日本の伝統文化「日本刺繍」を世界へ。繍道NUIDO世界展を開催!

日本の伝統文化「日本刺繍」を世界へ。繍道NUIDO世界展を開催!

支援総額

1,685,000

目標金額 1,500,000円

支援者
129人
募集終了日
2020年3月30日

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プロジェクト本文

 

 

 ■繍道NUIDO世界展

 開催日時:2022年10月12日(水)~16日(日)

 会場:銀座画廊・美術館 7階

 ※内容は、決まり次第順次お知らせしてまいります。

 

 ※最新の新着情報はこちら   

(2021年12月24日追記)

 

 

■繍道世界展の詳細

開催日時▽
変更前:2020年4月1日(水)~5日(日)11時~17時(最終日は16時閉場) 
変更後:2021年3月31日(水)~4月4日(日)

再延期:2022年春~秋(決まり次第掲載いたします)※202012月16日追記※

※本イベントは、新型コロナウイルスの影響により延期させていただくこととなりました。大変残念ではございますが、我々といたしまして苦渋の決断となりました。何卒ご理解いただければ幸いでございます。

なお、今後の動向については、引き続き新着情報でもお知らせしてまいります。最後まで応援、どうぞよろしくお願いいたします。ー新着リンクー(3月6日追記)

 

人の心を動かす“日本刺繍”を多くの人達と共有する作品展を銀座で開催

 

はじめまして、「日本刺繍 紅会(にほんししゅう くれないかい/以下:紅会)」の齊藤康と申します。私は、祖父母が建てた紅会の工房で生まれ育ちました。生まれたときから家族の他に多くのお弟子さん達に囲まれて育ち、物心ついたころには兄弟と一緒に祖父から刺繍の手ほどきを受けていました。

 

一朝一夕ではできない刺繍の厳しさ、そこから現れる魅力に惹かれ、現在はより多くの方に日本刺繍を広めたいと、日々奮闘しています。

 

私が日本刺繍の魅力を最も感じるところは、人の心を動かし、人を感動させることです。

 

これまで、日本刺繍が人や場のさまざまな可能性を開く瞬間を見てきました。日本刺繍の制作や展覧の場では、小学生から100歳に届く年齢の方、性別や人種も越えて、多種多様な笑顔や感動が起こります。
 
今回、多くの外国人が日本を訪れる2020年4月に、日本の伝統文化であるこの「日本刺繍」の魅力を多くの皆様に発信し、日本刺繍の可能性を知っていただきたいと願い、銀座で「繍道世界展」を開催し、世界中の多くの人と一緒に制作する「フラクタルプロジェクト」を展示します。
 
日本刺繍の真髄は「人を思う心」にあると思っています。紅会でも常にこのことを大切にし、災害などの被災地を応援する刺繍を制作したり、海外の人たちとの交流に力を入れてきました。

 

人を元気にし、癒し、励まし、支えるといった力を持つ日本刺繍を通して、多様な方々との交流の輪を広げていきたいと願っています。「繍道世界展」の開催のために、ぜひ皆様のご支援をよろしくお願いいたします。

 

千葉県東金市にある紅会工房

 

 

紅会のあゆみ ー“手は精神の出口” を合言葉にー

 

紅会は1970年に創立しました。創立者の齊藤磬(いわを)が提唱した「手は精神の出口」を合言葉に、工房での作品制作の他、国内外で講座の開催も行っています。
 

現在、日本刺繍の教室は、千葉、東京、名古屋、大阪にあり、500名を超えるメンバーが月2回の頻度で通いながら技術を習得しています。

 

また、海外にはアメリカ・アトランタに拠点を置くNPO法人日本刺繍センター(以下、JEC)もあり、欧米圏やオセアニア圏を中心として、さらにその輪を広げています。

 

東金市の小学生に行う刺繍体験授業

 

 

人を思う心、祈りからはじまった日本刺繍

 

日本刺繍の歴史は古く、飛鳥時代に聖徳太子の死を悲しまれた妃である橘大郎女(たちばなのおおいらつめ)が「天寿国における太子往生のさまを図像によって見たいもの」と天皇に申し上げ、許しを得て、采女達に刺繍をさせた「天寿国曼荼羅繍帳(てんじゅこくまんだらしゅうちょう)」が始まりと言われています。

 

