お年寄りの健康寿命を延ばしたい|血液中の長寿因子の探索にご支援を

お年寄りの健康寿命を延ばしたい|血液中の長寿因子の探索にご支援を

寄付総額

9,140,000

目標金額 3,000,000円

寄付者
239人
募集終了日
2024年1月19日

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プロジェクト本文

第二目標達成のお礼と、ネクストゴールについて

 

こんにちは、FESTA研究チームです!
お陰様で早くも、念願の「第二目標600万円のご支援」に達成しました。
熱い応援をしてくださる皆さま、そして、私たちの研究プロジェクトに興味を持って
このページをご覧くださっている皆さまに感謝申し上げます。

 

正直、プロジェクト開始当時は「第一目標の達成も大丈夫だろうか」 と不安しかありませんでした。 ところがふたを開けてみると、続々と皆様からの応援のメッセージと貴重なご支援が届きはじめ、あっという間に第二目標まで到達していました。

 

夢のような現実にまだ信じられない気持ちですが、皆さまからのご期待の高さや想いを、スタッフ一同改めて実感しております。ここからは、本研究プロジェクト最大の成果を達成させるため、Next Goal(第三目標)へ進んでいきます。

 

 

我々が目標とする血液検体の解析には、血液中に存在するエクソソームを抽出し、更にそこからmicroRNAを抽出します。その工程は高度な技術と精密さを要するため専門機関へ依頼します。1検体にかかる検体処理や解析費用が高額なため多くの検体を解析することはできませんが、少ないサンプル数では信頼性のある結果は得られません。より精度の高い解析結果を出すことを最大の目標にNext Goalを目指します。目標金額は1,000万円です。


また、この目標を達成することができれば、こうした貴重な検体を提供くださる被検者の方にとって、コホート研究の調査に参加しやすくなるよう交通手段も整えることもできます。研究の成果を多くの皆様に知ってもらえるような機会(市民公開講座開催や冊子作製)のために資金を利用するだけの余裕ができます。

 

ここからの後半戦、皆さまのご期待にお応えできるよう最後まで挑戦してまいります。 どうぞ皆さまも最終日までこのプロジェクトへの応援を、よろしくお願いいたします。

 

 

「どうすれば、人は健康に長く生きられるのか」

丹波篠山の里で、人の老いと向き合い続けたい。

 

「老い」は、誰にとっても避けられないテーマです。医学の領域では、様々な疾患の危険因子として、加齢は抗えないものと言われています。

 

しかし、老いの進行には個人差があります。いつまでも若々しくいる人もいれば、若くして老化が進んでしまったり、病気がちになってしまう人もいます。それに関わっていると考えられるのが、血液中の長寿因子です。

 

私たち兵庫医科大学 医学部 総合診療内科学 FESTA研究チームでは、整形外科、歯科口腔外科、リハビリテーション部、薬学部と合同研究チームを立ち上げ、大都市郊外に在住の、農業や観光業などを生業とする高齢者の健康長寿に資する要因を、身体的、心理的、社会的、環境的側面などから幅広く検討することを目的に研究しています。そしてこれを可能にした場所が、兵庫医科大学の分院がある丹波篠山市です。

 

 

 

丹波篠山市は、兵庫県の中部東寄りに位置し、丹波の黒豆で知られる、自然が豊かな地域です。またそこにお住いの皆さまは、優しく、温かく私たちに接してくださいます。住民の多くは、丹波篠山市を愛し、基本的にその地に定住されています。こうした環境であれば、国内のさまざまな高齢者コホート研究に引けを取らない、質の高い疫学研究が実施できるのではないか、との考えを持つようになりました。

※コホート研究:同じ地域に住んでいるなど、共通の特性を持つ集団を追跡し、その集団からどのような疫病が発生し、また健康状態が変化したかなどを観察して、各種要因との関連を明らかにしようとする研究。

 

プロジェクトメンバーの新村(中央)と永井(写真左)、辻(写真右)

 

特に高齢期における自立度の低下、要介護状態に陥る原因となるフレイル(frailty)の発症に関係する要因を明らかにすることで、健康長寿達成に寄与する生活習慣、環境要因を解明し、人の健康長寿を保つ重要な因子を血液の中から見出すことを目指しています。

 

