食品ロスをなくそう!食品残渣を活用したキノコ栽培へのチャレンジ!

食品ロスをなくそう!食品残渣を活用したキノコ栽培へのチャレンジ!

寄付総額

1,675,000

目標金額 1,300,000円

寄付者
67人
募集終了日
2024年2月7日

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プロジェクト本文

食品残渣を活用して機能性キノコをつくる★食品残渣の新しいリサイクルのカタチ★に挑戦します。

 

ページをご覧いただきありがとうございます。

 

山梨大学生命環境学部の片岡良太です。

 

 

私は三重県松阪市に生まれ、祖父母が田畑で作物を育てていたので、幼少の頃から農業に親しみがありました。高校生の頃から環境問題に興味を抱くようになり、大学では生ゴミの肥料化に取り組む土壌学研究室に所属していました。徹底的な現場主義だったこともあり現場に直接赴いて直接観察することの重要性を教わりました。

 

現在の専門は土壌学・土壌微生物学です。私が実施している研究の1つに生ゴミのリサイクル、特に肥料として農地で利用するための研究があります。捨ててしまえばゴミですが、資源として活用できればそれはゴミではなく、『未利用資源』になります。

 

本プロジェクトでは、新しいリサイクルのカタチとして未利用資源を活用したキノコ栽培を実施します。

 

未利用資源を使ったキノコ栽培は、2020年から研究をスタートしました。現在、南インドの大学で教鞭をとっているキノコ学が専門の仲間と日々議論し、2023年1月には新たな仲間が合流し、食品残渣を活用して機能性キノコを栽培する地域循環型食料生産システム構築の実現に向けて大きく動き出しました。日本の食料自給率の低さ、将来、安定的に食料を確保できるのか?という不安を少しでも払拭できるように、資源の乏しい日本で捨てられてしまう食品残渣を再資源化し、食料生産に繋げることは非常に重要だと考えています。

 

 

|日本の食品廃棄物リサイクル状況

 

事業所から発生した食品廃棄物は17%程度が焼却もしくは埋立により処理されており、およそ70%はリサイクルされています。しかし、家庭からでた生ゴミはどうなっているかというと、年間(2014年では)で822万トン発生していて、その内の34%は食品ロス由来です。発生した生ゴミの93%は焼却もしくは埋立等によって処理されます。実はリサイクルされているのはたった7%です(※)。

https://www.cjc.or.jp/school/d/d-2-5.html

 

ゴミは減らすことが一番ですが、発生してしまったゴミを資源として、有効に活用する研究を今後も続けていき、家庭からでる生ゴミのリサイクル率向上にも貢献したいと思っています。 

本プロジェクトでは、食品残渣を活用して、抗酸化物質を多く含む機能性キノコの栽培に挑戦します。

地域で発生した食品残渣を地域で再生させて、キノコとして食卓に提供する地域循環型食料生産システムを創り出す研究です。加えて、キノコを収穫した後の廃菌床も有効活用し、ゼロエミッションを目指します。

 

キノコ栽培の規模拡大を目指し、さらには廃菌床の有効活用も含めて研究を重ねていきたいと思い、この度皆様に研究費の一部をご寄附いただきたく、クラウドファンディングに挑戦いたします。

 

どうぞよろしくお願いいたします。

 

 

プロジェクトを立ち上げたきっかけ

 

昨今の不安定な世界情勢は、人々の生活に大きな影響を及ぼしています。食料安全保障もその1つだと思います。食料自給率が低く、多くを輸入に頼る日本において、大量の食品を廃棄することはそれ自体が深刻な問題でもあると思います。

 

私は将来、子供や孫、その先の世代に渡り安定的に食料を確保することができるのだろうか?という不安が払拭できずにいます。資源の乏しい日本においては、国内で発生した食品残渣を再資源化し、循環していく食糧生産システムの構築は最重要課題だと言えるのではないでしょうか。大量消費・大量廃棄型社会から循環型社会へとどんどん転換していく状況の中で、地域で発生した食品残渣を地域で再生させて、食卓に提供する『地域循環型食料生産システム』は、非常に重要な役割を担えると考えています。

 

