#吸入レッスン:ぜん息の子どもの健康な未来のために!

支援総額

3,578,000

目標金額 3,000,000円

支援者
239人
募集終了日
2024年6月13日

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プロジェクト本文

https://readyfor.jp/projects/139760/anno

ネクストゴールの詳細はこちら

https://readyfor.jp/projects/139760/announcements/326747

 

吸入薬による治療の時代

 ぜん息やCOPDなど、呼吸の病気の治療の中心は吸入薬です。

患部に直接薬剤を届けることで、少ない量で治療効果が出るようになりました。

また、全身への影響を少なくすることで、副作用も少なくできます。

しかし、吸入方法の説明を受けず、処方されただけでは患者さんの70%が間違った方法で吸入をしていることはご存知でしょうか?

 

 正しく吸えないと効果がない!

正確な吸入方法を学ばないと、薬が効果的に患部に届かず、口の中のトラブルや治療の期待されている効果が得られないこともあります。

さらに、吸入方法は自己流になりがちで、それが気づかれないまま何年も経過し、病気が進行してしまうこともあります。

 

 吸入指導を受けましょう

正しい吸入方法を身につけ、継続するためには医療者からの「吸入指導」が重要です。

これによって、患者さんが正確な方法で吸入することができ、治療の成果を最大限に引き出すことができます。

そこで、吸入指導のためのWebツール「吸入レッスン」を制作し、無料で公開してまいりました。

全国の調剤薬局やクリニックのみならず、一般の方にも広く利用していただいています。

 

 子どもの患者さんの将来の夢のために!!

さらに、今回は多くの要望に応えて、子どもの患者さん向けのページを新たに作成し、公開します。

 

小さな子どもさんのうちは、保護者が、吸入薬を管理しています。

そんな小児ぜん息のお子さんも、小学生くらいになると、自分で吸入ができるようになります。

自分で正しい吸入方法を学習し、実行した結果、ぜん息症状が良くなることを実感していただけます。

 

きちんとした吸入を続ければ、ぜん息のためにやりたいことを諦めるのではなく、ぜん息をコントロールして、やりたいことがチャレンジできる未来があることを知ってもらいたいのです!

 

「吸入レッスン」はこれまでの成人の患者さんの利用に加え、小児ぜん息患者さん用のページを作ります!!

 

すべてのぜん息患者さんが、いつでも吸入指導を受けられ、正しい吸入方法を身につけて、効果的な治療を実感できるようになることが私共のミッションです。

 

 

 

 

 

こんにちは、一般社団法人キャリアヘルス研究所 理事 伊藤玲子(いとうれいこ)です。

 

 

私は、呼吸器内科・アレルギー専門医です。

大学病院の呼吸器内科外来でぜん息や肺の病気を専門に診察しています。

日々、多くの患者さんが、

「ぜん息がよくならない」

「いつも苦しい」

「発作が頻繁に起こる」と受診されます。

 

そんな患者さんの中に吸入薬の使用がうまくいっていない場合がかなりあるということに気がつきました。

 

吸入指導だけでも症状改善

患者さんと吸入の状況を確認し、一緒に吸入器を使って効果的で正しい吸入方法をマスターしてもらっています。

そうすると、薬を増やさなくても症状が改善し、病気のコントロールが向上する経験を多くしました。

 

1日に診察できる患者さんの数は増やせない

混雑する外来診療中に、全ての患者さんの吸入方法を確認し、正しい方法を説明する吸入指導に十分な時間を取るのは難しいとも感じていました。

 

そこで、吸入指導のためのWebツール「吸入レッスン」(kyunyu.com)を制作し、公開しました。

 

公開以降、全国の調剤薬局やクリニックのみならず、一般の方にも広く利用していただいています。

現在、ぜん息治療の指針となる「喘息治療・管理ガイドライン2018」から、「吸入指導に役立つツール」として掲載され、日本全国で利用されています。

 

これまで、医局の研究資金で運営し、サーバー管理費や新しい薬剤の発売に合わせてバージョンアップを行ってきました。

しかし、研究費の減額などにより資金面での継続が難しくなり、更新が滞っております。

今やぜん息診療に欠かせないツールとなった「吸入レッスン」を継続して運営するため、クラウドファンディングに挑戦することにしました。

 

 

 

もっとたくさんの患者さんに吸入指導がしたい!

