100周年記念|ひとり親家庭の子ども100人へボーイスカウト体験を

100周年記念|ひとり親家庭の子ども100人へボーイスカウト体験を

寄付総額

4,649,000

目標金額 3,300,000円

寄付者
314人
募集終了日
2023年2月21日

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プロジェクト本文

終了報告を読む

かつてボーイスカウトや

カブスカウトとして
活躍されていた方へ

 

野山を駆け巡り、仲間と野外ゲームなどやハイキング、キャンプを体験していた楽しい思い出をお持ちではないでしょうか。


日本のボーイスカウトはおかげさまで100周年を迎えることができました。


そこで、この大きな節目に、経済的な理由でボーイスカウトに参加できない子どもたちに
ボーイスカウト参加というプレゼントを届けていきたいと思います。 

 

ぜひスカウト仲間だったあなたから、周囲の方へ、「私もかつてボーイスカウトだったんだ」と話しかけ、協力を呼びかけていただければと思います。


その素晴らしい思い出と共に。

 

 

 

本クラウドファンディングについて
ボーイスカウト日本連盟100周年記念

 

皆さまからのご寄付でできること

 

皆さまから頂戴したご寄付は、ボーイスカウト日本連盟創立100周年記念募金として、「未来の子どもたち基金」に充当いたします。目標金額330万円を達成することでおよそ100名のひとり親などの家庭に対しておよそ1年間のボーイスカウトの体験活動をプレゼントすることができます。
 

【資金使途】

300万円:
「未来の子どもたち基金」に充当して、多様な子どもたちが体験活動へ参加できるように活用させていただきます。100名のひとり親などの家庭に対してボーイスカウトの体験活動をプレゼントすることができます。

9万円:
本事業の 広報費用として活用させていただきます。

21万円:

リターンの発送などの経費に

 

【ボーイスカウトの体験活動の提供方法について】

体験希望者さまに、公式HPから申し込みいただき、ボーイスカウト側で提出資料などをチェックの上、要件に合う方へご連絡し、助成先を決定します。

 

※本プロジェクトはAll in形式です。寄付金額が目標金額に到達しない場合にも、他の寄付金や自己資金で不足分を補填し、上記の通りプロジェクトを実行いたします。

 

 

1年間の活動イメージ


お住まいの地域に近いボーイスカウトの「団」に所属して、ビーバー隊(年長~2年生)、カブスカウト隊(3~5年生)の仲間となって、地域の公民館や公共場所などを中心に活動します。カブスカウトの場合、月1回程度の隊集会、月2-3回程度の組集会、年1-2回程度の長期キャンプなどが予定されていたりします。今回の一人当たり費用で、1年間の活動に参加できることを想定しています。


[年間活動プログラム(例)]

4月 入隊式/仲間づくり
5月 緑の探検隊/ピクニック
6月 新しい発明家/キャンプ準備工作
7月 クッキングマスター/キャンプ野外料理
8月 楽しいデンづくり/サマーキャンプ
9月 見つける自然博士/自然探求
10月 森のアーティスト/芸術
11月 動く音楽家/楽器作り
12月 みんなのクリスマス/劇と合奏
1月 冬の生物たち/観察
2月 世界の仲間たち/世界友情 
3月 春のきざし探し/ピクニック

※上記はあくまで活動の一例で、内容を保証するものではありません。具体的には地域で活動する団・隊によって異なります。

 

 

 

コロナ禍による、青少年の課題

 

●人間関係を築くために必要な体験活動が減少しています。

 

国立青少年教育振興機構の調査によれば、コロナ禍で多くの学校や地域で体験活動が中止となり、感染拡大防止のため自宅で多くの時間を過ごし、屋外で体を動かす機会も減少し、体力的な課題やメンタル面、人間関係の希薄化等が課題となっています。自然の中での集団活動は、人間関係を築く力や共同して課題を解決する力の向上など高い教育的効果が期待され、子ども一人ひとりの資質や能力を育成することに有効であるとされています。
※出典:http://www.niye.go.jp/kenkyu_houkoku/contents/detail/i/153/

 

●体験活動を望む声が9割。

 

困窮家庭への学習支援を行う公益社団法人チャンス・フォー・チルドレンや、小学生向けキャリア教育を展開するCHEERS株式会社のアンケート調査によれば、こどもへの教育で重視するのは、学力の向上よりも探求学習、チームワークなどの子ども自身の価値観や人格形成への期待が高く、特にリアルな体験機会を望む保護者が9割と多くなっています。

 

一方、体験の機会が減った、作れていないという回答が7割以上と、現在の社会情勢を含めた教育の理想と現実が乖離している結果となっています。

 