昔、ワンガリ・マータイさん※のもったいないキャンペーンにとても感銘を受けました。マータイさんの『MOTTAINAI』の概念は、単にreduce、reuse、recycleだけでなく、respect が加わり、私たちが食べたり使ったりするモノに対して敬意をもって使われている言葉でもあります。

※ノーベル賞受賞者でもあるケニア出身の女性環境活動家

 

食品残渣を活用して機能性キノコを栽培する地域循環型食料生産システムを構築したいという取り組みも、もったいないから始まっています。

 

地域で循環の環を広げて、生産者と消費者をつなぐ新しいストーリーを作って、多くの人に届けたいと思っています。

 

そして、多くの人が「循環」をイメージしやすくなり、「循環」や「再生」に対する意識が高まることで、エシカル消費を拡大させ、「最適生産・最適消費・最小廃棄」を目指す持続可能な地域循環型社会の普及、将来的には食品ロスの低減や廃棄物の発生低減に繋がると考えています。

 

 

プロジェクトの内容

 

食品ロス・食品残渣・農業廃棄物を地域循環の出発点として、菌類特有の強力な抗酸化物質を多く含む機能性キノコを栽培しリニューアルさせる地域循環型食料生産システムの構築を目指します。

 

食品残渣を調整し、これから植菌です。手前にある袋のものはすでに培養したものです。この後、キノコを栽培します!

 

 

キノコがでてきました!培地をチェックしています。

 

 

さらに、下の図に示すようにキノコ収穫後の廃菌床を有効利用する技術を新たに創り、ゼロエミッション型サーキュラー菌床栽培システムの構築を目指します。

 

 

今回皆様よりいただいた寄附金は、食品残渣で栽培するキノコの生産規模拡大を進めるための一部として大切に使用させていただきます。

 

|資金の主な使途は以下の通りです。

 

■パネル製クリーンブース ¥680,000

■超音波加湿器 ¥270,000

■キノコ栽培温度制御装置(エアコン) ¥130,000

 

 

プロジェクトの展望

 

地域で発生した食品残渣を地域で再生させて、キノコとして食卓に提供する地域循環型食料生産システムを創り、波及させたいと思っています。

 

普段何気なく手にし、食卓で消費される「キノコ」!本プロジェクトでは、キノコを手に取ることで、

①日本の食料自給率、

②食品ロス、

③ゴミのリサイクル、

④地域内循環、

などについて考えるきっかけになってもらえれば嬉しいです。

 

一方でキノコは食物繊維やミネラル、ビタミンなどが豊富に含まれていて低カロリーな健康食品です。栽培するキノコは安全で美味しく、健康に良いものを目指します!

 

本取り組みで栽培したキノコは、味覚センサー(株式会社インテリジェントセンサーテクノロジー)で測定すると、市販のものよりも後味の旨味が強いことが分かりました。

 

 

なお、本取組みはSDGsの目標1(貧困)、目標2(飢餓)、目標4(教育)、目標12(生産・消費)、目標13(気候変動)、目標15(陸域資源)の達成に貢献できる取り組みとして進めています。

 

ぜひ皆様の温かいご寄附をお願いいたします。

 

 

税制上の優遇措置について

 

山梨大学へのご寄附については、税制上の優遇措置が受けられます。 

 

<個人の皆様>

■所得税(所得控除)

寄附金額が年間2,000円を超える分について、所得控除を受けることができます。  

 

寄附金額 - 2,000円 = 所得控除額 

(控除対象となる寄附金の上限額は、当該年分の総所得金額の40%です) 

 

■住民税

本学を「寄附金税額控除対象法人等」として指定している都道府県・市区町村にお住まいの寄附者の皆様は、所得控除に加えて、翌年の個人住民税が軽減されます。控除対象の地方自治体については、以下の通りです。 

【山梨大学への寄附金を条例で指定している自治体】

・山梨県・甲府市、富士吉田市、都留市、山梨市、大月市、韮崎市、南アルプス市、北杜市、甲斐市、笛吹市、上野原市、甲州市、中央市、市川三郷町、早川町、身延町、南部町、富士川町、昭和町、道志村、西桂町、忍野村、山中湖村、鳴沢村、富士河口湖町、小菅村、丹波山村 

なお、この制度は都道府県・市町村がそれぞれの条例で寄付控除の対象を指定するものですので、詳細については、お住まいの都道府県市町村に直接お問合せください。 

 

