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「農業で若者が自立する」「若者の地域定住」ご支援ください

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支援総額

767,000

目標金額 3,800,000円

支援者
28人
募集終了日
2022年3月7日

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プロジェクト本文

 

(農業生産法人)
つげ野グリーンファームのご紹介

 

農業の意義、深さを知るまでに10年かかってしまった 

 

愛知県豊川市で、農業生産法人・つげ野グリーンファームを経営、運営している土井和守と申します。

法人は、2010年に金城恵忠氏の提案により設立されました。設立の目的は「農業で若者が自立するのを支援する」ことにあります。

 

私は2007年から名倉高原で農業(トマト)を始めました。しかし、「農業の持つ意義、大変さ、楽しさ、奥深さ」をほとんど理解しようとしないまま、10年が経過してしまいました。今にして思えば、大変申し訳ないことですが、実家(福井県)が農林業、畜産を営んでいたにもかかわらず、それらの経験のない私は「農業を軽く見ていた」からだと思います。

 

今から3年前(2018年)、農業の「師匠」(中村弘幸さん)から直接教えていただけるようになり、そこからようやく本来の農業に少しずつですが入りつつあります。金城氏が当時言われていたことも徐々にですが、分かってきたように思います。

 

しかし、若者を迎え入れて、自立することを支援するには、相当な知恵と力、決意が不可欠だと思っています。

 

代表:土井
種まきから20日目位の小松菜

 

 

農業は人間にとっての癒し、生きる糧になる

 

創業者である金城恵忠氏は、「若者の自立支援」を“天職”として、豊川高校で副校長として「生徒が主人公」の教育実践を続けてこられました。その後、金城氏は万を持して、全国の子どもたちと市民およそ100万人の力で学校(1995年4月、黄柳野<つげの>高校)の設立をおこないましたが、農業をことのほか大事に考えていました

 

農業は子ども、若者はもちろん老若男女を問わず、その心と体を癒して、元気にし、生活力(経済力)をつけることにつながります

 

金城氏の座右の書には、「二宮金次郎」「上杉鷹山(ようざん)」「労働者協同組合」「日本国憲法」などがありました。私たちは金城氏の精神を深くつかむことが、事業の成功につながると考えています。

 

そこで、私たちがその精神を受け継ぐため、農業で若者が自立するのを支援するための拠点づくり、農業のモデル地区づくりのプロジェクトを立ち上げました。

 

(左)豊川高校の「生徒は主人公」の実践記録、(右)二宮金次郎を描いた書籍

 

 

プロジェクトを立ち上げた理由

 

農業は人類の知恵であり、若者の自立や多くの方の生きる希望にしたい

 

土井(68歳)は、これまでに多くの子ども、若者と接する機会がありました。私自身「非常勤」の経歴が長いため、我が身にしみるものがありますが、日本社会には「学歴」で差をつけたり、働く者を「常勤」「非常勤」に分けたり、いじめなどから不登校や退学を余儀なくされる、また大人を含めた「引きこもり」の人も多くいます。

 

働きたくてもなかなか生きていく道、仕事が見つからない方は無数におられると思います。農業が、生きる術をなくした多くの方たちの「希望」になるようにしたい。

 

農業の魅力のひとつは、「だれでもできる」ことにあります。農業は太古の昔から人類が生きていくための知恵であり、本来ならば誰もが入ることが可能です。

 

しかし、なかなか一人ではできません。

 

経験のある先人や雑草もふくめた植物、虫たちにも謙虚に教えてもらうことが大事だと思います。雑草や虫たちも、生き抜いてきたすごい知恵を持っています。「誰でもできる」けれども実は難しくもあり、農業の奥の深さは無限のように感じられます。

 

人類が生み出した農業は、年齢を問わず参加することができる。種まきの準備。

 

 

日本の農業の再興に、わずかでも貢献したい

 

プロジェクトを立ち上げたもう一つの理由は、現代日本の特殊な事情によるものです。日本の食料自給率は、2020年に37%(2021年8月26日付日本農業新聞の記事、農水省公表)にまで落ちこんでいます。

 

これは独立国とはいえない水準です。人口1億2000万人の食糧の6割以上は毎日、毎日輸入されていると考えると夜も眠れなくなってもおかしくありません。日本中で、耕作放棄地(写真:下)が急速に拡大しつつあります。

 

私たちは、「ハチドリのひとしずく(一滴)」(光文社の絵本)のように、東三河の地でほんの僅かでも、日本農業の再興にむけて、若者が農業で自立するのを支援したいと思います。

 

耕作放棄された畑、数年でススキやセイタカアワダチソウに占拠される(豊川市)

 

 

--- プロジェクトの内容 ---

全国から若者を受け入れて、
豊川で1年間の農業研修を行なう

 

皆様のご支援で、空きハウスを活用し若者が研修を行い、農業で自立するのを応援する拠点をつくりたいと思います。

 

