高齢猫を看取るための保護猫シェルターの設立にご支援をお願いします!

高齢猫を看取るための保護猫シェルターの設立にご支援をお願いします!

支援総額

1,074,000

目標金額 800,000円

支援者
95人
募集終了日
2023年3月6日

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2023年05月01日 09:00

シェルターで起きた事故のご報告とリターン品遅延のお詫び

 

クラウドファンディングを通じて多くの方からご支援頂き、私の長年の目標である保護猫シェルター作りは大きな一歩を踏み出すことができました。

 

現在では4匹の保護猫が暮らしていますが、先日ちょっとした事故が起きてしまい、前途多難な船出となってしまったのです。

 

今回はそのご報告とリターン品の送付状況についてのお詫びを兼ねて、新着情報を投稿させて頂きました。

 

まず、保護した子たちの現状ですが、エリちゃん・流れキジ・ともくんは健康そのもので、あまり手が掛からず助かっています。

 

まだ私には懐いてくれませんが、少しずつ仲良くなれるように頑張っていくつもりです。

 

なぜかケージの中でくつろぐ流れキジ。
だいぶ新しい環境に慣れてきたようだ。

 

しかし、チャトラだけが保護してからというもの、すっかり体調を崩してしまいました。

 

風邪のせいなのかクシャミが止まらず、鼻水に血が混じるようになってしまったのです。

 

加えてお腹の調子も良くなく、毎日のようにお腹を下してしまっていました。

 

しばらく様子を見ていたのですが、なかなか体調が回復しなかったため、2月の末に病院で診察を受けて薬を処方してもらいました。

 

しかし、投薬を続けてみても風邪とお腹の調子は一進一退という感じで、チャトラの体調が完全に回復する様子はありません。

 

さらに、その後の再診の際に、チャトラの尻尾の付け根に膿みが溜まっているのが判明しました。

 

尻尾の付け根に膿みが溜まっていた。
毛を刈って消毒治療をすることに。

 

これはスタッドテイルという症状で、皮脂の過剰分泌が原因になっているそうです。

 

幸いにもスタッドテイルの方は軽症だったため、尻尾の付け根を消毒するだけで良くなってくれました。

 

その一方で、風邪とお腹の具合は、回復の兆しが見えることはありませんでした。

 

検査結果からもハッキリとした原因は分からなかったこともあり、ひとまずは抗生物質を投薬しながら体調の回復を待つしか無かったのです。

 

こうしてチャトラの投薬治療を続けるうち、私はチャトラの体調不良の原因がストレスである可能性を考えるようになりました。

 

その当時は1階のリビングにチャトラ・エリちゃん・流れキジの3匹で暮らしていたのですが、他の猫がいることがチャトラのストレスになり体調不良を引き起こしているのかもしれません。

 

さらに、ともくんがシェルターに戻ってくる日が近づいていたこともあり、チャトラは別の部屋に移して1匹だけにする方がストレスを感じずに済むと思われました。

 

そこで、私は2階の和室にチャトラを移動することにしました。

 

チャトラの新しい居室に選んだ2階の和室。
のんびり過ごせるよう色々と考えてみた。

 

この部屋は日当たりが良く、チャトラがのんびり過ごすには最適な環境です。

 

こうして、2階でひとり暮らしになったチャトラは、すぐに新しい環境に慣れてくれて部屋でくつろぐようになりました。

 

ただ、私が階段を上ってくる足音が怖いらしく、私がチャトラの部屋に入る時には、いつも部屋の隅やカーペットの下に隠れてしまうのです。

 

すっかり私と距離ができてしまったチャトラですが、私はそれでも良いと思っていました。

 

私がいない間に部屋でのんびり過ごしてくれて、ストレスを感じずに暮らせているならそれだけで良かったからです。

 

チャトラのストレスが軽減されたおかげなのか、血混じりのクシャミやお腹を下すペースが次第に落ち着いてきており、4月に入る頃には週の半分くらいになっていました。

 

押し入れの猫ベッドでくつろぐチャトラ。
お気に入りの場所になったようだ。

 

そんなある日、事件が起きてしまったのです。

 

私がシェルターに着いてしばらくすると、2階からチャトラが大きな声で鳴くのが聞こえてきました。

 

いつもは静かなチャトラが1階まで聞こえるほど大きな声で鳴くのは珍しいことです。

 