子どもたちを取り巻く環境もコロナの影響を受け、ひとり親世帯などの年収の低い世帯では一層と家庭学習等が厳しくなり、支援の必要性が高まっています。
※出典:https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000005.000103468.html
※出典:https://eduwell.jp/article/convid19-impact-needy-households-survey-results-cfc202207/

 

 

ボーイスカウトが、豊かな体験を取り戻す

 

青少年世代にとって大切なのは、さまざまな物事に取り組み、自分の得意なこと、好きなことを見つけ、伸ばしていくこと。そして、何事もただ知識を得るのではなく「行うことによって学ぶ」こと

 

今回のボーイスカウト体験の提供を通じて、学校や家庭では体験できない多様な経験を通じた、「こんなこともできるんだ」という成功体験と「次はがんばるぞ」という失敗体験の積み重ねが、子どもたちに自らの未来を積極的に切り拓いていく力をつけます。

 

【助成を受けて活動したスカウトと保護者の声】

 

「今年の活動で一番楽しかったこと」

 

「この先の目標、頑張ってみたいこと」

 

「保護者の方からのお便り」

 

 

日本のボーイスカウト100年の歩み

 

これまでのボーイスカウト日本連盟の歩みについて、気象予報士/防災士のキャスター澤朋宏理事とファンドレイジング・プロデューサーの井上義雄理事が紹介いたします。

 

澤朋宏
井上義雄

 

井上)澤さんは天気キャスターとして毎日全国ネットのテレビのレギュラーをこなしながら、地元愛知ではスカウトと呼ばれる子どもたちと一緒に活動され、しかも日本連盟の理事・広報委員長としても活躍されています。本業の傍ら、ボランティアを続けられているのは、素晴らしい反面、大変な努力をされているのではないでしょうか。


澤)現在、日本連盟に所属しているのは、大人も子どもも併せて約8万人ですが、指導者として関わる大人たちのうち99%は無給のボランティアでむしろ自ら金銭も負担して、明日を担う子どもたちを健全に育成しようと協力しています。ボーイスカウト100周年も単に年度を重ねただけでなく、こうした子どもたちを何とかしたいという、100年間の綿々たる心持ちの連続であったかと思います。

 

昭和天皇が紹介して日本に伝わる

 

井上)出版されている「昭和天皇とボーイスカウト」によれば、日本に伝わったきっかけは、当時、皇太子として訪英されていた昭和天皇がボーイスカウトの行進やベーデンーパウエルからの拝謁を受けて、子どもたちが生き生きと活動していることを紹介したこと、とあります。


澤)そうしたことがあり、当時の文部省からもボーイスカウトを研究するための特使が派遣され、持ち帰った資料等をもとにして、広島、静岡や京都などで活動が始まりました。京都では平安神宮において各学校の優秀な生徒を集めた京都選抜で「京都少年健児団」を結成、滋賀県雄松崎でボーイスカウトとしての日本初野営を実施しました。こうした各地での活動開始から全国規模での組織をつくる機運が高まり、1922年(大正11)の4/13に日本連盟が出来上がります。


井上)始まった頃の大正年間の日本は、明治維新から近代的国家づくりが進み、ようやく国家としての円熟を見せ落ち着きかけてきた時節です。また日本連盟が結成された翌年の1923年(大正12)に関東大震災が起こりました。当時高齢だった実業家渋沢栄一は国内外へ民間の寄付集めに旗頭となって取り組み、帝都は復興院総裁、後藤新平の元で大規模な改造に着手しました。後藤はNHK総裁や東京市長、満鉄総裁、台湾総督などを務め、また医師としての経験から大規模調査に基づく公衆衛生向上に取り組み、まちづくりを進めた人物でしたが、青少年こそが未来を担うと強く思っていたことからボーイスカウトの初代総裁・総長を努めていました。

 

初代総裁・総長:後藤新平

 

澤)日本連盟ができてたった1年でしたが、後藤は「人のお世話にならぬよう、人のお役に立つように、そして報いを求めぬように」と呼び掛け(自治三訣)、ボーイスカウトたちは街頭にたって人の整理や後片付けなどに取り組みました。自分たちでなにができるかを考えて、できることをしっかりしたのでボーイスカウトは人気を集めたようです。

 

井上)後藤は東京市長だった時に給与を全て東京市に寄付していますし、ボーイスカウト日本連盟ができた時にも自ら10万円の大金(現在の3億円に相当)を寄付して全国に普及のための巡回講演会を実施しています。日本ではボランティア元年と呼ばれる阪神淡路大震災(1995年平成7)をきっかけにNPO法ができて、東日本大震災(2011年平成23)で様々なNPOが大活躍しましたが、ボーイスカウトでは遥か昔の100年も前から活動していました。