2015年から研究を開始し、延べ1,100名の方々にご参加いただきました。中でも2023年には、初めてこの調査研究に参加してから7〜8年たったリピーターの方々のご協力も多くいただきました。

 

調査研究に快く応じてくださる地域の方

 

ほぼ日常生活は自立している皆さまですが、この年月で老化の進んでいない方々、老化の進んだ方々、逆に少し若返ったような方々が、その中にいらっしゃることが鮮明に見えてきました。つまり人の老化のスピードは均一ではなく、個人差が大変大きいことを示しており、研究を進める上で非常に重要な傾向が見えてきたところです。

 

しかし、これまで資金源としてきた科研費や財団からの研究費などの獲得が社会情勢的に年々厳しくなり、調査研究の継続が窮地に陥っています。調査研究を継続して行うためのランニングコスト、データの管理費、調査参加者のみなさまの送迎などの調整も難しい状況です。

 

調査研究会場の様子

 

長年続けてきたこの研究を、そしてこれからも丹波篠山市の皆さまの人生を見つめ続けることを、ここで止めるわけにはいかないと思い、クラウドファンディングへの挑戦を決意いたしました。いただきましたご寄付は、血液中の長寿因子を見つけ出すための特殊検査とこのコホート研究を運営していくためのランニングコストに活用いたします。

 

「どうすれば、人は長く健康に生き続けられるのか。」この問いの答えを探すために、丹波篠山の里で人の老いと向き合い続けたいと思います。どうか温かいご寄付を、よろしくお願いいたします。

 

▶︎index ------------------------------

・人の老いと向き合い続ける 〜私のライフワーク〜

・丹波篠山の里との出会い

・丹波篠山地区でのコホート研究

・研究をつづけるために。クラウドファンディング挑戦へ

・これからも、人の老いに向き合い続けていくために

・応援メッセージ

・税制優遇について

・プロジェクト実施についてのご留意事項

----------------------------------------

 

 

人の老いと向き合い続ける 〜 私のライフワーク 〜

 

ページをご覧いただき、ありがとうございます。兵庫医科大学 医学部総合診療内科学 FESTA研究チームの新村 健です。

 

私は1986年に慶應義塾大学医学部を卒業し、以後、内科、専門領域としては循環器内科と老年内科に長らく携わってきました。2014年からは兵庫医科大学に異動し、総合診療内科を担当しています。総合診療内科では、内科全般を診る医療、内科以外の診療の必要性を判断する医療に携わっています。

 

 

大学での活動が長いことから、研究テーマとして、心臓病の新しい治療方法の開発や、老化を制御する方法の開発に係る基礎研究に取り組んできました。

 

特に老化研究は私にとってライフワークともいうべきテーマです。私が専門とする循環器疾患の危険因子として、加齢と性は補正が不能な因子とされていました。それらを何らかの形で制御する方法を見出せれば、多くの循環器疾患に苦しむ患者さんに役立つ知見を世界に発信できるのではないか。留学から帰国し、独立した研究者としてのキャリアをスタートしたとき、そう考えたことがきっかけです。

 

 

丹波篠山の里との出会い

 

2014年に兵庫医科大学に異動した当初、医局には自前の研究室もない状況でしたが、少しずつ研究環境を整え、慶應義塾大学で行っていた老化研究を再開できるように努力してきました。

 

そんな状況の中、私は兵庫医科大学の分院である、ささやま医療センターで外来診療を行う必要があり、週1回、西宮の本院から車で1.5時間の距離にある丹波篠山市へ通うようになりました。

 

 

丹波篠山市は、兵庫県の中部東寄りに位置し、丹波の黒豆で知られる、自然が豊かな地域です。またそこにお住いの皆さまも、ささやま医療センターのスタッフも大変親切で、優しく、温かく私に接してくださいました。住民の多くは、丹波篠山市を愛し、基本的にその地に定住している方々です。

 

 

毎週ささやま医療センターに通う中、私はここを拠点に、高齢者のコホート研究を行うことにしました。コホート研究とは、同じ地域に住んでいるなど、共通の特性を持つ集団を追跡し、その集団からどのような疫病が発生し、また健康状態が変化したかなどを観察して、各種要因との関連を明らかにしようとするアプローチのことです。

 