その後、日本刺繍は仏様を表現することに用いられ、時代を追って衣装に施されるようになりました。歴史を見ると、日本刺繍は人を思う心、祈りから始まっており、その心は現代に受け継がれています。

 

国宝「天寿国曼荼羅繍帳」(飛鳥時代)の部分を紅会工房で模繍。現物は奈良の中宮寺に所蔵されている
国宝「刺繍釈迦如来説法図」(奈良時代)の部分を紅会工房で模繍
帯「薬玉」

 

 

世界で起こる人災や天災、そのような問題に日本刺繍は何ができるか

 

紅会本部がある千葉県は、9年前の東日本大震災で、被害を受けました。

 

そのような中で半月後に控えていた東京都内での作品展。関係者からは開催断念の声も上がりました。

 

このようなとき、日本刺繍は本当に無力なのか
このようなときこそ、貢献できないのだろうか

 

社内で何度も議論をし、関係者とも協議を重ねた結果、できる限りの準備を整えて開催に踏み切ることとなりました。余震や節電も続く中で「こんな非常時に何をやってるんだ」そのようなご批判が上がることも覚悟していました。

 

しかし結果としては、予想以上の来場者を迎え、「日本刺繍をやってみたい」という方も例年より多く、メンバーになってくださいました。何よりありがたかったのは「よくぞ開催してくれた。日本刺繍に癒された」という声をいただいたことでした。

 

このような時だからこそ、日本刺繍にできることがある

 

そう実感できた大きな機会でした。このときに、「日本刺繍で具体的にできることをしていきたい」という紅会内外からの声を形にしたのが「復興祈願プロジェクト」でした。

 

高さ90㎝幅100㎝の桜木の模様を一般の方が花びら1枚1枚縫って仕上げました。日本刺繍の体験は珍しいということもあり日頃から人気がありましたが、この時はあまり興味がない方も「ならば一針」と言って、想いを針に託して参加してくださいました。

 

2011年4月から始まったプロジェクトは2012年4月に完成し、その年の10月に宮城県塩釜市へ寄贈させていただきました。

 

2011年4月に開催した作品展
この場から日本刺繍による復興祈願プロジェクトを立ち上げました
桜の花びら1枚1枚は一般の方々も刺繍し、2012年に宮城県塩釜市へ寄贈
新聞社さんから取材の様子。塩釜市長さんと

 

 

世界の人が手を取り合える。そこに“日本刺繍”がある世界

 

私は日本刺繍には人を元気にし、癒し、励まし、支えるなど、さまざまな力があると信じています。日本刺繍を習う紅会メンバーにはそれを実感している方がたくさんいます。
 
例えば、10年以上経験されている方で、お孫さんの桃の節句にお雛様を作られた方もいました。その方は、「物のない時代に私のために母が着物の端切れで、押し雛を作って飾ってくれた時のあの嬉しさを忘れることができない。だから、私は時間をかけて、一針一針繍った作品を小さなひ孫のために残すことができました。日本刺繍に出会えて本当に良かったと思っています」とコメントをくださいました。


 日本刺繍を通してこのような気持ちを抱いた方が、家庭や社会で笑顔で接する。豊かな気持ちが相手に伝わり、コミュニティ全体に伝わり、さらに広がっていくと必ず世界の人が手を取り合える。

 

私達は日本刺繍をもってこの運動を起こしていきたいと思っています。決して夢物語では終わらせません。逃げず、捨てず、あきらめずに、どこまでも挑戦していきます。

 

 

 

2020年、日本刺繍を世界に広めるチャンス

 

日本刺繍紅会ではJECと共同で「繍道世界展」を2000年から開催しています。「繍道」とは、「日本刺繍の技と精神を磨き、心に響く作品を現す、それを世界へ発信すること」を意味しています。
 
繍道世界展のはじまりはJECメンバーで、オーストラリアとニュージーランドで日本刺繍の講座を精力的に行なっていたアメリカ在住の講師Mさんがきっかけでした。地元のメンバーと“小さくてもニュージーランドで作品展を開催したい!”と意気込んでいた最中、脳腫瘍を発症。開催が危ぶまれたのですが、何とか実現しようと紅会が支援したことがはじまりです。
 
Mさんの遺志を発端としてオセアニア圏への日本刺繍のさらなる広がりを願い、また”繍道世界展”と銘打つことで、さらに世界に広まることを願っての初開催でした。

 