 

関東大震災復興奉仕(1923年)

 

 

特徴的な野外活動、進歩体系、班システム


澤)一般的なボーイスカウトのイメージというと、同じユニフォームを着て、ごみ拾いをしたりマラソン大会の沿道警備をしているのが多いかもしれません。しかし実際には、野外でのハイキングやキャンプを通じて、自分自身の健康や役立つ技能を養い、人格を高めて、他の人の役に立つことを実践しています。組や班と呼ばれる小さなグループに所属して運営を通じて自治の体験をしていきます。

 

井上)基本的なメソッドとしては、創始者ベーデンーパウエルが表したスカウティング・フォア・ボーイズに記載されている方法を踏襲していっています。

 

澤)創始者は観察推理に長けた人であったので子どもの特質に注目され、それにあった方法をとられたのだと思います。しかしながら、社会や経済環境の変化もあり、方法については何度も見直してきています。同じユニフォームをきて整列などもピシッとカッコいいので、全体主義的な団体教育をしていると思われがちですが、実は自分で自分のもつ可能性や有用さを引き出して個人を伸ばしていく個性教育が何よりの特徴です。

 

井上)そのユニフォームを良くみていると地域や所属を示す標章に加えて、個々に異なる記章がつけられています。バッジシステムという言い方をしていますが、その年代ごとに興味深い内容や知っておいてもらいたい分野を累進的な進歩体系として公開して、スカウトが調べたり練習したりしてその課目ができるようになれば達成した証として記章(バッジ)が与えられます。たくさんバッジがついている場合には、たくさん努力したということが「見える化」しているわけですね。

 


澤)それは、ボクはこの分野での準備がしっかりできていますよ、ということになり、人のお役にたつ準備をしていると言い続けるために、引き続き努力を怠らないことにも繋がります。


井上)そうした隠れたところでの、たゆまない努力があってボーイスカウト全体の信頼に繋がっているのですね。

 

澤)東日本大震災があった後、直ぐに名古屋でユニフォーム姿で街頭募金を呼び掛けたら短時間で数百万円を越える募金が寄せられましたが、これもユニフォームに対する信頼の証。同時期に信号機が停電していたので、寒いなかユニフォーム姿で手信号での交通誘導を頑張ったスカウトがいました。こうした話はいくつもあり、それらがまた信頼を保つ元になっています。

 

井上)絵本にもなっていますが、運動の初期に霧のロンドンで迷ったボイド氏を案内したスカウトがいたおかげでアメリカにこの運動は広がり、一時は世界最大のスカウト数の連盟となりました。アメリカ連盟の何十周年かでこの少年への感謝を伝えようと呼び掛けましたが誰も名乗りでなかったので、名の知れないスカウト(アンノウンスカウト)への感謝の像が贈られたのですね。

 

今でもこのようなアンノウンスカウトがたくさんいて人知れず、誰に頼まれたわけでもなく、何とかしたいという気持ちから小さな行動を積み重ねてきた、そうした100年だったのではないでしょうか。

 

創始者の夢


澤)太平洋戦争が始まり、アメリカでは日本人への排斥が激化。そんな世界で、ある朝に日系人の家に行き、子どもの家のチャイムを鳴らしたのは地元のボーイスカウトでした。いじめられないように一緒に学校へいこうと声をかけてくれたのでした。彼はやがて大きくなってハワイ連盟の事務局長となりました。

 

井上)いい話ですね。ボーイスカウトの特徴として市民、公民として必要なことを身につけるため、地域のなかで活動すると共に、全世界に拡がっていることを利用して国際化を普通にやっていることですね。

 

 

澤)ベーデンーパウエルは、「みんながスカウトの兄弟になったら、この地球から戦争はなくなる」と夢見ていましたが、100年たってもまだ実現せず紛争は絶え間なく続いています。しかし、創始者の夢と言ってしまってよいのでしょうか。世界スカウトジャンボリーは地域を越えた連帯を体感させてくれる場です。日本では、第13回と第23回の2回が開催されていて、まさに小さな地球を体感できました。ジャンボリーには「いつも必ずやってくる参加者」があって、有り難くないのですが嵐や台風などがやってくるのでテントが飛ばないようにして、対処したりしています。

 

井上)国内での日本スカウトジャンボリーでは、最近1~1.5万人ですが、世界スカウトジャンボリーですと3万人ぐらいの規模になります。それまで何もなかった場所に、一夜にして3万人の街ができるのは壮観です。テントサイトだけでなく食料の配給や食堂運営、物流、水や電気、通信、糞尿処理等のインフラ整備などを進めます。第23回大会の山口では東京五輪の前哨戦として様々な実証実験ができると企業から協賛や連携をご提供いただきました。