コホート研究では研究対象が共通の特性を持っている必要があるため、他の地域に転出してしまうことが多い場合は研究が成り立ちません。しかし、この土地を愛し住み続ける人が多く、長い年月の中で環境も大きくは変わらないこの丹波篠山市の環境であれば、国内で先行している高齢者コホート研究にも引けを取らない、質の高い疫学研究が実施できるのではないかと考えました。

 

 

丹波篠山地区でのコホート研究

 

そのような背景で、我々は、2015年11月から、ほぼ自立した(介護保険は使っていないか、もしくは要介護Ⅰ以下の軽症の方)丹波圏域在住高齢者(65歳以上の方)を対象とした調査研究(Frail Elderly in Sasayama-Tamba Area: FESTA)を開始しました。

 

 

この研究の大目的は,農業や観光業を主産業とするような大都市郊外に在住の高齢者のウェルビーイング(健康長寿)に資する要因を、身体的、心理的、社会的、環境的側面から学際的に幅広く検討していくこととしました。

 

特に高齢期における自立度の低下、要介護状態に陥る原因となるフレイル(frailty)の発症に関係する要因を明らかにし、健康長寿達成に寄与する生活習慣、環境要因を明らかにしていくことを目指しています。さらにフレイル、サルコペニアに関する生物学的バイオマーカー(血液検査指標など)の探索も行ってきました。

 

我々の研究は「NHK かんさい熱視線」あなたの健康は大丈夫? 続出!?“コロナ・フレイル” 初回放送日: 2023年11月10日でも取り上げられました。

https://www.nhk.jp/p/osaka-nessisen/ts/X4X48GXNX2/list/

 

 

2023年には、初めてこの調査研究に参加してから7-8年たったリピーターの方々にも多く参加いただきました。ほぼ日常生活は自立している皆様ですが、この年月で老化の進んでいない方々、老化の進んだ方々、逆に少し若返ったような方々が、その中にいらっしゃることが鮮明に見えてきました。つまり人の老化のスピードは均一ではなく、個人差が大変大きいという事です。

 

 

老化速度に関する研究は世界でも徐々に行われつつありますが、主流は、エピジェネティッククロックを指標とした研究です。すなわち人の老化度は、暦の年齢では正確に評価できないので、「特定のDNAのメチル化」のレベルを評価することで人の生物学的な老化度を正確に評価しようという考えに基づく研究です。

 

しかし、エピジェネティッククロックではすべての人での老化事象を説明できません。老化速度の個人差を規定している液性の因子が存在するのであれば、それを探索し、それを補ったり、減らしたりする方法の実用化を目指すことで、健康寿命を延伸させる新しいアプローチ方法として、人類・社会に大いに貢献できると考えています。

 

我々は2015年の最初から、血液の一部を特殊処理し、-80℃の冷凍庫で保管してきました。そこで、調査にご協力いただいた皆様方の貴重な血液サンプルを利用し、血液中の長寿因子を見つけ出したいと考えています。

 

地域の皆様のご協力のもと採取した血液サンプル

 

老化に関する基礎研究からは、血液中の何らかの因子が老化の制御に深くかかわっていることが明らかにされています(総説:新村 健. 日本老年医学会雑誌 53(1):10-17,2016.)。例えば私が研究してきたカロリー制限による老化抑制や臓器保護効果も、液性因子が仲介することが様々な研究から推測されています(Shinmura K他. Circulation 2007;116:2809-2817. Csiszar A他. Mech Ageing Dev. 2009;130(8):518-527.)

 

一時、GDF11をはじめとした血液中の長寿因子が欧米の研究者により発見され、大変話題になりましたが、それらのいずれも人においては長寿因子ではないことが証明されました(Loffredo FS他. Cell. 2013;153(4):828-839. Schafer MJ他. Cell Metab. 2016;23(6):1207-1215.)

 

これまで我々の研究から血液中のmicroRNAが、ヒトのフレイル、サルコペニアのバイオマーカーになりうることを見出してきました。カロリー制限を行ったアカゲザルにおいても血液中のmicroRNAに大きな変化が起きていることが報告されています(Schneider A他. Aging Cell. 2017;16(5):1200-1203.)