私は気になってチャトラの部屋に入ってみたところ、チャトラが窓際で宙吊りになっているのが目に入ってきました。

 

その光景を言葉で表すのは難しいのですが、まるで足を縛り上げて逆さ吊りにしたような体勢で、窓際にぶら下がっていたのです。

 

私は目を疑う光景に驚き、チャトラに一歩近づいたところで事態を察しました。

 

チャトラの右後脚だけがカーテンレールの隙間に挟まってしまって、身動きが取れない状態だったのです。

 

しかも、間の悪いことに上半身は完全にカーテンレールから落っこちており、前足でバランスを取って挟まった右後脚を自力で引き抜くこともできない状態でした。

 

身動きが取れないチャトラは私が近づいたことで恐怖を感じたのか、全身をバタつかせながら懸命に威嚇してきました。

 

私は激しく威嚇するチャトラに一瞬怯んでしまいましたが、カーテンレールに挟まった脚を引き抜くために、両手でブランケットを持ってチャトラを抱きかかえました。

 

その瞬間、チャトラは私の腕を足場にして思い切り足を蹴り上げ、カーテンレールから足を引き抜いて床に着地しました。

 

そして、チャトラはグニャリと曲がった右後脚を引き摺りながら、ケージの中へと逃げ込んでいきました。

 

私は今までに見たことが無いほど曲がり切ったチャトラの脚を目の当たりにして、間違いなく骨折していることを直感したのです。

 

当のチャトラは痛みと恐怖からケージの中で固まってしまい、それ以上は患部を見ることはできませんでした。

 

骨折となれば治療を急がなくてはいけませんが、すでに深夜0時を回った時間帯だったため病院に行くのは不可能です。

 

とりあえず、その日はシェルターに泊まり込んでチャトラの様子をひと晩見ることにしました。

 

私はチャトラの部屋であらためてカーテンレールの周りを調べてみました。

 

すると、周囲にはチャトラが懸命にもがいたと思われる跡があるだけではなく、チャトラの牙が1本抜けているのを見つけたのです。

 

抜けてしまったチャトラの牙。
根元から抜けてしまったようだ。

 

脚が挟まってしまい身動きが取れず、もがいているうちに牙も抜けてしまったのでしょう。

 

私はケージで小さくなって震えるチャトラを見つめながら、涙が止まりませんでした。

 

自分が住んでいない家に猫を保護するリスクを考えることなく、中途半端な環境の部屋にチャトラを放したことを後悔してもし切れない思いだったのです。

 

思い返せば、チャトラがカーテンレールに乗っていることは、少し前から把握していたのです。

 

ただ、その時はカーテンレールに猫が乗るのは珍しいことではなく、高い所が好きな習性のようなものだと考えていました。

 

もし、その時にカーテンレールの危険性に気付いていれば、チャトラのケガは防ぐことができたはずです。

 

問題のカーテンレール。
事故の原因になるとは想像もしなかった。

 

それに、チャトラは猫エイズキャリアなので、もし骨折していればなかなか回復しない可能性があります。

 

最悪のケースだと複雑骨折していて、断脚というおそれだってあるのです。

 

さらに、チャトラがどのくらいの時間、カーテンレールに宙吊りになっていたのか分からないのも、大きな懸念材料でした。

 

もしチャトラが長時間カーテンレールに宙吊りになっていたとしたら、脚だけではなく腰や背骨を負傷している危険性があります。

 

私が前回シェルターに来たのは10時間ほど前ですので、最悪のケースだと10時間ほどカーテンレールに宙吊りになっていたことになります。

 

ケージにいるチャトラの様子からはケガの程度は分かりませんが、楽観視できる状況ではないのは確かです。

 

私はチャトラにケガを負わせてしまった自分が情けなく、そして取り返しのつかないケガだった時にどうやって償うべきなのか、考えれば考えるほど涙が溢れてきました。

 

こうして、シェルターでひと晩過ごした私は、朝一番で動物病院に駆け込みました。

 

私は先生にチャトラがカーテンレールに宙吊りになってしまったことを話し、脚を骨折しているかもしれないことを伝えました。

 

ひと通り話を聞いた先生は、とりあえずチャトラを病室に放して歩かせてみたのですが、やはり右後脚を酷く引き摺っていて骨折の疑いが濃厚でした。

 