 

こうしたノウハウを持っているところは、日本でもそう多くないので例えば、今後、難民キャンプや避難所運営、被災地や急性期のいわゆる野戦病院などのバックヤードに欠かせないと思いますよ。運営にあたって数多くの企業や団体の協力で運営されたそのままがいきるのではないかと思います。

 

澤)今後、お役にたつ機会となりそうですね。世界スカウトジャンボリーに参加すると、多くの命育む地球を強く意識するので自分たちだけが良ければ良いわけではなく、挨拶を交わし、互いに助け合ったりということが自然に起こってきます。創始者の夢がこの延長にあると感じました。

 

山口での大会協賛のユニクロからはカラフルなポロシャツを参加者全員に提供いただき、多様性のうえでの繋がりや連帯感を象徴しました。またイオンからはオーガニックコットンのネッカチーフ(ユニフォームに着用する)をフェアトレード商品としてご提供いただきました。通常ならば遠いアフリカの国セネガルから提供されたコットンで作られたで終わりますが、会場を探すと実際にセネガルからのスカウトが参加しているので、この人々から産したものが回り回ってここにあるのだということを実感するなど、小さな地球ならではの交流が進みました。

 

大正、昭和、平成、令和の100年

 

井上)よく日本には寄付文化がない、ということが言われますが明治の頃には、行政でできないことを補完する民間のお金の流れとして、ちゃんと存在していました。例えば、京都の番組小学校は文部省ができる前に、町衆が未来を作り出そうと市民の寄付で賄って町内ごとに64もの学校建設を行いました。


澤)ボーイスカウトも大正年間に活動を開始して、先ほどの関東大震災を始め、多くの募金を街頭で呼びかけてきました。それは、自分たちに託してもらうということを名誉に感じて、損なうことのないように誠実を尽くしてきたからだと思います。インターネットの力を借りて、ボーイスカウト全国募金箱調査を行いましたが、自分たちの団体に向けてというよりは他の団体の寄付金集めに最も力を発揮していること等が浮き彫りになってきました。

 

東日本大震災復興奉仕


井上)クラウドファンディングができる遥か以前から、ボーイスカウトが実は日本の寄付文化を陰で支えてきたとも言えますね。ひとりひとりが拠出した額は僅かであっても、それを集めて大きな金額にして目的を実現する。これは、議員への投票と同じく意志を反映させていく自治にとって大切な意義を持っています。だからこそ認定NPO 法人や公益財団法人への寄付は自ら政策決定したことでもあるから、その分を税金から差し引く、寄付金控除の仕組みがあります。いわば納税と寄付は同等の意義があると言えます。


澤)また最近は、遺贈が拡がってきていて、次代に活かしてほしいと託される方々も急速に増えていっています。またコロナ禍で行った「ボーイスカウトと遊ぼうワクワク自然体験」という一般の方々に体験活動に触れる機会には、母体8万人ほどの団体に申込ベースでは2万人もの応募がありました。こうしたことも閉塞感のなかから未来を何とかしたいという期待の現れだと受け止めています。


井上)寄付が行き届かないところを補充補完する働きから、明日を築く希望として託されてきているということですね。


澤)コロナ禍で子どもたちの体験活動の機会が少なくなっている今だからこそ、体験活動を通じて青少年の健全育成を行うボーイスカウトに多くの期待が寄せられています。ボーイスカウト日本連盟ではこうした期待に応え、社会で活躍する人材を輩出するためにこれからも活動を続けていきます。


最後までお読みいただきまして、ありがとうございました。

 

 

社会的課題の解決に挑戦するボーイスカウトの活動

 

■全国一斉に社会貢献活動「スカウトの日」
普段は身近な地域で奉仕活動を行っていますが、全国一斉の行動に9月の敬老の日を「スカウトの日」として、地域の見守りを含む清掃美化や植林、災害復興支援の活動などを展開しています。

 

■全国防災キャラバン
スローガン「そなえよつねに」のもと、災害への備えとして、地域の子どもたちが楽しみながら防災を学び体験する事業を全国のショッピングモール等で行っています。とりわけ災害時に障がいのある方やお年寄りの方への思いやりの心を育む「思いやり防災」という考え方も大切にしています。


■ワクワク自然体験あそび
コロナ禍にあってもボーイスカウトに加盟していない一般の子どもたちが自然のなかで安心して思いっきり遊べる体験活動の機会を提供するため、2020年に文部科学省委託事業として展開し、以降もボーイスカウト独自の事業として継続して取り組んでいます。

