こんにちは。シャンティの菊池です。

自宅から少し遠い難民キャンプに行っていたので、久々の更新となりました。

 

今回の挑戦、おかげさまで達成率46%というところまできて、なんとか5合目が見えてきました。一歩一歩、皆さまと目標達成に向けて進んでいけたらと思っています。

 

仲間と一緒に難民キャンプの中に入って、改めて思いました・・・

 

現場の仲間が安心して図書館活動に取り組めるように、こんなにたくさんの方々が応援してくれているんだよ、と。

 

この皆さんからのエールを仲間に伝えながら、私も一緒に頑張っていきたい・・・!

 

ぜひ、たくさんの方に知っていただきたいと思っていますので、応援宜しくお願い致します。

 

今日は、その難民キャンプの図書館にいる私の仲間を紹介したいと思います。

 

ヌポ難民キャンプの図書館責任者のクリハナさんです。

 

難民キャンプでは複数の図書館を運営しており、それぞれ2名ずつ図書館員がいますが、クリハナさんは、キャンプ内の全部の図書館の活動を調整・統括しています。実は私と同世代ですが心強い存在です。

 

面と向かって改めて聞くのもお互い照れてしまいますが、せっかくなので、図書館で働き始めたきっかけや、図書館で働くことについてお話を聞きました。

 

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菊池:難民キャンプの図書館で働いてどのくらいになりますか?

 

クリハナさん:

ミャンマーの村から逃れて2007年からヌポ難民キャンプに住んでいます。ウサギ図書館(ヌポ難民キャンプのコミュニティ図書館の愛称)で2009年から働いています。初めは一般の図書館員として働いていました。2013年に、図書館責任者の役目をいただきこれらを合わせて、このコミュニティ図書館での勤務はもうすぐ10年になります。

 

菊池:図書館で働き始めた経緯を教えてください。

 

クリハナさん:

ここで働き始める前は、主婦として家族の世話をしていました。そして時間のある時には本を読んでいました。以前からこの図書館は利用していて、よく本を借りに来ていました。また、今は大きくなった長男は現在図書館青年ボランティアとして活動を手伝ってくれています。

図書館で働こうと思った理由は、読書が好きだからです。そして、子どもたちと触れ合う仕事もしたいと思っていました。子どもたちとの活動はとても面白いからです。

 

子どもたちに読み聞かせをするクリハナさん

 

菊池:図書館で働いてきて、どんなことを感じていますか?

 

クリハナさん:

この図書館の仕事の面白さは、読み聞かせをして子どもたちに楽しい時間を作ることができることです。

図書館での仕事で難しいなと思うところは、本棚に並べられた図書の中にはは貸し出しができない図書があるということです。個人利用者は借りることができないため、毎回その制度について説明し、理解を得なければなりません。

図書館での仕事を通して、学びもたくさんあります。いろいろな読み聞かせ方法や歌、ゲーム、飾りつけ、そして図書登録と記録方法などです。

 

図書館での会議に参加するクリハナさん

 

菊池:クリハナさんにとって、図書館はどんな場所ですか?

 

クリハナさん:

図書館は、図書と情報を管理し、読書への愛を推進し、様々な種類の情報を共有するという役割があると思っています。

これからも、図書館がより多くの人にとって訪れたい場所に、そして子どもたちと大人の双方にとって楽しむことができるような場所になるようにしたいです。そのためにも遊ぶことのできる空間と、図書館業務のための十分な職員を備えたいと思います。

 

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いつも一所懸命でムードメーカーでもあるクリハナさん。まっすぐな気持ちを話してくれました。ありがとう。

 

キャンプを取り巻く状況や、図書館員の個々の状況を見ると、それぞれの理由で1,2年で辞めてしまう図書館員が多く、入れ替わりが激しい中ですが、クリハナさんが図書館員として働き始めてから今日までの勤務年数は9年になります。彼女の積極的な姿勢と持ち合わせたユーモアは、ヌポ難民キャンプのうさぎ図書館を明るく、活気あふれる空間にしています。

 

 

【おまけ】

クリハナさんと約5年間一緒に働いてきた、シャンティのシラ現地職員(ヌポ難民キャンプを担当)にも話を聞いてみました。

 

左がクリ・ハナさん、右がシラ職員

 

シラ職員:

「ノー・クリ・ハナさんは図書館の仕事に対してとてもエネルギッシュです。ただ業務をこなすのではなく、常にこの図書館がコミュニティにとってベストなものにしたいという強い思いの下で働いていることが感じられます。

私は、キャンプの図書館員と働く過程において、どの図書館員に対してもすべきことを明確にして、彼らを励ますことで仕事を進めていますが、彼女は少しアドバイスをしたり、知識を共有すると、自ら積極的に動く力を持っています。

何かを伝えるとそれにプラスしたことをできる人です。これは全ての図書館員にある能力ではありません。理解力や学ぼうとする力が高く、物事に対する批判的な視点も持ち合わせています。そのため、ただ私の言うことをうのみにするのではなく、私は彼女と議論を交わすことができます。

彼女のような姿勢と意識を、他の仲間との間にも広めていきたいと思います。」

 

 

最後まで読んで頂き、ありがとうございました。

心強い仲間たちと一緒に頑張っていきますので、応援よろしくお願いします!