犬との幸せな暮らしをデザインする。犬専門木工房、再建へ。

クラウドファンディング
残り２週間となりました！

これまでご支援いただきた方々
本当にありがとうございます！！

ですが、
まだまだ目標に遠く
かなり焦っています💦

どうかみなさまのご協力よろしくお願いいたします！

もっともっとNoahについて知っていただけるよう
今回も普段のNoahの仕事について書きました↓↓

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実際に「犬専門木工房って何つくってるの？」

と聞かれることも多いNoah

基本的には犬向けの家具や小物など
体型や年齢、ハンディキャップなど個々の特徴に合わせて
フルオーダーやセミオーダーを１匹１匹のためにハンドメイドしています

また犬との生活に関わる衣食住や
Noah自身津波から愛犬とともに避難した経験等を元にした防災についてなど
相談やアドバイスなども行っています

 

商品に関しては
舐めたりかじってしまう犬の特徴を考え
人の赤ちゃんと同じ安全性とクオリティを提供するため
宮城県産天然木と自然塗料のみを使用し
設計・デザイン・製作・販売
すべて行っているため、個々のニーズに対応できるので
ハンディキャップやシニア犬などにも個別に製作しています

そして普段の居住環境、他のインテリアとの調和、
空間デザイン、機能性、安全性、デザイン性を含んだ提案を行っています

 

フルオーダー、セミオーダーに関しては
カウンセリング・フィッティングが前提となり
その後製作となります

カウンセリングの中での会話を通して

環境を改善することで実現できる
犬と人との幸せな暮らし方について
本当にいいモノやコトと、そうでないモノの違いなどを知ってほしいためです

そして
モノの製作だけではない理由が
どれだけいいモノを揃えたとしても
心の安定は家族との繋がりに勝るものはないと考えているためです


正しい理解と知識を
常に生活している飼い主自身が行えるか、そうでないかで
犬自身の本当の幸せは難しいと思っています

 

カウンセリングは短くても１時間
長い場合は数時間に及ぶ場合もあり
衣食住や病気を含めた生活の大部分のお話しをすることが多いです
お客様が納得するまでお話しさせていただいています

場合によっては
お客様のご自宅へ伺う場合もあります

また衣食住など総合的なアドバイスも行っているため
ものづくりとは別に
犬のトレーニングやマネージメント、ボディケア等に関しても
海外の専門家などのセミナーに参加するなどし
アニマルケアの最新情報等をお伝えすることも行っています。

 

 

今回は柴犬チャロの実例のご紹介です。

 

 

今回Noahへ相談されたのは

元々来客や家族の一部に対して吠えと噛みがある犬だったけれど

唯一散歩できる家族も先日噛まれてしまい、そこから怖くて散歩に行けず悩んでいる

フェンスなど設置して家族以外の人が近づけないようにした方がいいのか？

という話でした

 

まずは

・噛んだことの原因を探ること

・対処法について

・犬自身を知ること

・改善策を考える

という家族全員（５人）の共通理解のためお話しする時間が必要です。

その結果次第でNoahで製作するかどうかを考えましょう。と伝えました

 

 

【カウンセリング】
まずカウンセリングは犬の生い立ちから現在までの状況や様子を伺い
実際に家族以外の人に対してのリアクションを確認。
ボディチェックやフィッティングをします。

”吠え”や”噛み”がどういう原因なのか
病気なのか、状況（環境）なのかなどを探り
そうせざる負えなかった理由を分析

 

基本的に犬自身は
好きで噛んだり吠えているわけではない場合が多いためです。
 

今回は来店ではなく、自宅に伺い出張カウンセリングをまず行いました。
チャロの身体チェック、生活環境、家族との関係性などを詳しく観察するためです。
家族からのヒアリングだけでは、家族自身の主観的考えに寄ってしまう傾向もあるため、状況調査とチャロ本人の観察から状況把握をします。

チャロの場合、噛んでしまった原因は複数ありました。
そして主となるものは
・首の怪我（膿んだ状態）
・ヒート期（生理による出血あり）
・テリトリー内に容易に他者（人、動物）がアクセス可能
・繋ぎっぱなし飼育（散歩時以外）

 

散歩時以外は庭先の一角に杭で繋がれた状態で生活しているチャロは
すぐ脇を通っていく来客や家族に対しても吠えや噛みつく行動を以前から繰り返していました

普段から首輪にリードを繋がれていて、何かに反応するたびに勢いよく飛び出してしまうため、首輪部分に負担がかかり、何かのタイミングで皮膚を強く摩擦したため傷口が膿んでいる状態でした

家族はそれに気が付くことができず、その後も手当がない状態が数日続いたうえ、毎日朝晩は首輪にリードのままの状態で散歩、加えてチャロ自身が先導しぐいぐいリードをひきたがる傾向が強かったため、傷口が悪化してしまった。

