広島の平和記念公園内にこんもりとした大きな土盛りがあります。原爆投下直後、市内には多数の犠牲者のご遺体があちこちにあふれていたそうです。それらの約7万人分のご遺骨を納めた「原爆供養塔」

http://digital.asahi.com/articles/photo/AS20171004001117.html

です。引き取り手のないご遺骨、身元不明のご遺骨がひっそりと眠っています。あまり人々の関心を引かない、この供養塔を見守り、戦後約40年にわたり清掃活動や遺族探しを続けてきた被爆者、佐伯敏子さんが3日、亡くなられました。97歳でした。「http://digital.asahi.com/articles/ASKB40FKDKB3PITB01Z.html?rm=438

 

大切な大切な歴史の証言者がまた1人亡くなりました。せめて一度、お話をうかがいたかった。悔やまれてなりません。そんな被爆者お1人おひとりの思いをしっかり若者に伝えて行きたい。それがこのプロジェクトの出発点です。

 

ジャーナリストの堀川惠子さんが、その佐伯さんの献身的な活動に触発され、「原爆供養塔 忘れられた遺骨の70年」(2015年、文芸春秋)」という題名で一冊の本にまとめられました。優れたノンフィクションとして、2016年度日本記者クラブ賞を受賞しました。堀川さんの受賞記念会見動画が以下にあります。ぜひ、視聴をお勧めします。冒頭から52分目ぐらいから堀川さんが話されています。https://www.youtube.com/watch?v=Ff5iWQvcuCA(横浜国立大学教員、高橋弘司)