私どもの今回の発信の後、準備ができ次第、農業での自立をめざす若者を受け入れます。今のところ、受け入れは男女問わず常時10人位を考えています。すでに豊川市内に空家をさがしており、2名~数名ずつ1軒家に生活しながら1年間農業の研修を行ないます。

 

研修で学べるのは、ハウス栽培の小松菜やほうれん草です。土作りのこと、播種から潅水(かんすい)、雑草や病害虫の駆除、収穫から出荷について、実地に体験しながら少しでも質の良い野菜をつくり、売り上げにつながるようにしたいと計画しています。

本人の希望があれば、トマトやなす、他の野菜(数種類)も研修が可能です。しかし、1種類の野菜でもとても奥が深く、一人前になるには容易なことではありません。

 

なお、私どもは「減農薬」と「有機肥料による土作り」に心がけています。多くの動物と人間にも悪い影響をおよぼす“ネオニコチノイド系農薬”(殺虫剤)は使用しておりません。

 

 

今回のプロジェクトでご支援いただきたいこと

 

以下のような農業資金のために“300万円余”が必要で、ご支援をお願いします。

 

1. 若者たちが研修するための場所となる中古の施設(温室、ビニールハウス)を買い取る、またはお借りする。加えて、修復すること(ビニールの張替えなど)も予定しています。

 

2. 現在、トラクターは1台所有しています。資金が確保できたら若者専用の中古のトラクター1台を購入したいと思っています。

 

使われないハウスは、ビニールがはがれ数年でまわりが雑草や雑木に支配される。

 

 

プロジェクトの展望・ビジョン

 

研修スタートの「土台」ができつつあります

 

現状は、約8反(80アール)の土地に約10箇所のハウスがあり、全員で7名のスタッフで主に小松菜を作っています。10名の研修生を受け入れるために、面積を2倍にしたいと考えています。

 

また、小松菜に加えて「トマト」にも作物を広げたいと、小規模ながら現在試しに生産を始めているところです。研修をスタートする「土台」ができつつつあります。

 

農業のイロハを教えるのは、私(土井)と師匠(中村)の二人が担当します。つげ野グリーンファームには、現在5名の常勤パートのお姉さま方(写真)が働いており、小松菜のことなど色々と親切に教えてくれます。また、若者が住むための空家は、現在家主に声をかけさせていただいており、準備を進めています。

 

常勤パートの方々と農業の「師匠」中村さん。

 

 

東三河の地に「若者の農業研修」と「若者の定住」のモデルをつくりたい

 

私たちは、豊富な資金や自ら所有する農地(現在は全て借地)はありません。しかし、日本の農業の現状を憂えておられる方々と同様に、私たちはほんの僅かであっても日本の農業の復興に寄与したいという強い願いと決意があります。

 

研修を終えた若者たちは、それぞれの地元(出身地)に帰って、そこに根を張ることを想定しています。

 

しかし、一部の若者は豊川市など周辺の市町村に定住して農業をやりたいという希望がでてくることも予想されます。私たちは、そのような若者が農業を天職にして、新城市や東三河の中山間地、たとえば旧鳳来町(写真:上)や設楽町などに定住することも期待しています。また、子どもたちにも自然に親しみ、農業を体験する機会を多く提供したいと思っています。

 

全国の中山間地は都市部よりも急速に人口が減りつつあり、空家が増えるとともに、中には廃墟と化している家屋(写真:下)も見られます。

 

そのような中で私たちは、若者たちの農業研修と地域への定住などを特長とする「子ども・若者が集う農業モデル」をつくりたいと思っています。

 

旧鳳来町、稲刈り後の里山の風景。こんな景色を維持することも困難になっている。

 

中山間地に特に多い空家。屋根が傷むと、家屋の崩壊が一気に進む。

 

 

若者だけでなく、本来は年齢にかかわりなく受け入れたい

 

法人の本来の設立理念「人間の尊厳」「若者の自立支援」からすれば、「農業で自立するのを支援する」のは若者だけでなく、年齢にかかわりなく誰でも受け入れたい思いです。仮に、中高年の方々からも希望が多く寄せられた場合には、将来的には受けとめる方途、体制を考えなくてはなりません。実際、中高年の「引きこもり」なども相当数にのぼることが報じられており、見過ごせない状況です。

 

しかし、私たちはようやく歩き出そうとしているところなので、今のところ「年齢に関係なく、誰でも」というわけにはいかないのが現実です。

 

これから、さらに多くの力と時間が必要です。一歩一歩進んでいきますので、見守っていただけましたら幸いです。まずは初めの一歩。応援をどうかよろしくお願いいたします。

 

2歳半の「とうかちゃん」。この子が大きくなるころまでには、日本の食糧自給率を大きく高めたい。

 

 

今回のプロジェクトで支援していただきたいこと(再掲)

以下のような農業資金のために“300万円余”が必要で、ご支援をお願いします。

 

