を受け入れるしかないという状況に慣れきってしまって、完全降参という子の方がどちらかというと難しい。
Q、加えての質問なのですが、それこそステップハウスを経験しても怖くないという子。そういう子どもたちが変わっていくきっかけのようなものはあるのでしょうか?
きっかけに関しては神のみぞ知るというのが実際の所です。ただそれが起きる条件みたいな所はあると思うんです。
ちょうどそれは植物の種が土に落ちて、そこから発芽するみたいなそれぞれの特性によって違うもの。
種よって発芽のタイミングはそれぞれで、「水がありすぎちゃダメ」や「日照りが強すぎてダメ」などいろいろあると思うんですよね。
だからそれはその子の様子をやっぱりじーっと見て、この子が何にこだわっていて、何を必要としているのかみたいな所をよく見ながら、タイミングを待つ姿勢が私はすごく重要だと思っています。
そして発芽のタイミングは人それぞれでも、繋がりというのが絶対に必要だと思うのです。
繋がりの中で安心ができる関係性がそこにあるかないか、その繋がりがなくてはいつまでたっても発芽しない。
だからそれをどうにかしなくちゃいけないのだけど、それがまぁ難しいですよね。
だからこちら側から仕掛けるよりは待つ、しかもこちらがオープンでありながら待つ姿勢がすごく私は重要だと思っています。
施設の中だけじゃなくて、実際外に仕事に行っていろんな人との出会いの中で気づくことも本当に多いんですよね。
決定的な前提条件として他者との繋がりが重要。
Q、初めて実際に支援をしている方のお話を伺い「想像以上に大変なことなんだなぁ」というのを感じました。
子どもたちのために何かできることというか、お手伝いできることはあるのでしょうか?
こうやって関心を持っていただけるということがなによりも嬉しいです。
自立援助ホームは子どもから「ありがとう」とか、そういうことも基本的に少ない。
活動をしていても逃げていってしまったりとかもあり、あまり報われることがない。
いつもオープンに構えて、子どもたちから何かきた時は答えてあげられるようにするぐらいなんです。
なので何かできることがあるかというちょっとした気持ちや関心をそこに持っていただけるだけで私はもう十分だと思うんです。
実際問題このように基金を通して助成金をいただいたりとか当然ありがたいですし、
何もできないとか思わないで、逆に何もしなくていいというか
「あっそういう子たちいるんだな」という所になんとなく思いを馳せていただく、なんとなく関心を向けていただくそれだけで十分だと思っています。
・年明けからの入居を目指して準備中のステップハウス
普通のアパートで、洗濯機、冷蔵庫、ベッドなどの生活に必要なものを揃えています。風呂とトイレは別の物件を探したそうです。
【今後のイベント情報】
2020年11月24日(水)20時~21時
○若者おうえん基金SNS
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・Twitter:https://twitter.com/wakamono_sp
・You Tube:https://www.youtube.com/channel/UCEsrWKq1zKWl7X6NtKsNEfQ
・HP:https://wakamono-support.net
ギフト
3,000円
【税制優遇あり】若者おうえん基金:拡大応援3千円コース
■御礼のお手紙
■活動報告書(2022年3月に送付)
■寄付領収証(2022年1月に送付)
■「若者おうえん基金活動報告会」へのオンライン招待(2022年6月頃に開催予定)
*今回のご寄付は税制優遇の対象となります。詳しくはプロジェクト概要の末尾をご確認ください。
*招待イベントは開催1ヶ月前までに詳細をご連絡いたします。
- 申込数
- 287
- 在庫数
- 制限なし
- 発送完了予定月
- 2022年3月
10,000円
【税制優遇あり】若者おうえん基金:お気持ち上乗せ1万円コース
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