 

そこで、本プロジェクトでは臓器間の情報伝達を担いうる因子として機能しているエクソソーム中のmicroRNAを解析することで、人における長寿因子を見つけることができるのではないかと考えたのです。

 

 

 

研究を続けるために。クラウドファンディング挑戦へ

 

これまでにこの調査研究にはのべ1,100名の皆様方にご参加いただきました。そのうち、お亡くなりになった方、転居されて連絡が取れなくなった方は60名いらっしゃいます。少なくとも2回参加いただいた方は、652名です。

 

2024年も調査研究を続けていきますので、少なくとも2回は本調査参加いただいた方をどんどん増やし、初回と2回目以降の様々な調査指標を比較することで、老化の進みが早い方、老化の進みが緩やかな方、老化の進みがみられない方、をグループ分けして、保存していた血液サンプルを解析します。

 

 

これまでにこの調査研究に対し、公的な研究費(科研費)や財団などからの研究費、兵庫医科大学内の競争的研究費を獲得し、それを資金源として継続してきました。しかし、研究費の獲得は年々厳しくなり、大学からの補助金も研究の進行には不十分であり、調査研究を継続して行うためのランニングコスト、蓄積していくデータを管理するための人件費をまかなうことが徐々に困難になってきました。実際、プロジェクトチームのスタッフは、お弁当と交通費支給だけでボランティアとして、この研究を支えてきてくれました。

 

また調査参加者の皆様も高齢化がすすみ、免許返納などもあることから調査会場となるささやま医療センターリハビリテーションセンターへの交通手段にも以前に増して苦労するようになってきました。できれば調査に参加いただける皆様方が交通手段を気にせずに調査に参加しやすいような、バス巡回などの手配もしたいと考えていますが、資金的にとても難しい状況です。

 

 

そして本プロジェクトの目的である、「血液中の長寿因子」としてのエクソソーム中のmicroRNA解析には1サンプル当たり10万円近いコストがかかるため、獲得した研究費だけでは世界に発信できるだけの十分なサンプル数の解析を行うことができないのです。

 

丹波篠山圏域の皆様方の温かいご支援の下疫学研究を続けてきましたが、今、この研究は存続の岐路に立っています。8年以上の間隔で豊富な健康情報を蓄積してきたことから、実りある成果を今後ますます発信できるのではないかと考えておりますが、このままですと、あと1年程度で尻すぼみにこの疫学研究を終えざるをえないのかと、不安を感じています。

 

本プロジェクトに応援を頂ければ、スタッフ一同、今後も質の高い調査研究を続け、「血液中の長寿因子を探索する」という夢に向けて精一杯努力していきます。

 

 

 

< 目標金額 >

第一目標 300万円

第二目標 600万円

第三目標 1,000万円

 

< 資金使途 >

ご寄付金額の55%を血液の分析検査代金に使用します(クラウドファンディング事業者利用経費と大学管理経費を除く)。

300万円:12検体の解析

600万円:24検体の解析

1000万円:40検体の解析

 

残りの45%は本コホート研究のランニングコストの一部に使用します。

・全スタッフの交通費(自宅⇆ささやま医療センター間)

・コアスタッフ・学生以外の調査を手伝ってくれている方々への謝金・人件費

・検査の実施に必要な消耗品購入

・これまでの研究成果を含めた総合的な研究成果を丹波圏域・兵庫県といった地域および全国へ発信するための事業(市民公開講座や冊子作製)の運営(※1,000万円達成時のみ)

・調査参加者の利便性を高めるための丹波篠山圏域での巡回バス運行(※1,000万円達成時のみ)

など

※本研究は兵庫医科大学倫理審査委員会の許可を受けております

 

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プロジェクトメンバーからのメッセージ

 

岸本 裕充

兵庫医科大学 歯科口腔外科 主任教授

我々歯科口腔外科学チームでは、「食べる」をはじめとする口腔の機能が健康長寿にいかに役立つかの研究をしており、ご支援の程、よろしくお願いします。

 

 

大西 政彰

兵庫医科大学 整形外科学 病院助手・大学院生

「オムツ骨折」という言葉をご存じですか?寝たきりの高齢者のおむつ交換時に生じる骨折です。なぜこのようなことが起きるのか。どうしたら減らすことが出来るのか。これらが大学でフレイル・骨折予防を学びたいと思った一番の理由です。新村教授のもと、筋肉量やバランス能力の調査に携わらせて頂いています。今後も寝たきりの高齢者の減少を目標に調査・研究を行っていきたいです。

 

 