 

■海外派遣・国際交流
ボーイスカウトの仲間は世界中に拡がっています。それぞれの国や地域の独自性を大切にしているので、毎年行う海外派遣や国際交流では、多様性と国際理解を学ぶ機会となります。

 

 

関係者からのメッセージ

 

ボーイスカウト日本連盟から皆さまへ

 

総長 奥島孝康

早稲田大学名誉教授・第14代総長/日本高等学校野球連盟 第6代会長/白鴎大学 第5代学長

 

ボーイスカウト運動は20世紀初頭、1907年に英国で始まり、瞬く間に世界へ拡がりました。わが国にも1908年には伝わり、各地で少年団の活動が始まりましたが、日本全国の少年団が結束し、全国組織となったのが1922(大正11)年です。その翌年、関東大震災で日本は大きな打撃を受けましたが、帝都復興院総裁として復興の指揮を執られたのが、当連盟の初代総長後藤新平でした。ボーイスカウトも復興支援の奉仕活動に積極的に取り組みました。


以来100年にわたり、ボーイスカウトは仲間同士の野外活動や地域社会への奉仕活動を通じて、様々な技能を身につけ、その力を「人の助けになる」ことに役立てていくという奉仕の精神を育んでまいりました。個人主義、利己主義ではなく、自らすすんで周囲の人を助け、ともに力を合わせて前進していく若者の育成は、この先の100年も変わらず社会に必要なことと私たちは信じています。未来を担う若者の育成なくして、よりよい未来の社会は築けません。
 

今後もより多くの若者たちにボーイスカウトへの参加の機会を提供していくべく、当連盟は100周年を機に若者支援の基金作りに取り組むことにいたしました。何卒皆さまのご寄付、ご協力を賜わりますよう、お願い申し上げます。 

 

理事長 水野正人

東京2020オリンピック・パラリンピック招致委員会 副理事長・専務理事/ミズノ株式会社 相談役会長

 

スカウト運動は世界172の国と地域で5,700万人が参加する、世界的な青少年育成運動です。


コロナウイルスの世界規模での打撃を受けていた2021年にも、170の国と地域の仲間たちがオンラインで集い、人類社会・生態系の持続可能な開発目標を実践するSDGsの取り組みについて話し合うなど、それぞれの国の若者たちがそれぞれに工夫をしながら、気候変動などの困難な課題にもレジリエンス(打たれ強い・強靭性)をもって諦めずに取り組み、より良い世界を築くという同じ志を共有している、素晴らしい活動です。


世界中に仲間がいるボーイスカウトでは、中学生年代から海外派遣、国際交流などの機会があり、大学生年代になると、いくつかの国の仲間たちと協働して課題を抱える国の支援に取り組むなどの国際的なプロジェクトに取り組む機会もあります。環境問題をはじめとするグローバルな課題にも積極的に役割を果たしていけるリーダーシップを持った若者がボーイスカウトから育っています。こうした若者たちの海外派遣、国際協力活動への財政面からの支援もこの基金の大きな目的の一つです。


より良い世界を築くための教育機会の提供に、皆さまのお力をお貸しください。何卒よろしくお願いいたします。

 

 

ボーイスカウト・アンバサダー 創立100周年記念インタビュー

 

元JAXA宇宙飛行士 野口聡一


FC今治オーナー 岡田武史

 

 

ご寄付の際の注意事項

 

▼Q&A

 

Q1:どのような方法で寄付ができますか?
A:このクラウドファンディングへのご寄付には、事前にクラウドファンディングサービス「READYFOR」のアカウント登録が必要になります。※メールアドレス、Facebookアカウント、LINEアカウントが必要です。
ご寄付の方法としては、「クレジットカード(JCB/VISA/MasterCard/AMEX/Diners)」または「銀行振込」のいずれかをお選びいただけます。詳しい操作方法はこちらをご覧ください。


Q2:本プロジェクトへの寄付金のうち、いくらが実際に支援へ充てられますか?
A:ご支援のためにお預かりした寄付金は、本プロジェクトの運営費用などを除いたすべての額を支援の原資として充てさせていただきます。 

 

寄付金の取り扱いについて

 

本プロジェクトは、All-in方式となります。いただきましたご寄付は、公益財団法人ボーイスカウト日本連盟へのご寄付となり、日本連盟から領収証発行を行います。


【領収証の発行時期】
寄付金お申し込み後、日本連盟より「領収証」を発行いたします。領収証は、2022年12月末までは「2022年12月30日」付けで、それ以降の分は「2023年3月31日」付で発行いたします。領収証は、2023年1月または2023年4月にメールにてお送りいたします。