私は腰周りの骨折も心配だったので、先生に頼んで全身のレントゲンをお願いしました。

 

そして、レントゲンの結果、チャトラの脚は骨折していなかったことが分かったのです。

 

 

先生の見立てでも骨折っぽい歩き方だったそうですが、幸いにも脚や腰周りに骨折した部分はありませんでした。

 

ただ、ケガはかなり深い様子だったため、1針縫合して治療することになりました。

 

牙が抜けた部分についても、元からグラグラしていた牙だったので、抜けてしまったのは仕方ないとのことでした。

 

カーテンレールに宙吊りになった経緯についても、私が家に入ってきた音に驚いてカーテンレールから足を滑らせた時に挟まって宙吊りになったのでは、というのが先生の推測です。

 

もし何時間もカーテンレールに宙吊りになっていたなら、間違いなく骨折していただろうし他にもケガをしている部分があるだろう、とのことでした。

 

今回のチャトラの治療費。
​​​​室内でケガをさせてしまったショックが大きかった。

 

チャトラが骨折していなかったのは不幸中の幸いでしたが、それでも私のせいでケガをしてしまったのは動かしがたい事実です。

 

先生は仕方のない事故という慰め方をしてくれたものの、私の心が晴れることはありません。

 

むしろ、危険な環境のままチャトラを保護した自分の責任を痛感したのです。

 

こうして、私は縫合治療を終えたチャトラを連れて、シェルターへと戻りました。

 

患部を舐めてしまわないようにチャトラはエリザベスカラーを着けることになり、しばらくはご飯を手でゆっくり食べさせる生活が続きました。

 

縫合治療を終えて戻ってきたチャトラ。
牙が抜けたせいか口も腫れていた。

 

チャトラは初めてのエリザベスカラーに戸惑っていたのか、上手くご飯が食べられなかったのです。

 

トイレに関しても同様に、エリザベスカラーで距離感が取れないせいなのか、失敗してしまう回数が増えました。

 

ケガをしてからチャトラのお世話に一層と時間が掛かるようになりましたが、全て私の責任ですしチャトラを責める気持ちは一切ありませんでした。

 

むしろ、チャトラを保護したことに、申し訳ないと感じるようになったのです。

 

思い返せば、保護してからのチャトラは、あまりにも報われないことばかりでした。

 

保護してしばらく経ったころには、ストレスが原因なのか体調を崩してしまい、なかなか回復の兆しが見えませんでした。

 

また、外では人懐こかった性格だったのに、保護してからはすっかり人間不信で臆病な性格になってしまいました。

 

さらに、1匹の部屋で自由に過ごさせてあげたところ、カーテンレールに挟まって脚をケガしてしまい牙も抜けてしまったのです。

 

何だか、私が良かれと思ってチャトラにしてきたことは、全て裏目に出てしまった気がします。

 

縫合から3日後のチャトラ。
口の腫れがなかなか引かなかった。

 

こんな状態になってしまったせいか、チャトラの保護はもっと後まで待つべきだったのかも、という気持ちにもなりました。

 

チャトラがもう少し高齢になって、外の生活が限界だと判断する時まで、外で自由に暮らさせた方がチャトラにとっては幸せだったのかもしれません。

 

私が保護しなければチャトラは脚をケガすることも、牙を失うことも無かったからです。

 

しかし、一度保護したからには、もうチャトラをリリースする選択肢はありません。

 

受難続きのチャトラではありますが、これからはチャトラが穏やかに暮らせるように、もっと快適な環境を整える必要があります。

 

そしていつかチャトラが、ケガをさせてしまった私を許してくれる日が来るといいな、と思うようになりました。

 

さて、チャトラのケガの具合についてですが、縫合した糸がいつの間にか無くなっていたというアクシデントがあった以外には大きな問題もなく、次第にケガから回復しつつあります。

 

病院でケガの回復具合を確認したところ。
もう一息で完治できる見込み、

 

傷口も塞がってかさぶたになっているので、近いうちにエリザベスカラーも外せる予定です。

 

しかもここ1週間ほどは風邪とお腹の具合も良く、全体的に体調が整ってきた感じがします。

 

ただ、ケージ暮らしに戻ってしまったせいか、少し元気が無いのが気がかりな点です。

 

最近のチャトラ。
だいぶ顔も綺麗になってきた。

 