 (寄附金額 - 2,000円) × 4~10% = 住民税控除額 

(控除対象となる寄附金の上限額は、当該年分の総所得金額の30%です)  

 

※上記の計算式の4~10%について 

・都道府県が指定した寄附金は4% 

・市区町村が指定した寄附金は6% 

(都道府県と市区町村双方が指定した寄附金の場合は10%)

 

<法人様>

寄附金の全額を損金算入することができます。

 

プロジェクト実行責任者:
片岡良太(国立大学法人 山梨大学)
プロジェクト実施完了日:
2025年2月18日

プロジェクト概要と集めた資金の使途

今後、食品残渣を活用してキノコを栽培する地域循環型食料生産システムを構築するためにキノコの生産拡大を行います。そのために、集まった資金は、パネル製クリーンブース、超音波加湿器、キノコ栽培環境整備費に使用する予定です。 

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ギフト

5,000+システム利用料


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感謝のメール+ヒラタケ100g

感謝のメールをお送りいたします。また、食品残渣を用いた菌床で生産したヒラタケ(100g)をお送りいたします。※キノコの発生状況によって発送時期が変更になる場合があります。

・寄附領収書を発行いたします。
※寄附金領収書のお名前は、ギフト送付先にご登録いただいたお名前となります。

寄付者
27人
在庫数
制限なし
発送完了予定月
2024年6月

10,000+システム利用料


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感謝のメール+ヒラタケ150g

感謝のメールをお送りいたします。また、食品残渣を用いた菌床で生産したヒラタケ(150g)をお送りいたします。※キノコの発生状況によって発送時期が変更になる場合があります。

・寄附領収書を発行いたします。
※寄附金領収書のお名前は、ギフト送付先にご登録いただいたお名前となります。

寄付者
18人
在庫数
制限なし
発送完了予定月
2024年6月

30,000+システム利用料


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感謝のメール+ヒラタケ100g、クロアワビ茸100g

感謝のメールをお送りいたします。また、食品残渣を用いた菌床で生産したヒラタケ(100g)とクロアワビ茸(100g)をお送りいたします。※キノコの発生状況によって発送時期が変更になる場合があります。

・寄附領収書を発行いたします。
※寄附金領収書のお名前は、ギフト送付先にご登録いただいたお名前となります。

寄付者
12人
在庫数
制限なし
発送完了予定月
2024年6月

50,000+システム利用料


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感謝のメール+ヒラタケ150g、クロアワビ茸150g

感謝のメールをお送りいたします。また、食品残渣を用いた菌床で生産したヒラタケ(150g)とクロアワビ茸(150g)をお送りいたします。※キノコの発生状況によって発送時期が変更になる場合があります。

・寄附領収書を発行いたします。
※寄附金領収書のお名前は、ギフト送付先にご登録いただいたお名前となります。

寄付者
6人
在庫数
制限なし
発送完了予定月
2024年6月

100,000+システム利用料


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感謝のメール+ヒラタケ150g、クロアワビ茸150g 、タモギタケ150g

感謝のメールをお送りいたします。また、食品残渣を用いた菌床で生産したヒラタケ(150g)、クロアワビ茸(150g)、タモギタケ(150g)をお送りいたします。※キノコの発生状況によって発送時期が変更になる場合があります。

・寄附領収書を発行いたします。
※寄附金領収書のお名前は、ギフト送付先にご登録いただいたお名前となります。

寄付者
4人
在庫数
制限なし
発送完了予定月
2024年6月

500,000+システム利用料


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感謝のメール+ヒラタケ150g、クロアワビ茸150g 、タモギタケ150g + キノコ栽培見学

感謝のメールをお送りいたします。また、食品残渣を用いた菌床で生産したヒラタケ150g、アワビ茸150g 、タモギタケ150g をお送りいたします。加えて、キノコを栽培している研究室の見学が可能になります。※キノコの発生状況によって発送時期が変更になる場合があります。※※キノコ栽培見学についてはキノコ発送から半年を期限とさせていただきます。

・寄附領収書を発行いたします。
※寄附金領収書のお名前は、ギフト送付先にご登録いただいたお名前となります。

寄付者
0人
在庫数
制限なし
発送完了予定月
2024年6月

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