【記念品の発送時期】
2023年4月を予定しています。


●税制上の優遇
ボーイスカウト日本連盟は公益財団法人ですので、日本連盟への寄付は、以下のような税制上の優遇措置が得られます。


①個人の場合
次の算式で計算した金額が「寄付金控除」として、確定申告の際に所得控除できます。
その年中に支出した寄付金(募金)の額(「所得金額」の40%相当額が限度)-2千円=寄付金控除額

 

②会社等法人の場合
次のいずれか少ない金額が損金に算入されます。
(1)特定公益増進法人に対する寄付金の合計額 
(2)特別損金算入限度額〔次の算式で計算〕
 損金算入限度額=(資本等の金額×当期の月数/12×3.75/1000+所得の金額×6.25/100)÷2
※特定公益増進法人(公益財団法人等)に対する寄付金のうち、損金に算入されなかった金額は、一般の寄付金の額に含めます。
※その他詳細につきましては、お近くの税務署、または都道府県税事務所へお問い合わせください。
 

その他


・寄付完了時に「応援コメント」としていただいたメッセージは、本プロジェクトの寄付PRのために利用させていただく場合があります。

 

・ご寄付の際は必ず「READYFOR利用規約」をご確認の上、行ってください。 https://legal.readyfor.jp/guidelines/terms_of_service_index/terms_of_service/

 

・ご寄付確定後の返金・キャンセルは、ご対応致しかねますので何卒ご了承ください。

 

・寄付金受領書およびギフト送付の際の名義・発送先は、原則としてご寄付時に入力したお届け先の宛名と住所となります。

 

・ご寄付確定後にアカウント情報を変更した場合でも、ご寄付時に入力したお届け先の宛名と住所は変更されません(個別にご連絡いただかない限り、原則としてご寄付時に入力いただいた宛名と住所に寄付金受領書およびギフトをお送りさせていただくことになります)のでご注意ください。

 

・ 本プロジェクトのギフトのうち、【お名前掲載】に関するギフトの条件詳細については、リンク先(https://readyfor.jp/terms_of_service#appendix)の「支援契約」の中にある「●命名権、メッセージの掲載その他これに類するリターン」をご確認ください。

 

・ご寄付は寄付金控除の対象となります。詳細はプロジェクトページの「税制上の優遇措置について」をご確認ください。

 

 

ご寄付以外の協力方法

 

■SNSで応援
フェイスブックやツィッターなどで、ボーイスカウト日本連盟のSNSアカウントをフォローして、流れてくる投稿への「いいね」や「RT・シェア」、「#ボーイスカウト」「#100周年」「#ボーイスカウトの思い出」などのハッシュタグを入れた投稿などでご協力ください。ブログ記事を書いていただくことも歓迎です。
■あなたの想いを発信
子ども時代など過去にボーイスカウトで活動していた方にはぜひボーイスカウトで思い出と共に、実際に役に立ったことやその魅力についてぜひ周囲の方へ語っていただきたいと思います。
社会的課題である子どもたちの健全育成にご関心のある方、経済的弱者の当事者の方(支援対象世帯の方やご出身の方、支援従事者など)、ご賛同いただける著名人の方で「生活支援」についての想いを発信したい方はご連絡ください。
※ご記入いただいた内容について支援者向けのページや各種メディアなどに掲載させていただく場合があります。
■法人として応援(活動資材などの現物寄付・資金支援・ボランティア派遣など)
法人として、遊具・機材などの現物寄付、資金支援、社員をボランティアとして派遣、などの形でご協力いただける企業様を募集しています。ご興味いただけた担当者の方はご連絡ください。
■メディアで取り上げる
TV・新聞・雑誌・ラジオ・WEBなど各種メディアの方から是非ご取材いただきたく考えています。メディア関係者の方はご連絡ください。
 

 

プロジェクト実行責任者:
公益財団法人ボーイスカウト日本連盟
プロジェクト実施完了日:
2024年3月31日

プロジェクト概要と集めた資金の使途

「未来の子どもたち基金」に充当して、100名のひとり親などの家庭に対してボーイスカウトの体験活動をプレゼントします。

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プロフィール

1907 年にイギリスで始まったボーイスカウト運動は、今では世界172 の国と地域、5,700 万人以上が参加しています。野外活動を中心に、子どもたちの自発性を大切に、グループでの活動を通じて、自主性、協調性、社会性、たくましさやリーダーシップなどを育んでいきます。そのプログラムはバラエティに富んでいて、各年代においてもさまざまです。 日本には団と言われる活動母体が全国に約2,000あり、子どもと大人をあわせて約8万人が活動しています。

