プロジェクト概要

 

”日本メープル協会会長 栗田和則さん×学生”で山形県金山町杉沢を未来に誇れるメープルの里に!H26年度のアクションに向けての第一回企画開催!

 

はじめまして!山形大学2年の伊藤大貴と申します。今回のプロジェクトの舞台である山形県金山町杉沢地区は全12戸41人の寒さ厳しい山里です。この小さな集落を、自生するメープルの木“イタヤカエデ”を使って「後世に誇れる里にしたい」と考えている方がいます。生まれも育ちもこの杉沢、ずっと山里の暮らしと向き合ってきた栗田和則さん(69歳)です。“杉”という産業がありながらも人が離れていく地域の現状。

 

そんな中、山里の魅力をもっと引き出したい、と栗田さんは“メープルの里づくり”という大きな夢をかかげ15年以上メープル商品の開発や販売に取り組んできました。今回、私は全国の大学生と共に、その夢の実現に向け少しでも力になれるよう動き出すことにしました!

 

【プロジェクト概要】
・日本全国から大学生を集め、実際にメープルの樹液を採取したり、シロップに加工したりする体験をしてもらう。
・除雪や春支度など、冬の山里独自の暮らしを体感してもらう。
・これらの体験から感じたことを語り合い、“メープルの里” の実現に向けたアイデア交流会を開催する。

☆ここで出たアイデアを基に、H26年度、私と有志の学生がアクションを起こします!

 

より多様なアイディアを生み出すため、様々な価値観をもった大学生を集めます。 遠方からの参加者の負担を減らすお手伝いをしていただけないでしょうか。

 


 杉沢はバス停が埋もれる程の積雪。また携帯の電波も入らないくらい山奥です。

 

 

思いの強い参加者を集めるため、参加者からは参加費を頂戴する予定です。しかし杉沢地区にたどりつくには、並大抵の意欲を上回るほどの、大きな資金的負担が伴います。今回ご支援いただくことで、この負担をできるだけ軽減し、意欲ある学生が参加しやすい状況をつくりたいと考えています。

 

 

本当の豊かさとは? 山里での暮らしを「創造」「伝承」する活動を。

 

栗田さんとの出会いは、2013年夏に大学で行われたフィールドワークでした。私も山形県の農村出身であり、田舎からどんどん人が減っていくという現状をどうしたらよいか、という問題意識をもっての参加でした。正直、私の中には「もう何もできないのでは」という諦めにも似た気持ちもありました。しかし栗田さんは違ったのです。「生まれ育った山里で、どう暮らしを成り立たせ、どう自分らしく生きていくか。この土地で生きるとは何か、もう一度問い直さなければならない」そんな思いを胸に、栗田さんは動き続けていました。

 


 栗田さんがH5年に立ち上げた「暮らし考房」

 


 藍染体験など、山里での豊かな暮らしを考える拠点となっています。
 

「人は、村は貧しい、山村に未来はないと言う。しかしそれは、都市化することを良しとし、村の暮らしの良さを捨てた結果である。山里には、山・川・田・畑・森があり、時を重ねた技と、四季のめぐりを共にする暮らしがある。住む者がその良さに気づき、訪れる人々と共に、本物の“豊かさ”を問い直したい。」

 

栗田さんの夢を語るときの生き生きとした瞳に、私は強く感銘を受けました。そしていつしか、「一緒に栗田さんの夢を追いかけたい」と考えるようになっていました。それ以来、月に一度くらいずつ、栗田さんの元を訪れ、実際に里山の暮らし体験をさせていただいたり、打ち合わせを含め、お話を頂いたりしてます。

 

夏のフィールドワークの一コマ。植物の茎を使った笛づくりの様子です。

 


学生の多様な「発想」が山里の未来を創り、栗田さんの「夢」が学生の未来を創る。

 

栗田さんは、1999年にメープルの研究会を立ち上げ、樹影やシロップなどを商品化し、2008年には日本における山の豊かな暮らしの知恵共有を目指して、日本メープル協会を設立しました。このように栗田さんの“想い”は確実に形になっています。

 

しかし、現在、杉沢におけるメープル関連商品は栗田さんの家族のみで生産しており、生産数も僅かで、認知度もまだまだ低いのが現状です。更に、カナダ産“サトウカエデ”のメープルの存在があるので、手間とコストのかかる国産品は、ただ単純に大量生産できるようになれば良いというわけでもありません。また、商品は「利益よりもまごころを」という栗田さんの信条に基づき、販売は原則手渡しとしているのですが、そのような栗田さんの“想い”をどうやって伝えていくかも大きな課題となっています。

