私はこの冒険を通して、「トライ多き社会」に変革すべく、まずは私のコアアイデンティティを作ってくれたラグビーに恩返ししたいと思っています。

 

私とラグビーと出会ったのは高校の時でした。それまで幼き頃に父親を亡くし、悲観主義に走っておりました。大人へ見せる顔と内面とのギャップで苦しみがあり、心身のバランスを崩していた私がラグビーと出会って救われた気持ちがありました。己の限界を超え続けることが求められるラグビーは当時、物事からすぐ逃げてしまう私にとって最善の良薬であり、私の人生に大きな影響を与えたラグビーが窮地に立たされているこの現状をなんとしても変えたいと思っております。

 

私だけでなく、ラグビーというスポーツを経験した方誰しもがおそらく身体の芯までラグビーに染まっており、よくも悪くもラグビーに切り離せない人生であると思います。そのため、「今まで築き上げたキャリアを投げ捨てて、なぜこんな事を全て投げ打ってやるのか?」との問いに対しては、ラグビーが好きで、それが自分の空気となり過ぎていて、うまく答えられなかったりします。が、、、

 

私の人生を振り返るとラグビーで培った体力とメンタリティがあったからこそ、今までに様々な事に挑戦する事ができました。それは、かつてのバックパッカーやマザーハウスのボランティア、ルート66、四国八十八ヶ所のお遍路、熊野古道、サンティアゴ巡礼、ヨーロッパ横断、ジンバブエへでの青年海外協力隊の参加、、、etc。

 

私自身、ラグビーとはまた別の分野で多くの挑戦をしてきましたが、その多くは他の誰かが築き上げたモノを追体験したものです。ひととおり世界にあるチャレンジに「トライ」してきたからこそ、今まで誰も成し遂げた事がない最初の「トライ」の一歩を私自身、踏み出したいそしてそれが私の人生に大きな影響を与えたラグビーに恩返しができるかもしれないのなら、人生をかけて挑戦する価値はあると思えてしまったというのが素直な気持ちです。

 

この冒険を続ける中で、私が住んでいる高蔵寺ニュータウンに住んでいるお爺ちゃん、お婆ちゃん方も私が次の山にトライできるかどうか楽しみにしてくれる方が少しずつですが増えてきております。私が住んでいるニュータウンというのは高度経済期に団塊の世代が移り住み、その世代がそのまま年をとってしてしまっている高齢化社会が現実に起き、深刻な問題となっている場所です。旦那が先立たれたお婆ちゃんは私の冒険の話を聞き、山に興味を持ち、シニア世代の山登りサークルに入ったと聞いております。孤立死が現実としてあるような場所では今までの生活スタイルに加え、外部のコミュニティに自ら一歩を踏み出すことが重要であり、一人、一人のご年配者の「トライ」がとても大切です。「トライ多き社会」に変革するために、私よりも倍も生きている方に「トライ」を呼びかけるためには、私自身、誰よりも「トライ」をしていなければ心に響かないものと思っております。

 

またこの冒険の傍、ジンバブエの教え子の「トライ」を応援したいと思っております。青年海外協力隊時代に私は農業大学でIT講師をしてましたが、私より年上の教え子が100名ぐらいおり、教え子の中で6名がチームを組み、畜産系のビジネスをはじめたいからサポートをしてくれと言われております。経済が崩壊し、いまだその後遺症に苦しんでいるジンバブエでは、食料不足が慢性的な問題です。大学で学んだ知識はあるけど、お金がないから動き出すことはできないと言っている彼らの「トライ」を後押ししたいです。

 

私はこの冒険をきっかけに世界的な「トライの触媒士」になろうと思っております。

 

地元、ニュータウンのご年配者の「トライ」を促し、ジンバブエでは教え子の「トライ」をサポートする。
 

私の思いを実現させるために、私の声がより多くの方に届くようにするための、最初の第一歩がこの冒険になります。

 

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