Mさん(右)との記念写真

 

2003年のニューヨーク展では、2001年に起きたアメリカ同時多発テロの悲しみに少しでも日本刺繍を通して寄り添いたいと、刺繍タペストリー「平和への祈り」を国内外のメンバーで制作して展示。来場者からは多くの反響がありました。

 

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刺繍タペストリー「平和への祈り」

 

会場には当時のEGA(アメリカ刺繍協会)セミナー開催総責任者も来場し、コメントをくださいました。


「繍道を推奨することは良いことだと思いますし、私は心から共感できます。すべての刺繍は心から生み出されるものであり、心を込めれば込めるほど刺繍にも表されてきますし、それを他と共有することができます。世界の人達がそういう思想を持つのであれば、そのコンセプトは無くてはならない存在になる。なぜなら物を想像するにあたって重要だからです。私達は皆さんをニューヨークにお迎えできたことをとても光栄に思っています」

 

 

 

いただいたご支援は繍道世界展の会場費へ

 

■これまでの開催実績
2000年ニュージーランド・オークランド展
2003年アメリカ・ニューヨーク展
2007年イギリス・ケンブリッジ展
2011年アメリカ・ケンタッキー展 オーストラリア・アデレード展

 

今年、2020年は4年に一度の祭典も開催され、海外からの多くの来訪者も訪れます。そこでぜひ、日本刺繍を世界に発信するために、東京で、「繍道世界展」を開催したいと考えました。

 

しかしながら、会場選びや費用などは毎回の課題で、これまでも現地の方の協力なしには成り立ちませんでした。今回も“日本刺繍を広めたい”と願いながらも、それらのことに頭を抱えていたところ、このクラウドファンディングを紹介していただき、微かな一本の道が見え始めました。

 

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一人ひとりがかけがえのない存在「フラクタルプロジェクト」も展示

 

今回の目玉として、日本刺繍の魅力をお伝えするため、国も言語も人種も異なる世界各地の繍道メンバーが約700もの花丸をつくり、それを組み合わせて一つの作品を作り上げる「フラクタルプロジェクト」に挑んでいます。

 

始まりも、終わりもない「円」の中にアレンジされた花丸は、すべて異なるピースで、一針一針に祈りを込めて制作します。これはかつて体験したことのない大きなプロジェクトで完成すれば、全体の大きさが、高さ5m、幅4.1mにもなります。
 
各亀甲の花丸は、世界各国からの花模様・道具模様・天象地象模様・幾何模様等を合わせた約 700個を予定しています。集まった亀甲は、同じ形の正六角。私達一人ひとりが集まって家族になり、地域になり、国になり、世界になるように、世界中から集められた花丸で大きな作品をつくります。
 
この作品は私達一人ひとりとこの地球とが、あたかもフラクタルであるように、一つの亀甲が欠けても全体の模様が成り立たないように、私達人間もかけがえのない一人ひとりであることを表現しています。世界展には、この一部を展示します。

 

 

最後までお読みいただきありがとうございました。

ぜひともこの活動へご協力をよろしくお願いいたします。

そして、繍道世界展で皆様をお待ちしています!

 
 
 
 

 

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日本刺繍にもっと親しみコース

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■感謝を込めてお礼のメッセージ
■感謝と共に活動報告(PDF)
■大判ポストカードセット(刺繍写真のポストカード。新作(薬玉)と非売品(鳳凰図)の2枚をセット)
□作品集「日本の刺繍 繍シリーズⅤ」

申込数
53
在庫数
制限なし
発送完了予定月
2020年6月

30,000


はじめてでも安心。日本刺繍体験コース

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■感謝を込めてお礼のメッセージ
■感謝と共に活動報告(PDF)
■大判ポストカードセット(刺繍写真のポストカード。新作(薬玉)と非売品(鳳凰図)の2枚をセット)
□はじめての日本刺繍キット(4種類から1つをお選びください)
※2/14に投稿した新着情報に、サイズの大きな写真を載せております。詳しくは、そちらをご確認くださいませ。
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申込数
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在庫数
制限なし
発送完了予定月
2020年6月

10,000


日本刺繍にもっと親しみコース

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□作品集「日本の刺繍 繍シリーズⅤ」

申込数
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2020年6月

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9
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発送完了予定月
2020年6月
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