 


全国の有志とともに立ち上げ、“お金”でなく“自然と暮らし”ベースのブランド化規格を考えています。

 

先述の夏のフィールドワークでは日本各地から学生が参加しました。それは私にとって新鮮で貴重な体験でした。生まれも育ちも山形で、外に出たことのない私にとって、都会で生まれ都会で育った学生の発想は斬新でした。また同時に、栗田さんの想いや、私の発想も、立場の違う学生にとっては考えさせられる内容となったようで、議論は大いに盛り上がりました。その時、私は様々な学生が栗田さんの“想い”に触れることで起こる“新しい発想”達に大きな可能性を感じました。


しかし、夏のその企画では、単発参加の現地授業という形式もあり、実体験はできず話を聞いての“アイデア提案”がゴールでした。ですから、今回は、実体験を通し、出た“アイデア提案”を、アクションに繋げることを目標とします。そして、学生らしい“発想”とそこから起こるアクションで、栗田さんの夢実現のための課題解決を目指します。また、学生にとっては、夢を語る栗田さんの姿勢が、自身の夢や価値観を見直す大きなきっかけとなることでしょう。

 

以上のことから、69 歳の夢追い人“栗田和則さん” × “全国の学生”で、金山町杉沢地区を豊かな山里の暮らしを伝えゆく“メープルの里”にしたいです。そして、その第一歩となる“第一回金山メープルミーティング”の開催実現のため、何卒ご協力の程よろしくお願い致します。

 

【プロジェクト詳細】
開催日:3月21日~3月23日
場所:山形県金山町
参加資格:大学生(短大・専門・院生含む)
定員:20名

 

【支援金使用用途】

現地での活動保険費 約5万円
現地までの交通費補助 約16万円
“引き換え券”暮らし考房商品購入・郵送費 約9万円

※他、参加費12000円より
宿泊費、夕食費、体験活動費が栗田さんへ支払われ
残りは現地内での交通移動費として使用します。

 


【引換券について】


杉沢地区に自生する“イタヤカエデ”は、カナダの“サトウカエデ”とは違う種で、その樹液の糖度はわずかに低い代わりに、カルシウム、カリウム等のミネラル分は2、3倍多く含んでいます。雪解け間近の山で“イタヤカエデ”に傷をつけると、まるで涙を流すように樹液が落ちてきたことから地元の人は「2月泣きイタヤ」と呼んでいます。 今回の引き換え券では、そんな樹液を使った商品をお届けします。木の命を大事にし、必要以上の傷をつけない、薬品を使わないなど、カナダの基準以上のこだわりによって作り出されたメープルの味わいは市販のそれとは全く違います。
 

左から、「メープルサップ」「メープルビール」「メープルシロップ」
 

サップとは楓の樹液そのもののことで、そのまま飲むのはもちろん、炊飯に使うとご飯がふっくらするなど調理水でも活躍します。そして、シロップはそのサップを40倍以上にも煮詰めた大変手間のかかる品で、市販品にはないサラリとした舌触り、喉ごしがあり、ホットケーキやかき氷にかけると絶品です。また、メープルビールは樹液を使った世界初の商品でここでしか飲めないビールです。

 


とれたての“山菜セット”!おすすめレシピと共にこだわりのおいしさをお届けします!
(写真はイメージです。)photo by Maki Kirihara

◆参加申し込みと詳細日程について
→以下のfacebookページで募集・質問受け付けしております!
https://www.facebook.com/events/216088695262408/

 

~栗田和則(くりたかずのり)~
平成5年 山村での豊かな暮らしを考える「暮らし考房」設立
平成6年 山里フォーラムin かねやま開催
平成9年 山崎農研第22回山崎記念農業賞受賞
平成10年 「共生のむら・すぎさわ」誕生
平成11年 第17回東北ふるさと賞受賞
平成14年 家の光農村文化振興my ビジョン最優秀賞受賞
平成16年 山里フォーラムを「山里哲学精舎」に衣替え
空き家の共同利用「山形・金山スロー村」を開始
平成17年  川村造林記念山形県林業賞受賞
平成18年  ショップ&カフェ「メープル楓」オープン
山形県男女共同参画社会づくり功労者等知事表彰「チャレンジ賞」受賞
平成19年  山村力(やまぢから)コンクール山村力発揮リーダー賞受賞(林野庁長官表彰)

編集協力/勝野小百合


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