犬の多くは食事と散歩が好きですが、中には散歩が恐怖だったりストレスに感じている犬もいます。
チャロの場合は散歩は好きな方でしたが、その時間すら痛みを伴うようになってしまったのと、普段も庭先に繋ぎ飼いされているため、常時傷口に影響があり、睡眠もままならなかった可能性があること

またヒート期と重なり、生理出血が続いていたこと

その状態が数日続いたタイミングで、唯一噛まれていなかった飼い主さんも朝の散歩へ行こうと近寄ったタイミングで噛まれてしまった

 

噛まれた飼い主さん自身「今まで自分は噛まれたことがなかったからショックだった」と「これではだれも散歩に連れて行けず、基本的にはトイレは散歩中だったチャロも可哀想だし、かといって保健所へというのはしたくない」

しかし原因をひとつひとつ紐解いていくと
”飼い主さんを嫌いで噛んだ”ではないことが解り、

「ほっとした」と話していました

そしてまずすべきことは
怪我の治療と家族の関わり方、チャロに対する理解をすること

環境改善策として
フードガードする傾向があることもあり、テリトリー意識が強いため、フェンスでお互いの安全を護ることを提案しました。

 

怪我やヒートについて、カウンセリング前までは気づかなかったという家族に
チャロとの関わりを増やすことをアドバイス

人が言葉で愚痴や文句を言って発散や共感を訴えられる選択肢がありますが
犬にとっては吠えや噛むまたはしっぽの状態でしか表現できません

食べ物を提供する家族を噛むというリスクよりも
身を護ること＝噛むを選択せざる負えなかった
と考えてみると
噛む行動の前のチャロの数日間の忍耐も理解してあげるべきと思います。

分かりやすく言えば
”大好きな家族から傷口に塩を毎日塗られている状態”だった
と伝えると「そうですよね、言われてみて、チャロの気持ちだったらそう（噛む）なる」

カウンセリング後
チャロは病院で手当てと薬を処方され
首輪を完全に外し、常時ハーネス（胴輪）に変えました

それまで食欲不振で痩せてしまっていたチャロは
徐々に食べるようになり、傷口もそれから数日後には治っていきました

フードガードはブリーディングやペットショップで販売時期に飢餓を経験してしまっているなどのトラウマからなってしまう場合もあり、治すのには時間がかかるため、まずは食事の提供場所の改善やその際の接し方のアドバイス

 

最後にチャロのテリトリーが明確にわかるよう、フェンスを製作しました
これで、お互いの安全も守られますし、万が一家族以外の人が噛まれたとしても、飼い主側の安全対策は施された状態のため、責任の所在も明確になります。

チャロが寝そべられるよう既存の小屋の前にデッキを敷き
塗装が剥げてボロボロだった小屋も塗装を行い撥水効果を加えました。

 

 

万が一散歩に行けない状況になった場合でも、フェンス内で動き回れるよう、大き目なフェンスにしました。

出入りゲートも表と裏に２か所。中央に１か所仕切りゲートを設けました。

 

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　正面ゲート

出入りゲートの扉にはそれぞれチャロの表札をつけました。
ペンキ塗りの作業をご家族の方々が一緒にしたりと、チャロのためにというご家族の気持ちも伝わり、チャロにとってもご家族にとっても意味のある時間になったと思います。

 

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　裏面ゲート


チャロの体型等に合わせてフェンスの仕様をデザイン
 

 

完成するころにはすっかりチャロの傷も完治し、痩せてしまっていた体重も元に戻り、吹きさらしだったチャロの生活エリアもフェンスで緩和されました。

約２週間の作業でしたが、その間にご家族とチャロや犬に関してたくさんお話しさせていただいたので、これからのチャロとの暮らしにお互いの不安やストレスのない時間がもてるよう、Noahでも関わらせていただけたらと思います。

今回は５年前から使い続けている既存の小屋の方は、今回塗装の処置のみでしたが、だいぶ雨などで傷みがある状態でした。防水対策や断熱仕様でない小屋なので、このまま数年間使い続けるのはチャロに負担があるという診断も出しました。

「じゃあ次は犬小屋頼もうかな」と言っていただきました。

人といい時間、いい関わり方をすれば、犬の顔も穏やかに


Noahが行う全てのことは
犬と人との幸せな暮らし方を
実現するためのサポートです

モノづくりだけでなく
愛犬との関わり方を見直すことで
残りの時間を
お互いに幸せな時間に変えられる

だからこそ
カウンセリングを通して
たくさんお話しをして
出来る限り愛犬たちの声を聴いて
犬にも人にも自然にもやさしいを
お客様と一緒に実現させていきます

 

新しい拠点でも
以前にも増して
犬にとっていいコト・モノ
を提案できるよう
みなさんのご支援よろしくお願いいたします
 

クラウドファンディング
残り２週間

まだまだみなさんのご支援が必要です

１匹でも多くの愛犬たちの幸せな暮らしを実現できるよう
クラウドファンディングのご支援よろしくお願いいたします！！