こうして、4月はチャトラのケガと治療で、1か月間ほど時間を使ってしまいました。

 

本来ならご支援頂いた皆さんにお礼動画やお礼画像をお届けする予定でしたが、チャトラがそれなりに大きなケガをしているなかで、動画や画像を撮影する気にはなれなかったのです。

 

チャトラが元気になってシェルターに活気が戻ってきたところで、お礼動画の撮影と編集を行うつもりですので、しばらくお待ち頂ければと思います。

 

長くなってしまいましたが、シェルターの現状をお伝えするのと同時に、お礼動画と画像の遅延についてご理解頂きたく、新着情報にてご報告致しました。

 

その他、お問合せなどありましたら、いつでも対応致しますので、お気軽にお声がけください。


 

リターン

500+システム利用料


お礼のメール

お礼のメール

感謝のメールをお送りします。リターン希望なしの方向けのコースになります。

支援者
8人
在庫数
制限なし
発送完了予定月
2023年4月

1,000+システム利用料


お礼のメール&保護猫画像

お礼のメール&保護猫画像

感謝のメールをお送りします。ご希望の方には保護猫画像も一緒にお送りします。

支援者
39人
在庫数
制限なし
発送完了予定月
2023年4月

5,000+システム利用料


お礼のメール(リターンなしご希望の方向け)

お礼のメール(リターンなしご希望の方向け)

感謝のメールをお送りします。リターンなしご希望の方向けのコースです。

支援者
34人
在庫数
制限なし
発送完了予定月
2023年4月

10,000+システム利用料


お礼のメール&保護猫カレンダー(2023年版)

お礼のメール&保護猫カレンダー(2023年版)

○感謝のメールをお送りします。
○2023年版の保護猫カレンダーを郵送にてお送りします。

支援者
18人
在庫数
制限なし
発送完了予定月
2023年4月

50,000+システム利用料


お礼のメール&保護猫オリジナルトートバッグ

お礼のメール&保護猫オリジナルトートバッグ

○感謝のメールをお送りします。
○保護猫オリジナルトートバッグ(ユニクロオーダー品)を郵送にてお送りいます。

支援者
1人
在庫数
制限なし
発送完了予定月
2023年4月

100,000+システム利用料


お礼のメール&保護猫オリジナルトートバッグ&保護猫シェルターご招待権

お礼のメール&保護猫オリジナルトートバッグ&保護猫シェルターご招待権

○感謝のメールをお送りします。
○保護猫オリジナルトートバッグ(ユニクロオーダー品)を郵送にてお送りします。
○保護猫シェルター(千葉県船橋市)へご招待します。遠方の方は最寄り駅への送迎などご相談に応じます。ご招待権の有効期限は2023年4月1日より1年間と致します。

支援者
2人
在庫数
制限なし
発送完了予定月
2023年4月

200,000+システム利用料


お礼のメール&保護猫グッズ詰め合わせ&保護猫シェルターご招待権

お礼のメール&保護猫グッズ詰め合わせ&保護猫シェルターご招待権

○感謝のメールをお送りします。
○保護猫カレンダー・保護猫オリジナルトートバッグ・オリジナルコースターなどの詰め合わせを郵送にてお送りします。
○保護猫シェルター(千葉県船橋市)へご招待します。遠方の方は最寄り駅への送迎などご相談に応じます。ご招待権の有効期限は2023年4月1日より1年間と致します。

支援者
0人
在庫数
制限なし
発送完了予定月
2023年4月

500,000+システム利用料


お礼のメール&保護猫シェルター命名権&保護猫シェルターご招待権&保護猫グッズ詰め合わせ

お礼のメール&保護猫シェルター命名権&保護猫シェルターご招待権&保護猫グッズ詰め合わせ

○感謝のメールをお送りします。
○保護猫シェルターの命名権をお渡しします。命名後は頂いた名前にて保護猫シェルターを運営致します。
○保護猫シェルター(千葉県船橋市)へご招待します。遠方の方は最寄り駅への送迎などご相談に応じます。ご招待権の有効期限は2023年4月1日より1年間と致します。
○保護猫カレンダー・保護猫オリジナルトートバッグ・オリジナルコースターなどの詰め合わせを郵送にてお送りします。

支援者
0人
在庫数
制限なし
発送完了予定月
2023年4月

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