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ギフト

3,000+システム利用料


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お礼のメールコース

・お礼のメール
・寄付金領収証

寄付者
78人
在庫数
制限なし
発送完了予定月
2024年3月

5,000+システム利用料


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100周年記念ステッカーコース

・お礼のメール
・寄付金領収証
・ボーイスカウト日本連盟100周年ステッカー

寄付者
49人
在庫数
制限なし
発送完了予定月
2024年3月

10,000+システム利用料


機関誌にお名前掲載&記念品コース

機関誌にお名前掲載&記念品コース

・100周年活動報告会(オンライン)へのご招待
・ボーイスカウト日本連盟発行の機関誌にお名前掲載(ご希望の方のみ)
※2023年5月開催、詳細な日時は2023年3月までに確定します。
・100周年オリジナル記念グッズ(チーフリング)

・お礼のメール
・寄付金領収証
・100周年ステッカー

寄付者
94人
在庫数
制限なし
発送完了予定月
2024年3月

10,000+システム利用料


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(リターンがご不要な方向け)10,000円コース

・お礼のメール
・寄付金領収証

※本リターンは費用が発生しないため、手数料などを除くすべてを100周年記念に充てることができます。

寄付者
57人
在庫数
制限なし
発送完了予定月
2024年3月

30,000+システム利用料


機関誌・ホームページにお名前掲載&記念品コース

機関誌・ホームページにお名前掲載&記念品コース

・100周年活動報告会(オンライン)へのご招待
※2023年5月開催、詳細な日時は2023年3月までに確定します。
・ボーイスカウト日本連盟発行の機関誌にお名前掲載(ご希望の方のみ)
・100周年特設サイトへのお名前掲載(ご希望の方のみ)
・100周年オリジナル記念グッズ(チーフリング)

・お礼のメール
・寄付金領収証
・100周年ステッカー

※画像は過去に発行した機関誌のイメージです。

寄付者
9人
在庫数
制限なし
発送完了予定月
2024年3月

30,000+システム利用料


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(リターンがご不要な方向け)30,000円コース

・お礼のメール
・寄付金領収証

※本リターンは費用が発生しないため、手数料などを除くすべてを100周年記念に充てることができます。

寄付者
7人
在庫数
制限なし
発送完了予定月
2024年3月

50,000+システム利用料


100周年記念「ラゲッジタグ」コース

100周年記念「ラゲッジタグ」コース

・感謝状
・100周年記念品「ラゲッジタグ」(非売品)
※100周年のロゴを刻印した、ミズノの革製オリジナルラゲッジタグです。
・100周年活動報告会(オンライン)へのご招待
※2023年5月開催、詳細な日時は2023年3月までに確定します。
・ボーイスカウト日本連盟発行の機関誌にお名前掲載(ご希望の方のみ)
・100周年特設サイトへのお名前掲載(ご希望の方のみ)
・100周年オリジナル記念グッズ(チーフリング)

・お礼のメール
・寄付金領収証
・100周年ステッカー

寄付者
8人
在庫数
制限なし
発送完了予定月
2024年3月

50,000+システム利用料


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(リターンがご不要な方向け)50,000円コース

・お礼のメール
・寄付金領収証

※本リターンは費用が発生しないため、手数料などを除くすべてを100周年記念に充てることができます。

寄付者
5人
在庫数
制限なし
発送完了予定月
2024年3月

100,000+システム利用料


100周年オリジナル「ベルトポーチ」コース

100周年オリジナル「ベルトポーチ」コース

・感謝状
・100周年記念品「ベルトポーチ」(非売品)
※100周年のロゴを刻印した、ミズノの革製オリジナルベルトポーチです。携帯やお財布などの小物を入れるのにちょうど良いサイズです。
・100周年活動報告会(オンライン)へのご招待
※2023年5月開催、詳細な日時は2023年3月までに確定します。
・ボーイスカウト日本連盟発行の機関誌にお名前掲載(ご希望の方のみ)
・100周年特設サイトへのお名前掲載(ご希望の方のみ)
・100周年オリジナル記念グッズ(チーフリング)

・お礼のメール
・寄付金領収証
・100周年ステッカー

寄付者
5人
在庫数
制限なし
発送完了予定月
2024年3月

100,000+システム利用料


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(リターンがご不要な方向け)100,000円コース

・お礼のメール
・寄付金領収証

※本リターンは費用が発生しないため、手数料などを除くすべてを100周年記念に充てることができます。

寄付者
2人
在庫数
制限なし
発送完了予定月
2024年3月

300,000+システム利用料


澤理事の特別オンラインセミナーコース

澤理事の特別オンラインセミナーコース

・日本連盟理事 澤朋宏によるオンラインセミナーの機会をご提供いたします。
※開催可能期間は2023年4月〜2024年3月です。詳細は個別にご連絡の上、決定いたします。

