前回は、『認定ファンドレイザー』の資格取得についてご紹介しましたが、資格を認定している日本ファンドレイジング協会には、地域チャプターという制度があります。私は、東北各地で活躍するファンドレイザーの仲間たちと一緒に、協会の「東北チャプター」を設立し、共同代表を務めています。

昨年10月に開催した東北チャプター設立総会にて


チャプターは各地域で活動する支部のような存在ですが、単に「東京と同じことを地域で」というものではなく、地域の特性やニーズを捉え、経験や知識を共有しながら地域のファンドレイジングを推進していく仕組みとして機能させたいと思っています。東北はもともと、どちらかと言えばNPO活動が活発な地域ではありませんでした。比較的豊かな地域資源に恵まれ、穏やかな地域性が人々の暮らしを自然と支え合う、そんな土地だったためです。

 

2011年の東日本大震災・福島第一原発事故は、そうした東北に多くのNPOを生み出しました。より多くの課題、より複雑な課題に対応していくためには、組織立った課題解決の仕組みが必要です。そして、そうした動きを支えていく地域全体としての仕組みもまた、非常に大きな意味を持つようになります。「東北チャプター」の真価は、そのあたりにあるのではないかと考えています。

 

例えば、ファンドレイザーとしての知識や経験を共有しプロフェッショナル育成を行なう。例えば、寄付教育を推進し子どもたちの社会課題解決への目を養う。例えば、ファンドレイザー同士のネットワークを強固なものとしプロフェッショナルだからこその悩みや困難を解決する。

これから実践していこうとする「東北チャプター」の活動は、地域のNPOを支えるだけでなく、地域社会の課題解決や新しい時代の創造全体をも支える存在になっていくものと期待しています。

 

最後に、私と一緒に「東北チャプター」の共同代表を務めてくださっている鈴木美紀さんより、応援メッセージを頂きましたので、ご紹介いたします!応援、本当にありがとう御座います!!

 

”数年前、東京で開催されたファンドレイジング日本に単身参加した私は、全国のみならず海外からの参加者の方からも東北の被災状況や復興の現状についての説明を求められました。海外の方からは寄付の申し出があったのですが、うまく英語のコミュニケーションをとることができずおつなぎすることが出来ませんでした。この経験が私をファンドレイザーへ突き動かすきっかけとなりました。
2017年、福島・宮城・岩手の認定ファンドレイザー3人が集まって団体を立ち上げました。福島の共同代表の山崎さんがアメリカのファンドレイジング大会に参加し、世界のファンドレイザーと東北をつなぎたいと立ち上がりました。東北の現状を自分の言葉で世界に発信し、世界のファンドレイザーと直接つながる第一歩になります。是非山崎さんのチャレンジを後押しして下さい、そして一緒に東北の未来を拓きましょう!
日本ファンドレイジング協会東北チャプター共同代表・認定ファンドレイザー
鈴木 美紀”

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