チップにされ、燃やされる(二酸化炭素にされる)森を救いたい !

　皆様から頂いた資金を基に、木材の熱化学還元処理(TCR処理)の開発を進めている滋賀県にある野村隆哉研究所に、12月3日から二人の技術者を派遣し、約2週間にわたり研修を受けてきました。この研修では、北海道で生産されたカラマツやイタヤカエデなど8種16本の丸太を運び込み、野村隆哉所長の直接指導のもとに熱化学還元処理(TCR処理)を体験してきました。

　ご支援を頂いた皆様には、この処理材をコスターや皿に加工し、12月中にお送りする予定でした。一般的な熱乾燥処理では、処理後、すぐに加工可能なため、熱化学還元処理(TCR処理)でも同様と考え、リターンのスケジュールを考えていました。しかし、熱化学還元処理(TCR処理)では、処理後、約3ヶ月養生期間を取ることで広葉樹材で発生する割れや曲がりを防ぐことが可能になることが判明しました。

   そこで、誠に申し訳ありませんが、リターンの開始は、来年(2024年)4月末までお待ちいただくようお願い申し上げます。事前の情報収集が不十分で、ご寄付いただいた皆様には申し訳ありませんが、リターンの到着までいましばらくお待ちいただくようお願いいたします。