楠 博

大阪歯科大学 歯学部 内科学講座 准教授

兵庫医科大学 医学部 総合診療内科学 非常勤講師

私は加齢に伴う筋肉減少(サルコペニア)と腎臓の機能の関係について研究しています。一見、腎臓と筋肉はあまり関係が無さそうに思えますが、筋肉量と腎臓の指標は互いに関連していることが分かってきました。今後は、どのようにすれば加齢に伴う腎臓の機能の低下や筋肉量の低下を防いでいけるか、考えていきたいと思います。

 

庄嶋 健作

兵庫医科大学 医学部 総合診療内科学 助教

健康寿命延伸のためには、楽しく前向きに暮らすこと(主観的幸福感)が大切だと考えています。そこで、どういったことが主観的幸福感につながるかをテーマに研究をしています。丹波篠山発、”幸せ”の秘訣を見つけたいと思っていますので、皆様のご支援どうぞよろしくお願いします。

 

辻 翔太郎

辻外科リハビリテーション病院 理事

兵庫医科大学 整形外科 非常勤講師

私は整形外科医として調査に携わり、骨粗鬆症やフレイルの研究をしております。また2014年~2022年まで丹波篠山市にて実際に診療を行っており、研究を継続することで今までもこれからも地域の健康寿命の延伸に寄与していきます。

 

永井 宏達

兵庫医科大学 リハビリテーション学部 理学療法学科 准教授

私は理学療法士の立場から、身体的および社会的な側面に焦点を当て、高齢者の健康寿命を延ばすための研究と実践に取り組んでいます。今回、血液中の長寿因子の解明を通して、その情報を基にした新しい身体的・社会的アプローチの開発を目指しています。ご支援の程、よろしくお願いいたします。

 

長澤 康行

兵庫医科大学 医学部 総合診療内科学 准教授

内科医として、問診と診察を担当しています。口の中の悪い細菌、虫歯菌や歯周病菌と病気の関係の研究をしてます。歯科口腔外科のチームと協力して、この研究に参加頂いた方の虫歯菌や歯周病菌と健康長寿との関りについて研究をさせて頂いています。

 

橋本 佳奈

兵庫医科大学 薬学部 臨床薬学分野 助教

薬剤師の立場から、健康寿命の延伸をサポートし、高齢者が安心かつ安全に薬を使用できる研究を実施しています。ご支援、どうぞよろしくお願い致します。

 

Yoko Hasegawa, D.D.S., Ph.D.

Division of Comprehensive ProsthodonticsNiigata University Graduate School of Medical and Dental Sciences

We've chosen to embark on a crowdfunding journey to sustain our ongoing cohort study. Our study delves deeply into dentistry, capturing exceptionally detailed and comprehensive data. By analyzing and sharing this information, we aim to contribute to the advancement of an improved aging society. We firmly believe that our study will enhance the oral-related quality of life, particularly for older adults.Your support is crucial in our mission to offer valuable insights for shaping a better aging society. We sincerely seek your understanding and collaboration. Your assistance would mean the world to us as we work together to create a healthier and happier society for all.

 

松沢 良太

兵庫医科大学 リハビリテーション学部 理学療法学科 講師

年齢を重ねても、力強くそして活気ある生活を送るためには、本研究の担う役割は極めて大きいと感じています。どうか本プロジェクトへのご支援を宜しくお願いいたします。

 

森 敬良

尼崎医療生協 本田診療所 院長

兵庫医科大学 医学部 総合診療内科学 非常勤講師

私は日頃は尼崎市の診療所で働いています。最初は大学院でこのコホート研究に参加し、卒業後の現在も継続させていただいています。

寒い日も雨の日もたくさんの皆様に来ていただいて、いつも感謝しています。このコホートが継続できるようにどうぞご支援お願いいたします。

 

和田 陽介

たじま医療生活協同組合ろっぽう診療所 院長

兵庫医科大学 医学部 総合診療内科学 非常勤講師

地域の診療所で在宅医療に従事しています。100歳でも元気な方がいる一方で70歳代で手助けがないと生活が難しい方もいらっしゃいます。この違いを埋めることは現在の医学では難しく、新たな手法が必要です。ご支援の程、よろしくお願いいたします。

 

玉城 香代子

兵庫医科大学 医学部 総合診療内科学 実験補助

本研究では、多くのリピーター参加者様に恵まれている一方で、様々な理由で参加できなくなった方も居られます。本プロジェクトが成功しましたら、参加者様がより来場しやすく、また参加する楽しみを持っていただけるような支援をして差し上げたいと考えております。

