過去にも捨て猫を保護することは多々ありましたが

捨てられた瞬間を目撃したのはこの子達が初めてです。

まだ目が開いていない4匹の子猫

推定生後約一週間

 

うちの犬を連れて歩いていると

木の下で年配の女性がごそごそと動いていました。

傘で顔を隠すようにして走り去っていったのですが

挙動不審な動きだったので、不思議に思い

その木の下に行ってみました。

 

小雨の降る中、濡れた土の上にポンとこの子達が置かれていました。

段ボールに入れられるでもなく

タオルにくるまれるでもなく

本当の意味で、捨てられていたのです。

 

滅多に人が通らない場所で

しかも人目を避けるように木の陰で

明らかに死なせることを目的とした放置でした。

 

私の両手に4匹ともがすっぽりと収まるほど

小さな身体だったけど

しっかりとぬくもりを感じました。

生きている命でした。

 

この命がゴミのように捨てられるという

衝撃的な場面に遭遇して

腹が立つやら、悲しいやら

涙が出ました。

 

 

連れて帰ると、我が家の愛犬(ハリー♂)が

せっせと子育てをしてくれました。

 

 

スクスクと大きくなっていきました。

当時、我が家には愛犬・愛猫以外にも

保護犬・保護猫が数匹いて賑やかな環境でしたので

どの子も甘え上手で大らかな子に育ちました。

 

 

可愛いので次々と里親さんが決まっていきました。

 

最後に残ったこの子

コーヒーはどうしても手放せませんでした。

 

保護犬・保護猫を手放すのは

嬉しい反面、寂しいことでもあります。

一緒に生活している間は、自分の家で飼っている子と

保護犬・保護猫の区別はなく、どの子も可愛い我が子だと

思っているので、お別れはとても辛いです。

だけど、その子の幸せを願って手放すのです。

 

コーヒーも他の子と同様、最初は手放すつもりでしたが

1匹ずついなくなって、そのたびに別れが辛くて

最後の1匹はどうしても無理でした。

手放せずに我が子にしました。

 

この子が兄弟の中で一番、犬や猫に対してフレンドリーな子でした。

気が付くと子犬に混ざって寝ています。

 

 

下手くそながらも一生懸命子育てしようとしています。

 

入れ替わり立ち代わり、いろんな犬猫が入ってくるこの家には

コーヒーのような子が必要です。

威嚇ばかりして人に慣れない猫も

コーヒーには心を許します。

この子はこの家にいるべくしているんだなと

今になって思います。

 

 

これがこの子の赤い糸だったんですね。

 

この子達を捨てたおばさんに

この子達の今の幸せを見せてやりたいです。

あなたがゴミのように捨てた命が

こうやって誰かの心を癒すかけがえのない存在に

なっているんだよって。

「ざまあみろっっ!!」って言ってやりたい気分です。