・感謝状
・100周年記念品「ベルトポーチ」(非売品)
※100周年のロゴを刻印した、ミズノの革製オリジナルベルトポーチです。携帯やお財布などの小物を入れるのにちょうど良いサイズです。
・100周年活動報告会(オンライン)へのご招待
※2023年5月開催、詳細な日時は2023年3月までに確定します。
・ボーイスカウト日本連盟発行の機関誌にお名前掲載(ご希望の方のみ)
・100周年特設サイトへのお名前掲載(ご希望の方のみ)
・100周年オリジナル記念グッズ(チーフリング)

・お礼のメール
・寄付金領収証
・100周年ステッカー

寄付者
1人
在庫数
制限なし
発送完了予定月
2024年3月

300,000+システム利用料


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(リターンがご不要な方向け)300,000円コース

・お礼のメール
・寄付金領収証

※本リターンは費用が発生しないため、手数料などを除くすべてを100周年記念に充てることができます。

寄付者
0人
在庫数
制限なし
発送完了予定月
2024年3月

500,000+システム利用料


水野理事長とのオンライン対談コース

水野理事長とのオンライン対談コース

・日本連盟理事長 水野正人とのオンライン対談の機会をご提供いたします。
※実施可能期間は2023年4月〜2024年3月です。詳細は個別にご連絡の上、決定いたします。


・感謝状
・100周年記念品「ラゲッジタグ」(非売品)
※100周年のロゴを刻印した、ミズノの革製オリジナルラゲッジタグです。
・100周年記念品「ベルトポーチ」(非売品)
※100周年のロゴを刻印した、ミズノの革製オリジナルベルトポーチです。携帯やお財布などの小物を入れるのにちょうど良いサイズです。
・100周年活動報告会(オンライン)へのご招待
※2023年5月開催、詳細な日時は2023年3月までに確定します。
・ボーイスカウト日本連盟発行の機関誌にお名前掲載(ご希望の方のみ)
・100周年特設サイトへのお名前掲載(ご希望の方のみ)
・100周年オリジナル記念グッズ(チーフリング)

・お礼のメール
・寄付金領収証
・100周年ステッカー

寄付者
1人
在庫数
制限なし
発送完了予定月
2024年3月

500,000+システム利用料


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(リターンがご不要な方向け)500,000円コース

・お礼のメール
・寄付金領収証

※本リターンは費用が発生しないため、手数料などを除くすべてを100周年記念に充てることができます。

寄付者
0人
在庫数
制限なし
発送完了予定月
2024年3月

1,000,000+システム利用料


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ボーイスカウト日本連盟施設へのネームプレート掲載コース

・ボーイスカウト日本連盟の施設に本プロジェクトの支援者としてお名前のプレートを掲示いたします。(掲示期間2023年5月~2024年3月)

・感謝状
・100周年記念品「ラゲッジタグ」(非売品)
※100周年のロゴを刻印した、ミズノの革製オリジナルラゲッジタグです。
・100周年記念品「ベルトポーチ」(非売品)
※100周年のロゴを刻印した、ミズノの革製オリジナルベルトポーチです。
携帯やお財布などの小物を入れるのにちょうど良いサイズです。
・100周年活動報告会(オンライン)へのご招待
※2023年5月開催、詳細な日時は2023年3月までに確定します。
・ボーイスカウト日本連盟発行の機関誌にお名前掲載(ご希望の方のみ)
・100周年特設サイトへのお名前掲載(ご希望の方のみ)
・100周年オリジナル記念グッズ(チーフリング)

・お礼のメール
・寄付金領収証
・100周年ステッカー

寄付者
0人
在庫数
制限なし
発送完了予定月
2024年3月

1,000,000+システム利用料


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(リターンがご不要な方向け)1,000,000円コース

・お礼のメール
・寄付金領収証

※本リターンは費用が発生しないため、手数料などを除くすべてを100周年記念に充てることができます。

寄付者
0人
在庫数
制限なし
発送完了予定月
2024年3月

プロフィール

1907 年にイギリスで始まったボーイスカウト運動は、今では世界172 の国と地域、5,700 万人以上が参加しています。野外活動を中心に、子どもたちの自発性を大切に、グループでの活動を通じて、自主性、協調性、社会性、たくましさやリーダーシップなどを育んでいきます。そのプログラムはバラエティに富んでいて、各年代においてもさまざまです。 日本には団と言われる活動母体が全国に約2,000あり、子どもと大人をあわせて約8万人が活動しています。

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