プロジェクト概要

  

【English description is here】This is for a boy who suffers a burn and I need your help to support him and his family.

 

― はじめに ―

 はじめまして、宮本直輝と申します。2019年4月よりガーナ共和国へ移住し、地方の職業訓練校でICTの授業・技術支援を行っています。生活にも慣れてきた頃、一番近くで身の回りの手伝いをしてくれていた生徒に事故が起きました。そこから見えてきたガーナの社会課題、なんとか彼を支援したいという思いからこのクラウドファンディングに至りました。

 

シャマ職業技術訓練センターの教員および生徒、

彼の友人を代表してお願い申し上げます。

賛同頂けましたらご支援の程

よろしくお願い致します。

 

目次 

 1.自己紹介

 2.プロジェクトの背景・きっかけ

 3.プロジェクト内容

 4.お礼について

  ― おわりに ―  

 

1.自己紹介

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 宮本直輝です。2019年4月より西アフリカのガーナ共和国に移住し、地方の職業訓練校で情報通信技術(以下ICT)の授業や先生たちのスキルアップ、コンピュータルームの環境整備等の支援をしています。技術としてICTを教えることはもちろん、学んだICTを暮らしや将来にどう役立てるかを考えるお手伝いができればと思い活動しています。

※経歴は割愛します。プロフィールをご覧ください。

 

ガーナについて

 西アフリカ赤道直下に位置するガーナ共和国。チョコレートをイメージされる方も多いのではないでしょうか。ガーナは世界第2位のカカオ豆生産国で日本に輸入されているカカオの約70%はガーナ産です(※1)。また、日本とガーナを繋ぐ偉人として有名なのは野口英世です。彼はガーナ(当時は英領ゴールドコースト)で黄熱病を研究しこの地で生涯を終えました。日本のODAで設立された野口記念医学研究所は西アフリカを代表する研究所のひとつとなっています。

参考記事:ガーナの野口記念医学研究所に「先端感染症研究センター」が完成2019年4月JICA)

1:日本チョコレート・カカオ協会「世界国別カカオ生産量推移」

   http://www.chocolate-cocoa.com/statistics/cacao/product_w.html

   日本チョコレート・カカオ協会「日本の主要カカオ豆国別輸入量推移」より算出

   http://www.chocolate-cocoa.com/statistics/cacao/import_j2.html

 

 

活動先について

 

 首都アクラから西に200km、ウェスタン州シャマという海沿いの町が私の活動地域です。浜辺には漁船が並び地引網漁が盛んに行われています。町の中心から徒歩20分程の場所に私の所属するシャマ職業技術訓練センター(Shama ICCES)があります。ここでは中学を卒業した16~25歳の生徒60名程が建築、土木、電気、調理、服飾、理容の6コースに分かれ技術習得に励んでいます。ガーナの教育機関では2007年からICTが必修科目になっており、私はその支援に携わっています。  

  

     

2.プロジェクトの背景・きっかけ

 

ジュニアについて

 

 Ebenezer Fosu Junior(以下ジュニア)は電気科の3年生です。彼の実家はここから遠く、彼は学校の隣の寮に住んでいます。誠実で下級生からも慕われ、近所の子どもたちの面倒もよく見る青年です。私が引っ越してきた当初から入居準備や町の案内、生活用品の買い出しなど親身になって手伝ってくれました。職業訓練校卒業後は進学し、さらに専門的な技術を習得したいと言っています。

 

事故について

 

 

 

 

 

 

 

 

 6月中旬、ジュニアは近所の家でその家の子どもたちの昼食を不在の両親に代わり作ろうとしていました。ガーナでは写真のようなガスシリンダーを使って調理をします。この家のキッチンは2畳ほどの閉め切られた部屋で、このときガスシリンダーの元栓が開きっぱなしになっていました。マッチに火をつけた瞬間にガス爆発が起き、ジュニアは全身に火傷を負いました。事故直後、近所に住んでいる私を頼って彼は私の家にきました。すぐに彼と町の病院に行きましたが、まもなく大きな病院へ移送され約1か月入院し治療が行われました。

 

現状(火傷)

 事故から日が経つにつれ火傷跡は全身に広がり、入院中見舞いに行った際はベッドから動けず首から下は包帯で覆われた状態でした。事故から1か月後ようやく歩けるようになり退院しましたが、引き続き治療が必要な状態です。

 

現状(経済面)