 

吸入薬を処方する医師の立場で考えると、「吸入指導」は時間のかかる業務であり、混雑する外来中にすべての患者さんに提供できていない状況でした。

また、吸入薬を提供する医療者が10種類以上ある吸入薬のすべての使用方法をマスターしているとは限りません。

医師や看護師、薬剤師が、説明し慣れない吸入薬の使用方法を確認しながら指導を行う場面もあると思います。

 

吸入指導のできる薬剤師の少ない地域や、時間帯であっても、吸入指導を受けてから吸入治療を開始する必要性は変わりません。

 

これらの問題を解決するために、インターネットを使った吸入指導ツール「吸入レッスン」をWeb上に公開しました。

公開後に使用状況の解析を行うと、私が10人に指導をする同じ時間で、全国で100人以上の人が「吸入レッスン」を使っていました。

このツールが有効に利用されていると実感し、大変感動しました。

 

現在では、インフルエンザの流行時期には、深夜にインフルエンザ治療用吸入薬の説明ページの閲覧が大幅に増加します。

コロナ感染症拡大で対面の吸入指導が困難な時期に多くの施設が利用していました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「吸入レッスン」Webサイト閉鎖の危機

現在まで、様々な場面で「吸入レッスン」が活用されていますが、研究資金減額等の理由から閉鎖が検討されました。

 

しかし、ぜん息診療になくてはならないツールであると多くの先生方から応援をいただき、「なんとしても継続しなくては!」とプロジェクトをたちあげました。

小児ぜん息患者さんたちの利用を可能にし、さらなる発展をはかり、継続させることで、すべてのぜん息患者さんが、いつでも吸入指導を受けられ、正しい吸入方法を身につけて、効果的な治療を実感できるようになることが私共のミッションと考え、プロジェクトを立ち上げました。

 

Webアプリ「吸入レッスン」

 

「吸入レッスン」はタブレットを使用して吸入方法を学ぶためのツールです。

このツールは既にWeb上で公開され、いつでも、どこでも、誰でも利用できるようになっています(kyunyu.com)。

 

「吸入レッスン」の利用場面

  • 初めて吸入薬を処方されたとき
  • 病院、クリニックでの診察の待ち時間に
  • 調剤薬局での待ち時間に
  • 自宅で吸入方法を確認するとき
  • 家族の吸入を介助するときの確認
  • 介護者が吸入を手伝うときの確認  

薬の名前を覚えていなくても、その形状からすべての薬剤にアクセスできます。

 

短い動画による使用方法の説明を受けた直後に、間違えやすい手技を確認できる復習テストを受けることで、記憶の定着をはかります。

テストはイラストと大きな文字で示された2択の選択肢を選んで解答します。

正誤は大きな○、Xで判定され、印象に残りやすい仕掛けになっています。

最後に成績表が表示されます。

間違えたテストはXをタップすることで、もう1度解答することができます。

全問正解しないと終了できません。

 

吸入レッスンの流れ

 

 

  1. トップ画面から薬を選ぶ(薬の名前がわからなくても、形で選ぶことができます。)
  2. 吸入方法を説明した動画(4分程度)を視聴する
  3. 復習テストをする
  4. 成績表を確認
  5. 間違えた問題に再度解答
  6. 全問正解で終了

 

 

▼プロジェクトの内容

 

「吸入レッスン」小児用ページ作成のための資金獲得を目的とします。

 

 WEBサイト作成費用:250万円

サーバー移動、維持管理費:10万円

「吸入レッスン」小児バージョン完成告知、広告 5万円

返礼品作成、郵送費: 20万円

その他 文具費、監修の先生の交通費、手数料など 15万円 

 

目標獲得資金合計:300万円

 

 

 

 

▼プロジェクトの展望・ビジョン

「吸入レッスン」をすべての世代の患者さんが利用できるようにします。

小児ぜん息患者さんのページを作成し、公開します。

 

吸入薬は、副作用の少ない治療薬ですが、正しく使えないと効果が出ません。

全国の、吸入治療を受ける患者さんのすべてが、「吸入レッスン」を使って

いつでも

どこでも

何回でも

吸入方法を確認し、正しい吸入手技を身につけることが当たり前の世の中にしたいと考えています。

 

今回の挑戦が成功した後は、「吸入レッスン」のページをより安全なシステムに再構築し、

無料公開が継続できるように協力者を募集します。

 

掲載している画像は日本大学呼吸器内科より許諾を得て掲載しています

トップ画像は商用利用可能な画像を使用しています

 

 

プロジェクト実行責任者:
伊藤玲子(一般社団法人キャリアヘルス研究所・日本大学呼吸器内科)
プロジェクト実施完了日:
2024年7月30日

プロジェクト概要と集めた資金の使途

アレルギー専門医監修のもと、正確な吸入方法を学べるWebツール「吸入レッスン」の小児バージョンを作成し、無料公開する。集まった資金は「吸入レッスン」のバージョンアップと維持管理にあてます。

リスク&チャレンジ

プロジェクトに必要な金額と目標金額の差額について
必要金額と目標金額との差額は自己資金にて補填します。

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リターン

3,000+システム利用料


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応援コース:3,000

お礼のメールをお送りします
活動報告書(PDF形式でメールで送付)

申込数
106
在庫数
制限なし
発送完了予定月
2024年7月

10,000+システム利用料


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応援コース:10,000

お礼のメールをお送りします
活動報告書(PDF形式でメールで送付)

申込数
118
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制限なし
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2024年7月

3,000+システム利用料


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2024年7月
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