1. 若者たちが研修するための場所となる中古の施設(温室、ビニールハウス)を買い取る、またはお借りする。加えて、修復すること(ビニールの張替えなど)も予定しています。

 

2. 現在、トラクターは1台所有しています。資金が確保できたら若者専用の中古のトラクター1台を購入したいと思っています。

 

以上、よろしくお願いいたします。

 

 

プロジェクト実行責任者:
土井和守(農業生産法人・つげ野グリーンファーム)
プロジェクト実施完了日:
2022年6月30日

プロジェクト概要と集めた資金の使途

若者が農業をおこなう中古施設2箇所を購入(温室)・借用(ハウス)するとともに、痛んだ箇所を修復するなどの資金とする。また、中古トラクターを1台購入する。

リスク&チャレンジ

プロジェクトを実施する上で必要になる資格や許認可について
競売への参加資格 (すなわち豊川市農業委員会の承認。予定日は12月27日)
プロジェクトを実施する上でのリスクについて
温室が所有できるかは、「競売」なのでもし金額面で他者との競争に負ければ所有が出来なくなる恐れがある。ただし、1回目の競売では買い手がなく、今回は2度目なので買い取れる可能性は大きい。

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プロフィール

 私立豊川高校で「生徒が主人公」の教育実践に取組んだ金城恵忠氏は、1990年~95年に100万人の子どもと市民の力で黄柳野(つげの)高校を設立しました。当時、子どもの不登校や中退が増大していましたが、行き場がありませんでした。黄柳野高校は「子どもの権利条約」の実践校として、そうした子ども達を積極的に受入れました。   2010年、金城氏の呼びかけで農業生産法人つげ野グリーンファームが設立されました。現在は愛知県豊川市に約80アールのハウス、温室を保有して7名のスタッフで「小松菜」を生産しています。 法人の目的は、日本国憲法の「人間の尊厳」をめざして、「若者が農業で自立するのを支援する」ことにあります。2022年半ば頃より、毎年10名ほどの若者の農業研修を計画しています。同時に、自立した若者が出身地にもどり、あるいは東三河の市町村、中山間地に定住することを願っています。 

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リターン

2,000


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お気持ちコース

▼2,000円ご支援いただいた方へのリターン
・3月頃までには礼状を、お手紙かメールでお送りします。
・秋には活動報告を、お便りやメールなどでお送りします。

支援者
6人
在庫数
制限なし
発送完了予定月
2022年3月

5,000


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「農業で若者の自立支援」の応援に感謝します(A)

▼5,000円ご支援いただいた方へのリターン
・3月頃までには礼状を、お手紙かメールでお送りします。
・秋には活動報告を、お便りやメールなどでお送りします。

支援者
5人
在庫数
制限なし
発送完了予定月
2022年3月

10,000


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「農業で若者の自立支援」の応援に感謝します(B)

▼10,000円ご支援いただいた方へのリターン
・3月頃までには礼状を、お手紙かメールでお送りします。
・秋には活動報告を、お便りやメールなどでお送りします。

支援者
9人
在庫数
制限なし
発送完了予定月
2022年3月

30,000


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「農業で若者の自立支援」の応援に感謝します(C)

▼30,000円ご支援いただいた方へのリターン
・3月頃までには礼状を、お手紙かメール等でお送りします。
・秋には活動報告を、お便りやメールなどでお送りします。

支援者
3人
在庫数
制限なし
発送完了予定月
2022年3月

50,000


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「農業で若者の自立支援」の応援に感謝します(D)

▼50,000円ご支援いただいた方へのリターン
・3月頃までには礼状を、お手紙かメール等でお送りします。
・秋には活動報告を、お便りやメールなどでお送りします。

支援者
3人
在庫数
制限なし
発送完了予定月
2022年3月

100,000


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「農業で若者の自立支援」の応援に感謝します(E)

▼100,000円ご支援いただいた方へのリターン
・3月頃までには礼状を、お手紙かメール等でお送りします。
・秋には活動報告を、お便りやメールなどでお送りします。

支援者
2人
在庫数
制限なし
発送完了予定月
2022年3月

プロフィール

 私立豊川高校で「生徒が主人公」の教育実践に取組んだ金城恵忠氏は、1990年~95年に100万人の子どもと市民の力で黄柳野(つげの)高校を設立しました。当時、子どもの不登校や中退が増大していましたが、行き場がありませんでした。黄柳野高校は「子どもの権利条約」の実践校として、そうした子ども達を積極的に受入れました。   2010年、金城氏の呼びかけで農業生産法人つげ野グリーンファームが設立されました。現在は愛知県豊川市に約80アールのハウス、温室を保有して7名のスタッフで「小松菜」を生産しています。 法人の目的は、日本国憲法の「人間の尊厳」をめざして、「若者が農業で自立するのを支援する」ことにあります。2022年半ば頃より、毎年10名ほどの若者の農業研修を計画しています。同時に、自立した若者が出身地にもどり、あるいは東三河の市町村、中山間地に定住することを願っています。 

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