 ガーナにも国民健康保険制度(NHIS)がありますが加入率は人口の38%(※2)、低所得世帯の大多数が保険に加入できず恩恵を受けられていない状況です。ジュニアも加入していません。治療と入院でこれまでに8,000セディ(約16万円)の費用がかかっています。そして治療を終えるためにさらに2,000セディ(約4万円)が必要です。この約20万円という数字は、ガーナでは国民1人あたりが1年間に得る総所得(国民総所得、以下GNI)に相当します(※3)。 

2:NHIS(2013)「ANNUAL REPORT」2.1.1 Membership Management

        http://nhis.gov.gh/files/2013%20Annual%20Report-Final%20ver%2029.09.14.pdf

3:The World Bank(2013)「Ghana GNI per capita, Atlas method (2017)」よりUS$1,900   

    https://data.worldbank.org/indicator/NY.GNP.PCAP.CD?locations=GH

    讀賣新聞(2019年7月23日)よりUS$1=108円10~11銭(2019年7月31日アクセス)

    https://www.yomiuri.co.jp/economy/20190723-OYT1T50202/

 

参考までに、下の表は独自調査に基づくガーナの職業別給与水準の一例です。

 

 ジュニアの家族は両親2人、子ども8人(うち成人4人)の10人家族で、両親は農業とサンダル作りで生計を立てています。家族全体の年収は両親も把握できていませんが、生活費や教育費を差し引いて自由に使えるお金は年間2万円程だそうです。

 今回の治療費を準備できなかった両親はかたっぱしから知人に頼み込み、10人からの立て替えでなんとかジュニアの治療を繋いできました。今は薬が手元にありますが、次の治療は4万円が準備でき次第のスタートとなります。しかし、2019年8月末までに現在立て替えてもらっている16万円の資金の見込みが立たないと裁判となり、両親は刑務を受ける可能性があります。そうなればジュニアの治療と8人兄弟の生活は断たれます。私たちの学校としても1万円の寄付が精いっぱいでした。

 

 

3.プロジェクト内容

 

ジュニアと家族に火傷治療と安心を届けたい

 

 1つの事故が家庭をここまで危機的な状況に陥れることに私はショックを受けました。と同時に、日本のような社会保障が整った環境のありがたさをはじめて理解しました。ジュニアに限らず殆どの人がこのような状況と隣り合わせに生きている、これが発展途上ということなんだと思います。ジュニアが治療を終えるためにあと2,000セディ(4万円)が必要です。1人あたりのGNI基準で捉えると、ガーナ人にとって2,000セディは日本人にとって80万円程の感覚ではないでしょうか。家族はこの治療費を調達しながら、8月末までに8,000セディ(16万円)の見込みを立てなければならない状況です。両親が刑務を受けジュニアは治療を受けられないという可能性が顕在化してきている状況で、ジュニアが治療を安心して受けられるよう支援したいです。

 

 

クラウドファンディングを通じてICTの可能性を届けたい

 

 ジュニアが治療を終え両親が刑務を受けなくて済むよう私が工面することも解決方法の1つです。この状況になると最終手段としてそれも視野に入れてしまいます。しかし、それをすると私は「これだけの大金を簡単に出せる金持ち外国人」という扱いになり、この先彼らと分かり合うことができなくなってしまう気がしています。

 これまで同僚、生徒と一緒になってこの問題を悩み考えてきました。その末に「学校として彼とその家族を助けたい」という思いを実現するためのICTとしてこのクラウドファンディングにたどり着きました。自分たちの声がクラウドファンディングというICTを通じて遠く離れた海外の人のもとへ届き、たくさんの人からの声援が返ってくる。このときのジュニアと家族、生徒、先生の感動は計り知れません。一生の記憶に残るのではないでしょうか。

 世界をもっと身近に感じる、自分たちの思いに応えてくれる人がそこにいる。おこがましくありますが、この経験を通して生徒たちがそれを感じ、これまで以上にICTに触れるきっかけになってくれれば、ジュニアの治療だけでない価値がこのクラウドファンディングから生まれると思います。

 

 

 

 

 

ジュニアと家族に治療と安心を提供し、

この町にICTの可能性を届けるため、

お力添えを頂きますようお願い申し上げます。

 

 

スケジュール

募集期間を20日間としていますが、8月中の達成を目指します。

終了後ただちに送金手続きに入ります。

9月中に治療費が準備できれば10月末までには治療が完了する予定です。

 

プロジェクト費用

 