 

 

集合写真2021
プロジェクト全メンバー

 

 

 

これからも、人の老いに向き合い続けるために

 

健康寿命とは、一般的に日常生活で支障がない期間(介護が必要でない期間)とされています。そのために我々は、要介護になる前段階ともいえる、フレイルに着目して調査研究を進めています。しかし、人の幸福や健康とは、身体的な健康だけで決まるのではなく、心の健康や社会・地域の健康も併せて決定されるものとも考えています。

 

そこでこの研究の参加者には、結果のフィードバック資料を自分の健康度評価の振り返りの材料として利用し、できるだけ多くの方に健康長寿を達成していただきたいと願っています。さらに市民公開講座や広報物を充実させていくことで、調査に直接かかわりのない多くの地域の方々にも、健康長寿延伸に向けた取り組みを、幅広く紹介・提案していきたいと考えています。

 

その結果、丹波篠山がお年寄りにとっても、将来お年寄りになる方々にとっても、幸福な地域社会になっていけるように私たちも貢献していきたいと願っています。

 

この研究を通じて得られた基本的な知見は、体、心、社会・地域の健康維持のために必要な情報も我々に与えてくれるでしょう。そこで、その内容を広く社会に発信していくことで、全国のお年寄りの方々にも健康増進のためにお役立ていただくことが可能になります。

 

 

特に高齢化がこれから急速に進んでいく、大都市圏にお住いのお年寄りの方々に対して、丹波篠山のような自然豊かな郊外におけるライフスタイルの健康長寿に及ぼす好ましい点と好ましくない点を科学的にご紹介していくことは、ご自分のライフスタイルをより良い方向に変革していく上での重要な動機付けになると期待できます。

 

最終目標とする血液中の長寿因子を発見することができれば、次のステップとして、丹波篠山以外にお住いの方々でもその因子が、健康長寿と関係しているかを調べていきます。同時に基礎研究から、その因子の補充や場合によっては除去が健康寿命を規定する病気や病態にどのような影響を及ぼすかを明らかにします。

 

 

このようにして最終的には、我々が探索していく血液因子が健康寿命を延伸するためのライフスタイル改善効果を可視化するための指標となり、さらに薬品や化合物として健康長寿達成のための手段・方法として利用可能になれば、日本のみならず世界中のお年寄りに対して、広く貢献できる大発見になりえるだろうと、胸を躍らせています。

 

2015年秋に始めた我々のコホート研究は、コロナ禍を乗り越えて来年は9年目を迎えます。しかし研究の継続は、特に資金の面で年々困難になっています。幸い今までに多くの論文を世に出すことはできましたが、まだ日本の、世界のお年寄りに貢献できるような大きな成果を生み出したかと自問すると、満足のいくものではありません。

 

9年目、10年目の研究が、我々に大きな実りをもたらすように、そして丹波篠山の皆様、日本全国のお年寄りの皆様にとって夢をもたらす発見が得られますように、是非このプロジェクトにご支援をいただきますよう心からお願い申し上げます。

 

 

応援メッセージ

 

 

坪田 一男先生

慶應義塾大学 名誉教授 株式会社坪田ラボ CEO

新村健先生とは、生命のエイジングの謎を解き明かし、真に健康長寿な世界を作るための研究を長らくご一緒させていただきました。先生は、兵庫に移られてからも真摯にエイジング研究に取り組まれ、素晴らしい業績を残されています。この度、この分野の研究を更に進めるためのクラウドファンディングを開始されると伺いました。目標額達成、研究の継続を心から応援します。先生のもとで得られた素晴らしい知見が、地域から世界へ、大きな成果を生むと確信しております。

 

石藏 礼一先生

一般社団法人兵庫医科大学同窓会緑樹会会長

ささやま医療センターは1997年に国立篠山病院から兵庫医科大学に譲渡され、それ以降は兵庫医科大学の分院としてこの地域住民の医療を担い続けています。兵庫県は全国的にも珍しい人口ピラミッドで、釣鐘型の丹波篠山市などの過疎地域と星型の神戸市のような都市地域で構成されています。

 

