ブドウ栽培のシーズンインとともに

ワイン科学研究センターのブドウ畑では、晩生品種のカベルネ・ソーヴィニヨンも萌芽し、栽培しているすべての品種が新梢を伸ばし始めました。
いよいよ、ブドウ栽培のシーズンインです。

これに伴い、圃場での研究（圃場試験）も本格的に始まります。
昨日は、ブドウ樹の周囲の土壌に穴を掘り、サンプリングと「XXX処理」を行いました。

甲府市では、この100年で平均気温が2.1度上昇しています。
世界平均（+0.73度）、日本全体の平均（+1.26度）と比較しても、甲府市の上昇幅は非常に大きく、「温暖化対策」の研究には最適な地域と言えます。

皆さまからのご支援を受け、こうした気候変動に対する研究も引き続き取り組んでまいります。

ちなみに、圃場試験は人海戦術が鍵です。
センターの学生たちに声をかけ、協力してもらいながら、作業を分担して短時間で効率よく進めています。
土仕事も嫌がらず前向きで気持ちの良い学生が多く、本当に助かっています。