子どもたちの"やってみたい"を叶えて。より自由に表現できる場を

♥きょう，１１／２６は四日市ジュニア・アンサンブルの誕生日です♥

まるっと３１年たちました。多くの方々とのご縁，出会いでここまで続けてこれました。本当に皆様ありがとうございます。

 

さて，練習場の話の続きです。

 

♪新聞店２階の練習場所から次の練習場所をさがしている最中，このときも助けてくれたのは卒団生の親御さん。

　近鉄四日市駅から湯の山線に乗り，高角駅で降りて１分。

　こんないい場所にプレハブ倉庫がありました。

　この倉庫を紹介してくれたのです。

　鍵を借りて，中を見たとたんびっくり仰天！

　正面に左右を仕切る壁があり，右側は洗面とトイレがある。

　左側奥にはひな壇のような木製の段がある。

　もう何年も使っていないような農業用倉庫。

　さあ，どうする？

　でもリフォームすれば何とかなるか。

　とても腕のよいそして遊び心いっぱいの個人建築業者さんをこれまた卒団生の保護者さんに紹介してもらい，いっぱいお金をかけてリフォームしました。

　でも，空調までいかなくて結局空調は，卒団生のみなさんの寄付で設置することになりました。

　広さ４０畳。

　ここでの練習は，またまた子どもたちが成長する大きな転機となった場所でした。

　それは「鏡」でした。

　壁一面の鏡に自分を写すことで，歌う表情，ダンスの振り，芝居をどう演じているか一目瞭然。自分でまずチェックできる。これは大きな収穫でした。

　人に言われて直すだけではだめ。自分で気づかないと。でもその気づく「環境」を整えないと，子どもたちは自分で気づかない。

　「鏡」はそれを実現させてくれました。

　ここでの練習で，演劇表現が飛躍的にアップしました。

　卒団して高校演劇，学生演劇，市民演劇に所属するようになった卒団生が，小中学生に混じってミュージカルのキャストを務めてくれるようになったのもこのころから。

　小中学生の吸収するスピードは速い。

　みるみるうちに表現するおもしろさを知り，実践し，実力を高めていくようになりました。

　役になりきり，ソロで歌う，数人で歌う，こんなことを当たり前のようにやっていくようになったのもここの練習場に移ってから。

　今では，四日市ジュニア・アンサンブルの団員たちは「人前でひとりで歌うことがあたりまえ」ですが，その礎（いしずえ）はこの練習場所で培われたように思います。

　でも，この練習場についてとんでもないことが起きました。

　２００８年から９年使った２０１７年の冬。

　この練習場の立っている土地を駐車場にしたいと。

　どうぞご自由に。

　いやいや，この土地に建っているこのプレハブ倉庫。

　これは登記されていないそうで。

　え？

　お借りしていたＮさんが，この倉庫を登記していなかった？

　登記していないこの倉庫を借りるのに，借家料を払っていたの？

　なんか？？？がいっぱい並んでしまったのです。

　では，どうしたらいいの？

　結局，この倉庫を解体しない限り，駐車場にならないとのこと。

　そんな無茶な！　いきなり。

　何度交渉してもらちが明かない状態。

　駐車場を作るといっていたこの練習場前の会社も，次の場所を紹介してくれました。空事務所（またもやプレハブ）。

　続きは次書いていきます。