内装工事完了とギャラリーオープンのお知らせ
一般社団法人Arts and Creative Mind ギャラリー設立に際し御協力頂いた127名の皆様、こんにちは。その節は、当プロジェクトに共感・ご支援を賜り、誠にありがとうございました。
皆さまお一人お一人の応援を励みに、関係者一同今日まで頑張ってまいりましたが、おかげさまで、本日無事に物件のお引き渡しを受けて参りました。
私自身も、ここ数年間の構想から決心に至るまでの長い道のりを思うと、正に感無量です。
改めまして、御協力くださった皆様に、心よりのお礼を申し上げます。
この度のギャラリーの施工は、neu furniture works(ニゥファニチャーワークス)さんという武蔵村山にある、本来特注家具の製作を本業とする業者にお願いしました。当初、こうした店舗全体の内装工事の実績が余り多くはないということで、諸々懸念しておりましたが、完成した内装を見た瞬間、ニゥさんにお願いして良かったと、それはもうほとんど直感的にそう確信しました。やはり細部の仕上がりが抜群に綺麗です。全てが家具クオリティー!大切な作品を収納する特徴的な中央のテーブルはもちろんのこと、塗装の仕上げ、さらには予算の都合で極限まで節約したバックヤードのシンプルながら機能的なミニキッチンに至るまで、本当に手抜きのない丁寧な仕事をして下さいました。これまで施工業者さんのことには余り触れて参りませんでしたが、皆さまのご期待を裏切らない素晴らしい仕上がりとなっております。是非ともギャラリーにお運び頂いて、実際にその目でお確かめ頂ければ幸いです。
アートギャラリーでお取り扱いする商品は、日常生活において必ずしも必要なものではありません。当ギャラリーでお取り扱いする商品は、普通の人がちょっと頑張れば買える商品がほとんどではありますが、それでも数万円という金額は決してお安いものではありません。既存の美術の枠組みから離れた場所で制作された貴重な作品が、アート作品として初めて日の目を見る場所は、やはり美しく特別な空間であるべきとの思いから、建築設計をお願いしたMTKA建築設計事務所の加藤さん、村山さんとも、長い時間をかけてお話し合いを続けて参りました。その間、皆様からのご支援をより効果的に使いたいとの思いを共有し、ニゥさんの担当者唐川さんとも密にコミュニケーションを図りながら、多くの困難に際しても最善の解決策を探りました。そして、何より、そのアイデアを実現してくださった現場の職人さんたちは、この酷暑の中、クーラーのない過酷な環境で夜を徹しての突貫工事に従事してくださったことを、ここに書き記したいと思います。
この度の施工費は、¥4,268,430(税込)となりました(建築設計料含まず。トイレ、家具・照明器具などは分離発注のため含まれず)。
当プロジェクトでは、この他に物件契約の際に発生した諸費用、備品調達費、HPや印刷物製作などの経費が発生しております。
そもそも現代アートのマーケットの小さい日本において、都心でアートギャラリーを存続させることは並大抵のことではないと覚悟しております。ですが、このギャラリーは、こうして応援してくださる127名もの皆さんと、全国各地で制作を続けるたくさんの素敵なアーティストの思いが詰まった特別なギャラリーです。皆さまの思いを糧に、そして、ここから始まる新たな物語の可能性を信じて、これから一歩一歩着実にあゆみを進めて参りたいと思います。
お待たせしておりますリターンについても、現在準備を進めております。
お品物については、9月以降のご発送を予定しておりますゆえ、今しばらくお待ちくださいませ。イベント関係の日程につきましては、該当する方に個別にご連絡させて頂きます。
一般社団法人Arts and Creative Mindが運営するギャラリーのオープンは8月30日です。
最初の展覧会は、「Magic Number2018〜夏の終わりの始まりに〜」と題して、5名の作家さんにフューチャーした展覧会です。初日は、より多くの方々にお越し頂くため12時から20時と通常より長くお時間を設定し、冷たいお飲み物とスイーツをご用意しております。それ以降は、水曜日〜日曜日・祝日12時から19時が営業時間、月曜火曜が定休日となっております。レセプション・展覧会概要につきましては、近日中に改めて案内状をご郵送致しますので、どうぞ楽しみにお待ちくださいませ。
では、全国から厳選したアーティストの選りすぐりの作品とともに、皆様のお越しをお待ちしております。
今後とも、引き続き応援のほど、よろしくお願い申し上げます。
一般社団法人Arts and Creative Mind
代表理事 杉本志乃