計 280,000円

 

 目標金額を上回った場合1万円までをジュニアの次学期以降の学費に、それ以上のご支援金につきましては

 学校内で協議の上、医療・教育分野での環境向上を目的とした用途に活用させていただきます。

 

プロジェクト完了条件

以下の2つを実行したことをもってプロジェクトを終了とする。 

①2019/06/08から2019/08/30までの間に、Ebenezer Fosu Junior(ジュニア)が全身火傷の治療を受けた費用に充てる。 

②2019/08/31から2019/10/31まで、Ebenezer Fosu Junior(ジュニア)が、引き続き全身火傷の治療を受ける。

 

4.お礼について

 

 ご支援いただいたすべての皆様にお礼のメールとジュニア本人のビデオメッセージをお送りします。寄付型のプロジェクトもありますが、感謝の気持ちをガーナらしく届けたいという思いから購入型を選択しました。ガーナには色鮮やかなアフリカ布があり本校には服飾のプロとその生徒がいます。服飾の生徒がこの布を使って小物を製作し、その他の先生、生徒も一緒に梱包、発送します。詳細はリターン欄よりご覧ください。

 ※写真はサンプルです

 

 尚、ジュニアの家族からもサンダルを作って届けるという素敵な提案を頂きましたが、これからの生活を支える大事な商品であることからお断りさせていただきました。

 

 

― おわりに ―  

学校長 Paul Quaysie から皆様へ

 

 

 

 

 

 

 

 Junior is an electrical trainee of Shama ICCES. He is a good and serious student who is ready learn more about Electrical. Unfortunately, he had serious gas burn which had affected his whole body. For this reason, he needs support seriously to sustain his life. I believe your support Will go a long way to save him to continue training at Shama ICCES.Thanks.

 

電気コース教員 Sammuel Edu から皆様へ

 Ebenezer Fosu is popularly known as junior is very intellectual student in class and helpful student. On 8th June 2019, Junior was cooking and very unfortunately gas cylinder got exposed and Junior got burns and we took him to hospital. And according to the Doctors this burns involved a lot of money for him to survival and his parent are farmers they can’t afford to pay Junior hospital bills. So we are appealing to the crowd funding to come to our aid. We need an amount of Ten Thousand Ghana Cedi (GHcedi10,000) to enable us pay our deer student hospital bill. I hope our humble request would much considered. Thank you.

 

電気コース訓練生 Napoleon Brown から皆様へ

 Our friend Junior needs more help because he is good in class. The reason why we written this message is that our friend Junior is going to cook for they are younger sisters in house kitchen and he on the cylinder two times the cylinder didn’t function because the cylinder is automatic but he don’t know and he use matches and cylinder burn to him all the body destroyed so we need more help to help our brother Junior. He and his family are collecting 10,000 cedi before they will treat our brother and friend Junior.Thank for receiving our message.

 

私から皆様へ

 西アフリカ地域(ECOWAS)2番目の経済規模(※4)、世界でも「中」所得国という位置づけにあるガーナで身近に起きたこの事故です。世界にはジュニア以上に過酷な状況で支援を必要としている人たちが沢山いるということを思い知らされます。ジュニアは私にとって大切な生徒であり友人です。皆様の力をお貸し頂けないでしょうか。

 クラウドファンディングは起業やものづくり、社会課題の解決など様々な形の「やりたい」を実現するICTです。このクラウドファンディングが生徒たちにそれを実感させ、自分たちのこれからのためにICTを学ぶきっかけになる、そうなるようフォローしていきます。

 ICTを通じて世界はこれからもっと近くなっていきます。今はまだこの町だけを見て暮らしている生徒が、5年後10年後には世界中の皆さんとインターネットを通じて当たり前に仕事やおしゃべりをしている、きっとそんな世の中になっていきます。彼らにはそんな将来を見据えてICTにどんどん触れてほしいと思っています。むしろ、今この瞬間もインターネットを通じ信頼を繋ぐことで自分の「やりたい」が実現できる世の中であること、世界は目の前に広がっているんだという思いを皆様のご支援とともに伝えたいです。

4:The World Bank(2018)「GDP(Current US$)Sub-Saharan Africa」よりECOWAS加盟国を抽出 

  https://data.worldbank.org/indicator/NY.GDP.MKTP.CD?locations=ZG&most_recent_value_desc=true

       

 

 

最後までお読み頂きありがとうございました。

2019年8月15日     宮本直輝 

 


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