丹波篠山地区でレジリエンス(身体的、心理的、社会的、環境的側面などから幅広く検討する)のための大規模調査を行っていく事は 丹波篠山地区の将来だけでなく、日本全体の高齢者の健康長寿につながります。兵庫医科大学ささやま医療センターからの研究発表や論文が、日本の将来、高齢化社会での健康寿命達成に貢献する事を祈念しています。

 

松本守雄先生

慶應義塾大学病院長

慶應義塾大学整形外科学教授

人生100年時代が現実のものになりつつある中で、いくつになっても健康を維持し、自ら動き、社会参加を続けることが望まれます。新村先生が進める新規長寿因子の研究は人々の健康寿命の延伸に大きく貢献することが期待できます。新村先生の大学時代の同級生として、また整形外科医としてこの研究を皆さんとともに応援したいと思います。ご支援をよろしくお願いいたします。

 

 

税制優遇について


本プロジェクトへのご寄付は、学校法人兵庫医科大学へのご寄付となり、税制上の優遇措置が受けられます。なお、寄付金領収証はREADYFOR株式会社を通じて寄付金が学校法人兵庫医科大学に入金された日付で発行いたします。本法人への入金は募集終了の翌々月になりますので、税制上の優遇措置をお考えの方は対象となる年にご注意ください。

 

個人の場合

 

寄付金控除制度については、下記2種類のどちらか有利な制度を選択いただけます。確定申告の際、「税額控除制度」もしくは、「所得控除制度」の2つの制度から免税効果の高くなる一方の制度を選択し、税の還付を受けることができます。

 

 

▼西宮市・神戸市・丹波篠山市にお住まいの方

学校法人兵庫医科大学を寄付金控除の対象法人として条例で指定している西宮市・神戸市・丹波篠山市にお住まいの方は、個人県民・住民税の控除を受けることができます。控除率は合わせて最大10%です。詳しくは総務省ホームページ(個人住民税の寄附金税制の概要)をご覧ください。

※個人住民税の寄付金控除のみを受ける場合は、各自治体に申告をお願いいたします。

 

※西宮市・神戸市・丹波篠山市以外にお住まいの方は、個人市民税(都道府県民税・市民税)が控除対象となりません。ただし、兵庫県にお住まいの方の個人県民税(4%)は税額控除の対象となります。

 

■お手続きについて

1. 所得税の寄付金控除と住民税の寄付金税額控除について、確定申告をすることにより、同時に適用を受けることができます。
2. 申告に当たっては、本学発行の領収証、領収証裏面の「税額控除に係る証明書(写)」及び「特定公益増進法人であることの証明書(写)」が必要です。
3. ご寄付いただいた年の翌年1月1日より前に対象地域から、転出した場合は寄付金税額控除の対象となりません。
4. ご寄付をいただいた日の住所が対象地域でなくても、翌年1月1日までに対象地域に転居された際は、寄付金税額控除の対象となります。
5. 当該都道府県・市区町村から要請があった場合は、本学より寄付者名簿を提出することとなっておりますので、あらかじめご了承くださいますようお願い申し上げます。寄付者名簿には、寄付者氏名、住所、寄付金額、寄付金受領日等を記載いたします。

 

法人の場合

特定公益増進法人に対する寄付金として、一般寄付金の損金算入限度額とは別枠として損金算入されます。

 

 

 

 

プロジェクトに関するご留意事項

 

■本プロジェクトでは、プロジェクト概要に記載のある研究に対して、ご寄付を活用いたします。必ずしもスケジュール通りに進行でき、想定通りの結果が得られるとは限りません。大幅な変更が生じる場合には、活動報告などを通じてお知らせしながら、皆様のご寄付を大切に活用して関連した研究を継続いたします。

 

■ご寄付のお手続き時に「応援コメント」としていただいたメッセージは、本プロジェクトのPRのために利用させていただく場合がございます。あらかじめご了承ください。

 

■本クラウドファンディングを介して得た個人情報につきましては、兵庫医科大学の規定に基づいて適切に管理し、寄付者様の分析などに活用させていただく場合がございます。

 

■寄付金領収証のご住所は「ギフトお届け先」にご登録いただいた内容となります。ご寄付後にアカウント情報を変更した場合でも、ご寄付時に入力したお届け先の住所は変更されません(個別にご連絡いただかない限り、原則としてご寄付時に入力いただいた住所に寄付金領収証をお送りさせていただくことになります)のでご注意ください。

