「VR菊月」制作プロジェクト終了報告
【結果報告】
11月1日、駆逐艦菊月会慰霊祭のあとに続けてVR菊月お披露目会を行いました。お試し頂きました皆さまからは「この小さな船に乗って戦争をしに行ったのか」と、当時の乗員の方と近い目線で、在りし日の菊月を強く感じて頂けました。VR菊月は、「戦争を風化させない」事を目標に始まり、多くの方のご賛助を賜り、完成を目指して邁進しております。この度も、各方面のご尽力を賜り、おかげさまで無事終えることができました。心より感謝申し上げます。
今後の見通しとしましては、12月中旬をめどに正式版のリリース、販売開始の予定です(当初Steamを予定しておりましたが、手続きの煩雑さから、いずれもboothにて、3Dモデルは無料配布、VR菊月は500円で頒布いたします)。
【写真と動画】
【収支報告】
皆さまからご支援頂いた資金は、READYFORのシステム利用手数料220,220円を除き、全額3D/VR菊月制作のために使用させて頂きました。
【最後に】
当会は、様々な角度から誰もが菊月を自由に触れられる機会を作り、菊月の船体が現存するうちに、再評価に繋げたいと考えています。
そのために当会は、この度のクラウドファンディングによる成果物、VR菊月と同3Dモデルを、可能な限り最も制限が緩く、自由度の高い手段で公開しました。
この行動が、大勢の役に立つことを願うばかりです。
特にVRについては、原始、祈りは石碑に刻むほかありませんでした。
このVRは、技術革新の目覚ましい情報科学分野による新時代の石碑として造られるものです。
主として若い世代がこのVRを通し、「技術立国」日本の原点を追体験し、全てを破壊する戦争の虚しさを改めて確認することを願います。