 

■寄付金領収証の宛名は、ご寄付時の設問にご回答いただいたお名前となります。個別にご連絡いただかない限り、原則としてご寄付時に入力いただいた宛名にて寄付金領収証をお送りさせていただくことになりますので、変更がある場合にはご注意ください。

 

■寄付金領収証は再発行できませんので、お取り扱いには十分ご留意ください。

 

■クラウドファンディングについてのお問い合わせにつきましては、ヘルプをご参照ください。

 

■本クラウドファンディングページに使用している写真で、個人の特定できるものは写っている方の掲載許諾を得ております。

 

ギフトについてのご留意事項

■本プロジェクトのリターンのうち、【お名前掲載】に関するリターンの条件詳細については、こちらの後記にある「別添 支援契約について」の「命名権、メッセージの掲載その他これに類するリターン」をご確認ください。

 

プロジェクト実行責任者:
新村健(兵庫医科大学医学部総合診療内科学 FESTA研究チーム)
プロジェクト実施完了日:
2025年12月31日

プロジェクト概要と集めた資金の使途

集まった資金の45%程度は、調査研究に携わる医療系スタッフへの交通費、採血および事務担当の外部協力者への交通費と人件費、謝金に充てられます。残りの55%は、血液中のエクソソーム単離、miRNA解析費用に充てられます。

リスク&チャレンジ

プロジェクトに必要な金額と目標金額の差額について
必要金額と目標金額の差額は自己資金により調達いたします。また今後も公的研究費獲得に向けて努力していきます。

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ギフト

3,000+システム利用料


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長寿因子の研究を応援|3,000円コース

●寄付金領収証
※寄付金領収証は、2024年3月の日付にて発行し、2024年5月までに発送する予定です。 ​寄付金領収証のご住所は「ギフトお届け先」にご登録いただいた内容となります。
●お礼のメール

申込数
60
在庫数
制限なし
発送完了予定月
2025年1月

10,000+システム利用料


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長寿因子の研究を応援|10,000円コース

●寄付金領収証
※寄付金領収証は、2024年3月の日付にて発行し、2024年5月までに発送する予定です。 ​寄付金領収証のご住所は「ギフトお届け先」にご登録いただいた内容となります。
●お礼のメール
●兵庫医科大学 医学部 総合診療内科学のホームページにお名前掲載(希望制)
●活動報告書(PDF)
●市民公開講座への優先ご招待権(1名)
※当研究室が実施する市民公開講座に1名さまを優先ご招待いたします。市民公開講座は2025年3月までに、兵庫県内で実施予定です。具体的な詳細は開催の2ヶ月前を目処にご連絡いたします。
会場への交通費は寄付者さまにてご負担をお願いいたします。現地でのご参加が難しい場合は、オンライン中継用のURLをお送りしますので、メッセージ機能にて当研究室までご連絡ください。

申込数
111
在庫数
制限なし
発送完了予定月
2025年1月

3,000+システム利用料


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長寿因子の研究を応援|3,000円コース

●寄付金領収証
※寄付金領収証は、2024年3月の日付にて発行し、2024年5月までに発送する予定です。 ​寄付金領収証のご住所は「ギフトお届け先」にご登録いただいた内容となります。
●お礼のメール

申込数
60
在庫数
制限なし
発送完了予定月
2025年1月

10,000+システム利用料


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長寿因子の研究を応援|10,000円コース

●寄付金領収証
※寄付金領収証は、2024年3月の日付にて発行し、2024年5月までに発送する予定です。 ​寄付金領収証のご住所は「ギフトお届け先」にご登録いただいた内容となります。
●お礼のメール
●兵庫医科大学 医学部 総合診療内科学のホームページにお名前掲載(希望制)
●活動報告書(PDF)
●市民公開講座への優先ご招待権(1名)
※当研究室が実施する市民公開講座に1名さまを優先ご招待いたします。市民公開講座は2025年3月までに、兵庫県内で実施予定です。具体的な詳細は開催の2ヶ月前を目処にご連絡いたします。
会場への交通費は寄付者さまにてご負担をお願いいたします。現地でのご参加が難しい場合は、オンライン中継用のURLをお送りしますので、メッセージ機能にて当研究室までご連絡ください。

申込数
111
在庫数
制限なし
発送完了予定月
2025年1月
1 ~ 1/ 12

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